混ぜるな自然

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混ぜるな自然」(2008/04/06 (日) 13:34:35) の最新版変更点

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クールなロリスキー達が料理を作ろうと意気込むファミレスの中に、その二人は突然現れた。 人間ワープでも用いたように一瞬前まで何もなかった空間にいきなり出現したのだ。 全身をすっぽりと覆う真っ黒なマントを被っているせいで、表情はおろか体型すらさっぱり分からない。 しかし、その二人が発しているどうしようもない禍々しい雰囲気だけはロリスキー達にも痛いほど感じることができた。 「な、何なのよあんた達…」 「す、凄いいやな雰囲気がします」 「あ~かがみん達や。ちょっと下がってもらえるかな。 なんか不味い雰囲気」 忘却のウッカリデスを庇いながら、またぞろ他ロワの変○書き手かと意気込むロリスキーを地球破壊爆弾が押し止める。 口調こそ相変わらずの緊張感のないものだが、ロリスキーは自分達の前にかざされた手に予想以上に強い力が込められていることに気付いた。 「こなた…?」 「キミ達どこのロワの人かな?別にこっちから攻撃したりはしないけど私とかがみんの愛の道行きを邪魔するっていうなら…」 ロリスキー達を守るかのように二人に近づきながら質問をしていた地球破壊爆弾の頭がそこで弾けて消えた。 頭部を失ったこなたのボディがどさりと崩れ落ちる。 「ひ……」 息を漏らしたてばたんと気絶したのはは忘却のウッカリデスだ。 地球破壊爆弾から飛び散った肉片をまともに被ってしまったのだ、無理もないだろう。 ロリスキーも気絶こそしなかったものの、何が起きたのか理解できず呆然と突っ立っていることしかできない。 状況からみて目の前の二人が攻撃をしてきたのだろうということは想像できる。しかしその方法が分からない。 ロリスキーの目には地球破壊爆弾の頭が勝手に爆発したようにしか見えなかった。 「こ、こなた…!」 ウッカリデスも心配だが、とにかくより重傷と思われる地球破壊爆弾に駆け寄ろうとする。 アーカードを基にしているので生きてはいるだろうが、さすがに全く苦しくないということはないはずだ。 しかし、頭部を失ったままの地球破壊爆弾が振り上げた腕が、再びロリスキーの体を静止させた。 「くるんじゃあない、かがみんよ」 頭部の中身をぶちまけて転がる地球破壊爆弾の体が深みのある低い声でそう言った。 首なしのこなたの体からアーカードの声を発しながら、地球破壊爆弾がゆっくりと立ち上がる。 完全に起き上がった頃には失った頭部はすっかり再生し、ついでにその姿もアーカードのものになっていた。 不死の王の、狂気と愉悦に満ちた歪んだ瞳が眼前の敵を見据える。 「手荒なあいさつじゃあないか、ヒューマン?今のはどういう手品だ? 私の頭を撃ち抜いたのは確かに私が使うジャッカルの銃弾だった」 「お久しぶりですね…」 「ん…?」 マント姿の片方が静かに発した声に地球破壊爆弾が訝しげに言葉を止めた。 口ぶりからすると旧知の間柄のように聞こえる。 「あんた…こいつらと知り合いなの?」 「いや~全然覚えがないよかがみ~。私ももう年かな?」 「声だけこなたにするんじゃない!気持ち悪いっての!」 申し訳なさそうに頭をかくアーカード姿の地球破壊爆弾にロリスキーは怒鳴った。 親しげにあいさつをしてくる相手に対し、地球破壊爆弾には覚えがないらしい。 状況を読めずにいると、言葉を発した方のマントがくっくっと愉快そうに笑い声を上げた。 「このような姿では分からないのも無理はないですね…。 私ですよ地球破壊爆弾…いえ、昔のように地図氏とお呼びしましょうか」 「おお!あなたは!」 ばさっとマントを脱ぎ捨て露になった男の姿を見て、地球破壊爆弾が目を見開いて驚きの声をあげた。 しかし、ロリスキーにはそれが誰なのか分からない。 ロリスキーに分かるのは目の前の男が仮にとっている姿の名称のみである。 「阿倍さん…?」 男は言わずと知れたイイ男の代名詞、阿倍さんの姿をしていた。 