「もう影が薄いなんて言わせな……あれ?」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら
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エースとダイアンの熾烈な戦闘の後、期を見計らって彼らの遺物を回収しそれぞれに分配した後、フリクリ署長、ピザの一号、地味子は西へと向かってしばらくの間歩き続けていた。そして時刻が昼直前になろうとしていた時である。
「さて、ここらで我々チームジミーズによる第一回定例会議を始めたいと思うのですが、よろしいですか?」
B-8、鬱蒼と茂る森の中にあったひときわ大きな切り株に腰掛けたフリクリ署長が、地面にちょこんと座る地味子とGL本を読み漁っているピザの一号に向かって話しかけている。彼らは(というか女の子の地味子が)疲れてきていたので休憩をとっていた。
「はいっ、質問です」
「何ですかジミナさん」
「地味子だよっ! 何で形容詞になるの! つかグルグルネタ!? というかそれ以前にもう何度も訂正したよね!? そしてそれ以前にツッコミキャラってどっかの蟹の人とかぶってるしーーっ!!! また影が薄くなるーーーっ!!!」
頭を抱えて絶叫する地味子。フリクリ署長は「すみませェん」と悪びれた様子もなく一応謝り、ピザの一号はキスシーンに入ったGL本に夢中だ。
「……それで質問なんですけど、チームジミーズって何すか」
「いやぁいいところに気がつきましたジミナさん。
いやね、我々って他の方々に比べて姿かたちに関する描写が少ないではないですか。
ついでに能力も他のチート連中に比べたらあまり強くないですしね。
最も速さに関してはこの私の右に出るものはいませんがね。
それに時間軸でも我々が一番遅いというじゃあありませんか。
それは常日頃早飯、早グソ、早風呂を実践している大和民族のサラブレッドたる私にとっては実に遺憾なことでありまして、
少しでも時間軸を進め、常に最前線に立ちたいという思いと共に、
しかしこの面子で戦いに挑むにはあまりに力不足だと判断するに至り、
なら対主催らしくこれからの動向を決めようと思ったのですが、
対主催かつ集団でありながらチーム名を決めないのはどうかと思いましてねェ。
そこで恥ずかしながら私が命名させていただいたという次第なのですが、どうですか?」
「地味子だよっ。というか対主催の自覚あったんだね……」
影が薄いというにはあまりに濃すぎるフリクリ署長のキャラにげんなりしながらも、地味子は感心する。一方ピザの一号は「お姉様……ハァハァ」と妄想の世界に入り浸っていた。
「で、動向を決めるってどうするの? 首輪を外す方法でも考えるの?」
「ありきたりですねェジミナさん。そんなのだから全選手入場でも影が薄いなんて言われるんですよ」
「ほっといてよっ! そして地味子! ああもう、自分の名前連呼してて嫌になってきたよ……」
ピザの一号は「レナスあたりにでも変身できれば……」と何故か地味子の方を見ながら呟いていた。ゾクッとした怖気を感じながらも地味子は話を続ける。
「……で、どうするの?」
「その前に我々の姿ですが……どうもおかしくありませんか?
普通に考えて、漫画やアニメのキャラの姿になったりましてやその能力を使えたりする……ここに来る前にそんなことが出来ましたか?」
言われてみて、地味子も自分の姿の異常性に気付く。確かに、ここに来る前までは星野結美の姿ではなかった……気がする。でも思い出せない。
ここに来るまで、自分がどんなことをしていて、どんな生活をしていたのか。記憶にあるのは自分が葉鍵ロワイアル3の書き手だということだけだ。
「実は私も記憶があやふやでしてねェ。
先程の戦いもクーガーっぽい台詞だったからラディカル・グッドスピードが使えるのでは、
と思って適当に言ってみたら……本当に使えた訳です。まぁその場のノリもありましたがね」
結構危なかったんですよ? と全然そうは見えなさそうな態度で喋るフリクリ署長。ピザの一号は「いやいや同人という手もあるな……」と何やら思案に耽っている。このピザの一号もブラムスの姿をしていたが今の姿はどこにでもいる普通の青年。それに変身能力は支給品の産物に過ぎない。彼が一番この場では『まとも』だった。
「そして私達が今いるこの場所。同じような風景が延々と続き、同じような木々が続くだけ。気付いていましたか?
