イヴォンヌの香り



ルコントの描く、レマン湖畔で繰り広げられるひと夏のラブストリー。エロティシズムあふれる作品と言った感じ。 イヴォンヌという女性は、気ままな田舎娘、その日暮らししかできない女、めをはなせない女、、などと呼ばれている。

そして、男達の夢の中の存在のように、とらえがたく、移ろいゆく姿だけがただ現象としてそこにある女性だった。


ただそれだけのシンプルな物語なのに、最後にひとりの男が、目の前で自殺をして映画は終わる。 いきなり突き放されて、なにか約束が違ったような感じで戸惑いながらも、そのシーンのせいで、非常に静かで透明なせつなさが、後味としてのこる映画だった。

99.08.13/k.m

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最終更新:2008年04月11日 08:02