パロロワに携わるもので知らぬものはいないであろうその姿から、男もまたどこかのロワの書き手であることは間違いないだろう。 しかし、単に他ロワの書き手に会ったというだけでは地球破壊爆弾の喜びようは説明できない。 「こなた、あんたやっぱりその人と知り合いだったの?」 「お~う、ごめんねかがみ。知ってるも何もこの人は…」 こなたの姿に戻った地球破壊爆弾は阿倍さんの回りをぴょんぴょんと飛びはねたかと思うと、讃えるようにびしっと両手を広げ高らかに紹介の声をあげた。 「qwg氏!今はニコロワで大活躍中の元アニ1st書き手だよ!」 「どうも、始めまして。qwgと言います。このような姿ですが、よろしくお願いします」 「は、はぁ。どうも」 「いゃん!阿倍さんイイ男!今夜私と…やらないか?」 後半だけわざわざアーカードの姿になって言う地球破壊爆弾は無視してロリスキーは曖昧にあいさつを返す。 地球破壊爆弾と知り合いである理由は分かった。だがまだ何かしっくりこない。 それはこの状況下で落ち着きすぎている男の雰囲気のせいか、あるいは未だに黙り続けているもう一人のマントの人物の存在のせいか。 言語化しがたい不安の中で、ロリスキーはふと一つのことを思った。 さっき地球破壊爆弾を攻撃したのは誰だ? 「そいでどうしたの?その姿できてるってことはニコロワからの参戦だよね? 名簿にはニコロワの人達は居なかったはずだったけどな~」 「ええ、途中参加という奴です。まぁ、分かりやすく言うと…」 能天気に笑う地球破壊爆弾の前で、阿倍さんがすっと両手を構えた。 「あなた達を、殺しに来ました」 轟音と共に地球破壊爆弾の頭が再び吹き飛んだ。 「こ、こなた!」 衝撃に弾き飛ばされた地球破壊爆弾の軽い体をロリスキーが抱き止める。 傷口が再生を始めているのだけ確認して、きっと阿倍さんを睨み付けた。 「どういうことよ!あんたこいつの知り合いなんでしょ!?」 「どういうことも何も…バトルロワイアルの参加者が互いに殺しあうことに一体何の不思議が?」 「だからって…」 「そいつの言うとおりだ。かがみんよ」 再生を終え、アーカードの姿を取る地球破壊爆弾がロリスキーに抱き止められたまま愉快そうに声を挙げた。 「あんた…けがは大丈夫なの!?」 「ふん、不死の吸血鬼にそれを言うか?大分慌てているな、かがみん。 それよりも奴の手をよく見てみろ。さすがに、二度も食らえばからくりは知れる」 「手?」 言われるままに阿倍さんの手に視線を移す。 阿倍さんの両手は硬く組まれ、何と言うかよく影絵遊びでやった「犬」をもっとかっこよくしたような形をしていた。 「あれこそがジャンケン十三奥義の一つ"ジャッカル"だ」 「はあ!?」 「なるほど…チョキの五倍の威力を持つというあの技なら私のジャッカルと同等の威力を持っていることも頷ける」 「ねーよ!チョキどんだけ強いんだよ!てか、そんな駄洒落で攻撃できるはずないじゃない!」 「さすがですね地図氏…たった二度見ただけでこの技の正体を見破ったのはあなたが初めてです」 「おまえら馬鹿だろ!」 ていうか、と荒くなった息を整え阿倍さんにつかつかと歩みみよると、ロリスキーはびしりと指を突きつけた。 「あんたそれギャラクシーエンジェル4期のやつでしょ! ニコロワどころかパロロワにも全然関係ないじゃない! いくらカオスってりからって守らなきゃならない一線ってのはあるんじゃない!?」 「おや」 ロリスキーの激しい叱責にも阿倍さんは全く動じずに、心外だと言わんばかりに肩をすくめて見せた。 「ニコロワと無関係とは酷い言い様ですね。 あなたもニコニコ動画くらいはご覧になるでしょう?」 「み、見るわよ…。それがどうしたっていうの」 今のパロロワの定番ネタを全て把握するためにはニコニコ動画は欠かせないものになっている。 「でしたら今度ご覧になるときには、キーワード検索に「ジャンケン十三奥義」 と入れて見ると良い。出てきますよ?その動画が」 「な…たったそれだけの繋がりで…?」 こじつけに近い主張に二の句が継げられず息を飲む。 対する阿倍さんには全く悪びれた風もない。 