私が座っているこの切り株、全く同じものがここに来るまでに5~6個はありましたよ」
「……まるで、RPGの世界だね。SFC時代くらいの」
「そう。この世界は『おかしい』。ですが誰もそんなことは気に留めない。
いやむしろ私達がなっているキャラになりきって楽しんでいるようにすら思えます。
私が、そしてジミナさんもこのおかしさに気付けたのはひとえに私達の姿に関する描写が少なかったから。
まだ、『元々の』意識が残っているからだと言えるでしょう」
「……???」
突っ込むことも忘れるくらいにフリクリ署長の言葉は難解だった。「まあかいつまんで言いますと」と察した署長が言葉を続ける。
「我々はここに来る以前の我々に最も近い存在だということです。故にこの世界のおかしさに気付けた」
「ちょ、ちょっと待ってよ」
地味子は混乱する頭を必死に冷却させてフリクリ署長の言葉を整理する。考察話はあまり得意ではないのだ。
「じゃあ、ボクたちって、ニセモノ? クローンなの?」
「その可能性もあります、が確率としては低いと言えます。
単にクローンというだけでは記憶までは継承されませんからね。
私達が書いた話、読んだ話に関しては全て覚えているでしょう?」
こくり、と地味子は頷く。でなければD-5の作者やB-4の作者のことなんて覚えてる訳がない。そしてピザの一号は意を決してもう一冊のBL本に挑もうとしていた。
「少なくとも、私達は『ニセモノ』ではないでしょう。むしろニセモノなのはこの体でしょうね。記憶だけ入れられた空蝉、とでも言いましょうか」
「……??????」
また地味子の頭がこんがらがってきた。ニセモノであってニセモノではない? 訳わかめ。讃岐うどん食いたい。冷奴おかずにして。
「私には」
フリクリ署長の一言が、地味子を現実に引き戻した。
「どうもこの殺し合いを企んだ理由が私達書き手に何かをさせるために仕掛けたとしか思えないのですよ。
殺し合いは手段であって目的ではない。アニ2ndみたいにね」
「まあ、それに限らず大抵のパロロワではそうだけど……もしかして、他の人がチート能力を覚醒しまくってることと何か関係が?」
「それも主催の目的の一環でしょう。それでどうしようとしているのかは分かりかねますがね。
まあ書き手にしかできないことをさせようとしているのは、確かです」
二人が真剣に話し合ってる中、ピザの一号は「ショタもいけるな……レオンディモールトいいっ!」と新たな境地に目覚めていた。
「とにかく、能力を覚醒させるにしても気をつけておいたほうがいいでしょう。
私達がいるこの状況に対して、常に疑いを持つことを忘れてはいけませんよ?
キャラに、飲み込まれないことです」
ごくっ、と地味子は息を呑む。クーガーっぽい口調ながらも自分の意思はまだ失ってはいないようだった。
(そうだ……ボクはロワの書き手。ただの人間で、パソコンの前でキーボードを叩いてるような人なんだ。当たり前のことだけど……でも、状態表で自ロワに対してあんな強い思いを持っていなかったら、ボクだってやばかったかも)
キャラになりきって恋愛フラグを立てたり死亡フラグを立てて、それでも喜んでいる自分を想像して、地味子は恐怖すら覚えた。ピザの一号はどうなのだろう。さっきブラムスになっていたが、もう取り込まれかけてたりしないだろうか。ちらりと顔を覗き込んでみる。
「ふぅ……いいネタが収穫できたな。食わず嫌いっていけないな。家に帰れたら早く続きを書かないと……ってどうした地味子さん?」
「あの……どこかおかしいところとかない? なんか、暴れたいとか、フラグ立てたいみたいな」
「何だよいきなり。ゲームのキャラじゃあるまいし……そんな都合のいいことあるわけないだろ……だって……ピザだし……」
フラグという単語に反応して右肩下がりにテンションを落としていくピザの一号。どうやらまだ彼も大丈夫みたいだが傷つけてしまったようだ。
「あ、あのねピザさん、そんなつもりで言ったんじゃ――」
地味子が慌てて励まそうと肩をぽんぽんと叩きかけた時だった。
「アロー、アロー。みなさんお元気ですか――」
二回目の、放送が始まった。
【正午】【B‐8 森】
『チームジミーズ』
【ピザの1号(◆wKs3a28q6Q)@AAAロワ】
【状態】強い決意
【装備】夜天の書(BL本)
【所持品】BL本一冊、GL(全年齢)一冊、AK-74(残り60発)
【思考・行動】
1:脱出してロワを面白く完結させる!
