ニッケル水素蓄電池のメモリー効果とその対策


 現在、デジカメや携帯音楽プレイヤー等の電子機器の電源はリチウムイオン蓄電池が主流となりつつあるが、単3、単4形の電池を使用するものも依然として多い。
 リチウムイオン蓄電池は純正品以外使用できず、また高価であるのに対し、単3、単4形乾電池はどこでも入手可能というメリットがある。
 また、ニッケル水素蓄電池を使用することで、より経済的に機器を使用することができる。
 しかし、従来のニッケル水素蓄電池にはメモリー効果という致命的な欠点があった。
 これは電池に電荷の残量がある状態での充電、つまり継ぎ足し充電を行うと、電池の見かけ上の容量が減ってしまうというものである。
 このため、継ぎ足し充電による悪影響がほとんど無いリチウムイオン蓄電池に比べ、ニッケル水素蓄電池は使いにくいというイメージがあった。
 この問題を解決した新しいタイプの単3形蓄電池として三洋電機のエネループというのがあるが、従来のニッケル水素蓄電池に比べて価格が高く、また単3形ニッケル水素蓄電池の最高容量が2700mAh(2008年春現在)であるのに対し、エネループは2000mAhとやや容量も小さい。
 そこで、ここでは敢えて価格が安く容量も大きいニッケル水素蓄電池をいかに活用するかを探っていく。

(省略されました。続きはコミックマーケット75にて!)

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最終更新:2008年08月20日 13:26
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