「カオスの坩堝と化したあなた方に放たれたジョーカーとして満足に働くには、これぐらいの強化は当然です。 どこぞの公務王のようになってはたまらない」 「ニコロワの書き手皆があんたみたいってこと…?そんな…」 「もう良い、かがみん。あとは私にまかせろ」 ロリスキーはいつの間にか近づいていた地球破壊爆弾の手で無理やり押し退けられた。 たたらを踏んで、依然気絶中のウッカリデスの頭を踏みそうになる。 「いいぜ、やろうじゃないかヒューマン。 だがその前にそっちの黙りこくってる奴を紹介してもらおうか?」 「もとよりそのつもりです。さぁ、もういいですよ!」 阿倍さんが声をかけると現れてから微動だにしていなかったもう一人の人物がゆっくりと自分のマントに手をかけた。 脱ぎ捨てられたマントが床に落ち、現れた姿に二人が驚嘆の息を漏らす。 そして、地球破壊爆弾は素早く腕を上下させ始めた。 「えーりん!えーりん!」 マントの下から隠されていた人物の姿は八意永琳その人だった。 「えーりん!えーりん!」 しかし、えーりんは姿を現しただけで相変わらず何もしようとしない。 「えーりん!えーりん!」 さらには生気のない目をしており、原作の面影は感じられない。 「えーりん!えーりん!」 それは、えーりんというよりはむしろ長門有希を連想させるようでもあり…。 「えーりん!えーりん!」 「うるせぇよ!」 ロリスキーはアーカードの姿のまま腕を降ってひたすらえーりんコールをする地球破壊爆弾の頭を思いっきりどついた。 「いた~。もう、ノリが悪いなぁかがみんは」 「だから、その姿で言うなって…」 懲りない様子の地球破壊爆弾にロリスキーがため息をつく。 一向にアクションをとる気配のないえーりんを前に、さてどうしたものかとロリスキーが思ったとき、えーりんの細くしなやかに伸びた腕がぴたりと二人の眼前に突きつけられた。 そして、えーりんが初めての言葉を宣告した。 「……弾幕符「ニートの軍勢」……」 その瞬間、世界が一変した。 「何、これ……」 気付くとロリスキーはまったく見知らぬ土地に立っていた。 天高く清み渡る、遥かな蒼穹。 乾燥した風を吹かせるどこまでも広がる平原。 地平線の彼方には大河が横たわっているのが見える。 鼻をくすぐる大地の匂いは、今いる場所が先程までのファミレスなどではありえないことを教えてくれた。 「ここって、一体…?」 「ここは三国志の世界ですよ」 「うわあ!」 いきなりの横から投げかけられた声にロリスキーは思わず飛び上がった。 顔を向けると、そこには冷静に腕を組んでこちらを見つめる阿倍さんの姿があった。 「あ、あんたいつの間に!それに三国志って」 「私はこの空間ができたときからここにいましたよ。 ああ、それと正確には東方三国志の世界です」 「東方三国志って……まさかあの?」 ニコニコ動画における三国志系動画のさきがけとなった動画であり、短期間に投 下されたシリーズの数は60を越える。 多数の魅力的なニコニコキャラクターによるクロスオーバーは必見である。あと、後半の盛り上がりが半端ねぇ。続き超見てぇ。 正式名称は「新世紀東方三国志~ひぐらしの憂鬱~」である。 「あのいいところで第一部完状態になって続きが見たいでも見れないっていうあの東方三国志!?」 「そうです!全国に数万はいると思われるファンが続編の発表を待望して止まない、あの東方三国志です!」 「何てこと…」 東方三国志がいかに素晴らしい動画であるかは知っている。 だが、だからと言ってロリスキーにはどうすることもできない。 ただ、一瞬でこんな空間を作り出すことのできる敵の強大さを思い知らされただけだ。 「そ、そうだ、こなたとウッカリデスは!?」 「ウッカリデス氏はともかく地図氏なら、あちらに」 阿倍さんのムチムチの太い腕が平原のある一点に指を差す。 そうと示されなければ分からない程の遠くに、平原に一人ぽつんと取り残されたように立っている地球破壊爆弾の姿があった。 「うお~い!かがみ~ん!」 「こなたあ!」 小さい体で大きく跳び跳ねながら、精一杯存在をアピールしてくる。 豆粒程度の大きさにしか見えないが、どういう訳か声は届くらしい。 「待ってなさい!今そっち行くから!」 