2:そのために仲間たちと対主催!
3:俺はノンケです。…本当だってば!でもショタとGL最高ー!
4:地味子さん、ちょっとGLの相手にいいかも…帰ったら同人にできないかなぁ
※BL力を手に入れました。観月マナのNYBLP(なんだかよくわからんボーイズラブパワー。なんだかよくわからん力でバリアを張ったりいい男の世界に引きずりこめます)
と芳賀玲子のコスプレ(変身能力。所属しているロワに出てきた参加者になれる。ただしネタのあるキャラに限る。能力は本物同然)
※変身は解除されました
【地味子@葉鍵3】
【装備:ナイフ】
【所持品:マジシャンズレッドのスタンドディスク、朝倉涼子のアーミーナイフ、支給品一式(エース)】
【状態:健康】強い決意
【思考・行動】
1:脱出して自ルートを地味でも面白く完結させる!
2:頑張って目立ちたい!
3:この世界…おかしい。警戒しよう
※CLANNADの制服を着用
※葉鍵の迎撃(リーフシールド)
周囲の木の葉を風で巻き起こし、強力なシールドを張り巡らせる。使用回数は体力に依存。今のところ後二回が限度。攻撃力は皆無
※その他の設定は後続に任せます
【フリクリ署長@アニロワ1st】
【装備:不明】
【所持品:支給品一式、サングラス(クーガー仕様)、ジャッカル、核金(ピーキーガリバー)】
【状態:割としんどい】
【思考・行動】
1:地味子とピザの1号を守る
2:騎士道精神に準じて行動(要するにか弱い女性を助ける)
3:このおかしな世界、主催は何をさせようとしているのでしょうね?フフフ、私が考察組として最速で世界の謎を解いてみせる!
ラディカル・グッドスピードが使えます。ほぼ原作と同じレベルです
※容姿はサングラスをかけていること以外お任せ
※声もお任せ
|200:[[BIRTHDAY]]|投下順に読む|202:[[誤解フラグ? ばっきばきにしてやんよ]]|
|200:[[BIRTHDAY]]|時系列順に読む|202:[[誤解フラグ? ばっきばきにしてやんよ]]|
|191:[[Sa・Ga/Drastic our soul]]|ピザの1号(◆wKs3a28q6Q)|218:[[Blitzkrieg――電撃戦 (前編)]]|
|191:[[Sa・Ga/Drastic our soul]]|地味子|218:[[Blitzkrieg――電撃戦 (前編)]]|
|191:[[Sa・Ga/Drastic our soul]]|フリクリ署長|218:[[Blitzkrieg――電撃戦 (前編)]]|
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エースとダイアンの熾烈な戦闘の後、期を見計らって彼らの遺物を回収しそれぞれに分配した後、フリクリ署長、ピザの一号、地味子は西へと向かってしばらくの間歩き続けていた。そして時刻が昼直前になろうとしていた時である。
「さて、ここらで我々チームジミーズによる第一回定例会議を始めたいと思うのですが、よろしいですか?」
B-8、鬱蒼と茂る森の中にあったひときわ大きな切り株に腰掛けたフリクリ署長が、地面にちょこんと座る地味子とGL本を読み漁っているピザの一号に向かって話しかけている。彼らは(というか女の子の地味子が)疲れてきていたので休憩をとっていた。
「はいっ、質問です」
「何ですかジミナさん」
「地味子だよっ! 何で形容詞になるの! つかグルグルネタ!? というかそれ以前にもう何度も訂正したよね!? そしてそれ以前にツッコミキャラってどっかの蟹の人とかぶってるしーーっ!!! また影が薄くなるーーーっ!!!」
頭を抱えて絶叫する地味子。フリクリ署長は「すみませェん」と悪びれた様子もなく一応謝り、ピザの一号はキスシーンに入ったGL本に夢中だ。
「……それで質問なんですけど、チームジミーズって何すか」
「いやぁいいところに気がつきましたジミナさん。
いやね、我々って他の方々に比べて姿かたちに関する描写が少ないではないですか。
ついでに能力も他のチート連中に比べたらあまり強くないですしね。
最も速さに関してはこの私の右に出るものはいませんがね。
それに時間軸でも我々が一番遅いというじゃあありませんか。
それは常日頃早飯、早グソ、早風呂を実践している大和民族のサラブレッドたる私にとっては実に遺憾なことでありまして、
少しでも時間軸を進め、常に最前線に立ちたいという思いと共に、
しかしこの面子で戦いに挑むにはあまりに力不足だと判断するに至り、
なら対主催らしくこれからの動向を決めようと思ったのですが、
対主催かつ集団でありながらチーム名を決めないのはどうかと思いましてねェ。
そこで恥ずかしながら私が命名させていただいたという次第なのですが、どうですか?」
「地味子だよっ。というか対主催の自覚あったんだね……」
影が薄いというにはあまりに濃すぎるフリクリ署長のキャラにげんなりしながらも、地味子は感心する。一方ピザの一号は「お姉様……ハァハァ」と妄想の世界に入り浸っていた。
「で、動向を決めるってどうするの? 首輪を外す方法でも考えるの?」
「ありきたりですねェジミナさん。そんなのだから全選手入場でも影が薄いなんて言われるんですよ」
「ほっといてよっ! そして地味子! ああもう、自分の名前連呼してて嫌になってきたよ……」
ピザの一号は「レナスあたりにでも変身できれば……」と何故か地味子の方を見ながら呟いていた。ゾクッとした怖気を感じながらも地味子は話を続ける。
「……で、どうするの?」
「その前に我々の姿ですが……どうもおかしくありませんか?