「それは止した方がいい」 駆け出そうとしたロリスキーの肩を、阿倍さんのガチガチの硬い腕が掴んだ。 「何でよ!こなただけあんな遠くにやって、どういうつもり!?」 「あなたが危険だからですよ。 意図はと聞かれれば…じきにわかります。…ほらきた」 「な、なに…?」 もう何度目かも分からないロリスキーの疑問の声は、大地を揺らす地響きの音によって掻き消された。 音の源を探して首をキョリキョロさせるロリスキーに阿部さんが厳かに告げる。 「処刑の時間です」 地響きの発生源はすぐに知ることができた。 地平線のかなたから、土煙を挙げて何かがやってくる。 地震と見紛うかりの地面の揺れは、それの力があまりにも大きすぎるために起きているのだ。 最初は地平線に舞い上がる砂煙としか見えなかったものが、近づくに連れて段々とその細部の様子が明らかになる。 それが何なのかはっきりと認識するに至って、ロリスキーは茫然と掠れた声を挙げることしかできなくなった。 「うそ……そんなの反則じゃない」 そこには魔理沙がいた。社長がいた。ビリー教官がいた。活動家がいた。 地響きは益々大きくなる。 SOS団がいた。ボーカロイドがいた。雛見沢の人々がいた。ローゼンメイデンがいた。それとは別枠で銀様がいた。 地響きはもはや立っていられない程に大きくなっている。 スパイダーマッ!がいた。ゴッドマンがいた。ウマウマを踊る者達がいた。男女男男女男女の並びでやってくる者達がいた。チーターマン三兄弟がいた。イ゙ェアアアアがいた。それと、便座カバー。 その他、ニコニコ動画に存在するありとあらゆる英雄達が一丸となって地球破壊爆弾目掛けて突撃を敢行していた。 「あれこそが彼女のスペルカード。 ニート軍を始めとしたニコニコ動画の猛者達を召喚し、一斉に攻撃を行う能力です」 「スペルカード何てもんじゃ……ないわよ……」 ちなみに、君主ニートの姿はなかった。 「こなたぁぁぁ!!早く逃げてぇぇぇ!!」 ロリスキーの必死の叫びも地球破壊爆弾の耳にはもう届いてはいないようだった。 嬉々として自分を討ち滅ぼさんと向かってくる軍勢を見つめ、半月の形に広がった口からくぱあ、と牙を覗かせる。 内に究極の混沌を内包した書き手と、カオスの権現と化した軍勢がここに激突した。 「近づかなくて良かったでしょう?」 「……うるさい。黙って」 ワンモアセッ!という気合いの声とともに放たれた教官の攻撃によってこなたの体はたやすく吹き飛んだが、瞬時にアーカードの姿をとって再生した。 孔明の罠に引っ掛かっていたマリオを二人、三人と引き裂いてほふり、四人目に手をかけたところに降り注いだ社長の矢雨によってそれ以上の攻撃を阻まれた。 すぐにラジカルレヴィちゃんの二丁拳銃で応戦する。しかし鍋から飛び出した愛らしいってレベルじゃねーぞ、な無数のぬこ達たちによってぬこぬこのふるぬっこにされてしまう。 「ふむ、一進一退といったところですか。 ですが、あれ程の軍勢を相手にどれだけ持ちますかね?」 「……」 地球破壊爆弾が次第に劣勢に追い込まれているのはロリスキーの目から見ても明らかだった。 いくら超再生の吸血鬼と言えど戦力に差がありすぎる。 超絶技巧で攻めるマリオと何故か一切動かないマリオの連携攻撃に四肢を持っていかれる。 イ゙ェアアアアと勝手に飛び上がっていたひろしを食いつくすことで体力を回復させたが、回復しきる前に俺がガンダムだと言い張る男の追い討ちが入った。 血を吐き膝をつく地球破壊爆弾。しかし、未だにその瞳は闘争の愉悦に浸っている。 その証拠に、マトリックスな動きをするミクのネギとロードローラーの会わせ技で全身を挽き肉のようにされても瞬時に再生して……。 「ああ、ついに長門さんの姿が出ましたよ。 結構焦ってるんじゃないですか、あの人?」 「……黙りなさい。あいつはまだこんなもんじゃないのよ……」 光の帯と化した長門の両腕が周囲をなぎはらい、ハルヒ姿の吉田君やらパンツアカイッス!なデバイス達やら鬼緑さんやらを消し炭に変える。 しかし、その何倍もの太さを持つマスタースパークと、バッツ代わりのゴルベーザがいいですとも!と息を合わせて放ったメテオが逆に地球破壊爆弾を消滅寸前にまで追い込む。 不利を見てとったのか地球破壊爆弾はスーパーキョンタイムを発動させた。しかし、元から超速で動くエリオ・クーガーの前ではほとんど意味をなさない。 「ひどい汗ですよ?お体の具合でも悪いのでは?」 「うるさいって言ってんでしょ!あんたたち、こんなことしてただじゃすまないわよ!」 「それは、地図氏が文字通り"地球破壊爆弾"であることを指しているのですか?」 「まさか……あんた達知ってたの?」 何でもないことのように頷いて見せる阿倍さんにロリスキーが言葉を失う。視界の端に、英語で喋るハルヒに適当な字幕をつけるキョンの姿が見えた。 安部さんはキモい微笑みを湛えながら、ホモっぽく言う。 「当然です。我々は主催者側の人間ですよ?参加者の情報は大体把握しています」 「だったらなおさら!今あいつが死んだら大変なことに…」 「大変なこと、ですか」 「な、何よ」 動揺する素振りのない安部さんにロリスキーは怯む。右から左に流れる真っ赤なちかあああああああいいいいいい!!という文字列に地球破壊爆弾がすりおろされるのが 見えたことも関係しているかもしれない。 「地球破壊爆弾がそんなに恐ろしいですか?」 「あ、当たり前じゃない!みんな…死んじゃうんだし…」 回りくどく喋る安部さんに苛立ち食って掛かる。 言葉様の手で中に誰もいないことを確認されている地球破壊爆弾の心配は後だ。実況はジョン・カビラ氏。あと誠死ね。 「そうですか。しかし、正直我々にとってはそう大した問題ではないのですよ。 まずあれは地図氏が地球破壊爆弾の姿をとらないと発動しない。その点はおきましょう。 そして何より、お忘れですか?我々がニコロワの住人だということを」 「あ……」 そこまで言われてロリスキーにも思い当たることがあった。阿部さんが微笑とともに頷く。 「気づかれましたか? そう、我々ニコニコ動画の出身者にとって"人類滅亡"など日常茶飯事なのですよ」 ロリスキーの頭に何度見たか知れない地殻雪崩の映像が、盆回りの曲をバックに再生される。 ロリスキーにとってはあり得ないこと。だが目の前の男達にとってはそれすらも取るに足りないことなのだということが、痛いほど分かった。 「人類滅亡動画など、我々には一分半から長くても五分程度の中堅シリーズに過ぎません。 今さら「地球破壊爆弾で人類滅亡」などという動画が投稿されたところで、さてどれほどのコメントがつくものやら」 「う…うぅ…」 敵がいかに規格外の存在であるかを今さらになって思い知らされ、意思に反して体が勝手に後ずさる。 冷や汗とともに戦い続ける地球破壊爆弾を見た。グルメレースの最中のようだが、心なしかさっきまでより再生のスピードが落ちているようにも見える。 「もう止めて!私はいいからせめてあいつだけでも!」 たまらずロリスキーは涙を流して懇願した。 「そこは"地図氏のライフはとっくに0よ!"というべきでは? まぁ、とにかくもう無理ですよ。……彼はあまりに危険すぎる」 その一瞬だけ真剣になった阿部さんの表情を、ロリスキーはうずくまっていたために見ることができなかった。 「とにかく顔を上げて彼の最期を見届けましょう。ほら、出ますよ。 あれが最終奥義、「組曲ニコニコ動画」です」 10分にも及ぶ攻撃を地球破壊爆弾が全てその身に受ける寸前、顔を上げたロリスキーはこちらにちらりと視線をやった地球破壊爆弾と目を会わすことができた。 その口が言葉を紡ぎだそうと弱々しく動く。 こなたの姿をした地球破壊爆弾はの絞りだした言葉をロリスキーははっきりと聞くことができた。 「ごめん、かがみん。……ちょっと無理」 地球破壊爆弾の姿は人の波に飲まれてたちまち見えなくなった。 「こなたぁっ!!」 軍勢が消えるのと入れ替わりに現れたえーりんが無言で差し出したのは、銀の輪をつけたとてもの小さな地球破壊爆弾の心臓だった。 阿部さんがうやうやしい手つきでそれを受け取る。 「もう再生する力も残ってませんか。だが、それでも生きているのは驚異的です。 かすかに脈動がある。やはり、あなたは危険だ」 手の中の心臓に向けて話す。そして、それを泣き止む気配のないロリスキーの前に差し出した。 