普通に考えて、漫画やアニメのキャラの姿になったりましてやその能力を使えたりする……ここに来る前にそんなことが出来ましたか?」
言われてみて、地味子も自分の姿の異常性に気付く。確かに、ここに来る前までは星野結美の姿ではなかった……気がする。でも思い出せない。
ここに来るまで、自分がどんなことをしていて、どんな生活をしていたのか。記憶にあるのは自分が葉鍵ロワイアル3の書き手だということだけだ。
「実は私も記憶があやふやでしてねェ。
先程の戦いもクーガーっぽい台詞だったからラディカル・グッドスピードが使えるのでは、
と思って適当に言ってみたら……本当に使えた訳です。まぁその場のノリもありましたがね」
結構危なかったんですよ? と全然そうは見えなさそうな態度で喋るフリクリ署長。ピザの一号は「いやいや同人という手もあるな……」と何やら思案に耽っている。このピザの一号もブラムスの姿をしていたが今の姿はどこにでもいる普通の青年。それに変身能力は支給品の産物に過ぎない。彼が一番この場では『まとも』だった。
「そして私達が今いるこの場所。同じような風景が延々と続き、同じような木々が続くだけ。気付いていましたか?
私が座っているこの切り株、全く同じものがここに来るまでに5~6個はありましたよ」
「……まるで、RPGの世界だね。SFC時代くらいの」
「そう。この世界は『おかしい』。ですが誰もそんなことは気に留めない。
いやむしろ私達がなっているキャラになりきって楽しんでいるようにすら思えます。
私が、そしてジミナさんもこのおかしさに気付けたのはひとえに私達の姿に関する描写が少なかったから。
まだ、『元々の』意識が残っているからだと言えるでしょう」
「……???」
突っ込むことも忘れるくらいにフリクリ署長の言葉は難解だった。「まあかいつまんで言いますと」と察した署長が言葉を続ける。
「我々はここに来る以前の我々に最も近い存在だということです。故にこの世界のおかしさに気付けた」
「ちょ、ちょっと待ってよ」
地味子は混乱する頭を必死に冷却させてフリクリ署長の言葉を整理する。考察話はあまり得意ではないのだ。
「じゃあ、ボクたちって、ニセモノ? クローンなの?」
「その可能性もあります、が確率としては低いと言えます。
単にクローンというだけでは記憶までは継承されませんからね。
私達が書いた話、読んだ話に関しては全て覚えているでしょう?」
こくり、と地味子は頷く。でなければD-5の作者やB-4の作者のことなんて覚えてる訳がない。そしてピザの一号は意を決してもう一冊のBL本に挑もうとしていた。
「少なくとも、私達は『ニセモノ』ではないでしょう。むしろニセモノなのはこの体でしょうね。記憶だけ入れられた空蝉、とでも言いましょうか」
「……??????」
また地味子の頭がこんがらがってきた。ニセモノであってニセモノではない? 訳わかめ。讃岐うどん食いたい。冷奴おかずにして。
「私には」
フリクリ署長の一言が、地味子を現実に引き戻した。
「どうもこの殺し合いを企んだ理由が私達書き手に何かをさせるために仕掛けたとしか思えないのですよ。
殺し合いは手段であって目的ではない。アニ2ndみたいにね」
「まあ、それに限らず大抵のパロロワではそうだけど……もしかして、他の人がチート能力を覚醒しまくってることと何か関係が?」
「それも主催の目的の一環でしょう。それでどうしようとしているのかは分かりかねますがね。
まあ書き手にしかできないことをさせようとしているのは、確かです」
二人が真剣に話し合ってる中、ピザの一号は「ショタもいけるな……レオンディモールトいいっ!」と新たな境地に目覚めていた。
「とにかく、能力を覚醒させるにしても気をつけておいたほうがいいでしょう。
私達がいるこの状況に対して、常に疑いを持つことを忘れてはいけませんよ?
キャラに、飲み込まれないことです」
ごくっ、と地味子は息を呑む。クーガーっぽい口調ながらも自分の意思はまだ失ってはいないようだった。
(そうだ……ボクはロワの書き手。ただの人間で、パソコンの前でキーボードを叩いてるような人なんだ。当たり前のことだけど……でも、状態表で自ロワに対してあんな強い思いを持っていなかったら、ボクだってやばかったかも)
キャラになりきって恋愛フラグを立てたり死亡フラグを立てて、それでも喜んでいる自分を想像して、地味子は恐怖すら覚えた。ピザの一号はどうなのだろう。さっきブラムスになっていたが、もう取り込まれかけてたりしないだろうか。ちらりと顔を覗き込んでみる。
「ふぅ……いいネタが収穫できたな。食わず嫌いっていけないな。家に帰れたら早く続きを書かないと……ってどうした地味子さん?」
「あの……どこかおかしいところとかない? なんか、暴れたいとか、フラグ立てたいみたいな」
「何だよいきなり。ゲームのキャラじゃあるまいし……そんな都合のいいことあるわけないだろ……だって……ピザだし……」
フラグという単語に反応して右肩下がりにテンションを落としていくピザの一号。どうやらまだ彼も大丈夫みたいだが傷つけてしまったようだ。
「あ、あのねピザさん、そんなつもりで言ったんじゃ――」
地味子が慌てて励まそうと肩をぽんぽんと叩きかけた時だった。
「アロー、アロー。みなさんお元気ですか――」
二回目の、放送が始まった。
【正午】【B‐8 森】
『チームジミーズ』
【ピザの1号(◆wKs3a28q6Q)@AAAロワ】
【状態】強い決意
【装備】夜天の書(BL本)
【所持品】BL本一冊、GL(全年齢)一冊、AK-74(残り60発)
【思考・行動】
1:脱出してロワを面白く完結させる!
2:そのために仲間たちと対主催!
3:俺はノンケです。…本当だってば!でもショタとGL最高ー!
4:地味子さん、ちょっとGLの相手にいいかも…帰ったら同人にできないかなぁ
※BL力を手に入れました。観月マナのNYBLP(なんだかよくわからんボーイズラブパワー。なんだかよくわからん力でバリアを張ったりいい男の世界に引きずりこめます)
と芳賀玲子のコスプレ(変身能力。所属しているロワに出てきた参加者になれる。ただしネタのあるキャラに限る。能力は本物同然)
※変身は解除されました
【地味子@葉鍵3】
【装備:ナイフ】
【所持品:マジシャンズレッドのスタンドディスク、朝倉涼子のアーミーナイフ、支給品一式(エース)】
【状態:健康】強い決意
【思考・行動】
1:脱出して自ルートを地味でも面白く完結させる!
2:頑張って目立ちたい!
3:この世界…おかしい。警戒しよう
※CLANNADの制服を着用
※葉鍵の迎撃(リーフシールド)
周囲の木の葉を風で巻き起こし、強力なシールドを張り巡らせる。使用回数は体力に依存。今のところ後二回が限度。攻撃力は皆無
※その他の設定は後続に任せます
【フリクリ署長@アニロワ1st】
【装備:不明】
【所持品:支給品一式、サングラス(クーガー仕様)、ジャッカル、核金(ピーキーガリバー)】
【状態:割としんどい】
【思考・行動】
1:地味子とピザの1号を守る
2:騎士道精神に準じて行動(要するにか弱い女性を助ける)
3:このおかしな世界、主催は何をさせようとしているのでしょうね?フフフ、私が考察組として最速で世界の謎を解いてみせる!
ラディカル・グッドスピードが使えます。ほぼ原作と同じレベルです
※容姿はサングラスをかけていること以外お任せ
※声もお任せ
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