「……う、ひぐ……こなたぁ」 「これ、母さんです。といったところですか。いかがです?最後にお別れでも」 「う……うあああああ!」 涙に汚れた手で阿倍さんからむしりとるように地球破壊爆弾の心臓を奪う。 手にすっぽりと収まる心臓は少し力を入れるだけで潰れてしまいそうで、とても脆いものに思えた。 「こなた……こなたぁ……」 「あなたも書き手ならば、ほのぼの展開の後にこうなるのは分かっていたでしょう? では、そろそろ時間です。それを返して……」 <<泣いてるの、かがみん?>> 「何っ?」 どこからともなく空間を振るわせて響いた声に、阿倍さんが眉根を寄せた。 音はロリスキーの手の中から周囲全体に届けるかのように響き渡っている。 「こな…た?」 「まだ喋る力があるというのですか?まさか…」 <<かがみんを泣かせたのは、お前かぁ!>> 手の中の心臓が再び音を発した瞬間、ロリスキーの手の中からじゃおおおおおとばかりに何かが飛び出した。 背の低い小さな体。全身を覆えるのではないかと思えるほどに長い特徴的な青い髪。一向に成長する気配のないロリボディ。 ロリスキーの横にしゅたっと着地したその人物は、心臓一つから瞬時に再生を果たしたこなた姿の地球破壊爆弾だった。 「じゃ~~ん!私、ふっかぁあつ!!ちなみに今のはバギーちゃんの真似~」 「こ、こなた!」 目を星にして産声を挙げる地球破壊爆弾に、ロリスキーが駆け寄る。 胸に顔を埋めて泣きじゃくるロリスキーの頭を地球破壊爆弾の腕が優しく撫でた。 「元気にしてたかい、かがみ。 いや~かがみの声が聞こえたんでおちおち寝てもいられなくてね。墓場から舞い戻っちゃったよ」 「さすがのしぶとさですね。正直驚嘆するほかありません。しかし……大分無理をなさったようで」 不足の事態にも関わらず冷静さを失っていない阿部さんの声に、ロリスキーははっと顔を上げ地球破壊爆弾を見た。 再生はしているものの、よく見れば目には隈が浮かび顔中びっしりと脂汗をかいている。 肌にも髪にも艶は失われ、立っているだけでもかなり辛そうだ。 「あれだけの攻撃を受けた後にさらに無理な超再生。あなたはとっくに限界のはずだ。違いますか?」 「フン。私を舐めるなよ、ヒューマン」 しかし、地球破壊爆弾は限界を訴える体を気にする様子もなくニィと笑い、こなたの姿でアーカードの言葉を話した。 「最後に多少抗って見せたところで私達に勝つことなどできません。 あなた程の方ならとっくに分かっているはずです」 「『変身をあと二回もオレは残している…その意味がわかるな?』だよ」 「術式解放…ですか。ですがアニロワ版アーカードのあなたにそれができるとでも?」 「クク…できるさ。ここは、もうそんな程度のことを気にするような空間じゃあない」 「こなた…大丈夫なの?」 こなたの姿でアーカードの言葉を紡ぎ続ける地球破壊爆弾にロリスキーが心配そうに声をかける。 地球破壊爆弾はロリスキーに顔を向けてにっこりと笑った。 「かがみんは離れててよ~。危ないからね…ってうぐぅ…」 「ほら!やっぱり辛いんじゃない!」 苦しそうに口を押さえ背中を折った地球破壊爆弾を慌てて抱き起こす。顔色が真っ青だった。 「うう…子供ができたの…かがみんの子よ」 「こんなときにふざけないで!」 「……もう、ほんとに冗談が通じないんだから」 苦笑しつつ、ロリスキーの肩をかりて地球破壊爆弾が立ち上がる。 何度が深呼吸して体が動くことを確認すると、地球破壊爆弾はロリスキーの体をそっと押しやった。 「こなた…」 「ほんとに大丈夫だから。 じゃあ、あんまりかがみんに心配かけるといけないんでちゃっちゃといくよ~」 不安げに見つめるロリスキーをよそに、あくまでおどけた口調の地球破壊爆弾が光に包まれ姿を変化させる。 全身を覆う光が消失したあと、その場に現れたのは長髪のサイドテールに白と青の制服を着た大人の女性、高町なのは教導官だった。 「ククク…じゃあ、始めるかヒューマン」 声はアーカードのままだった。違和感がないのは不思議でも何でもない。 「なのはさん…ですか。 正直失望しましたよ。切り札にしていたのがそのようなありきたりな姿だったとは」 対する阿部さんは言葉通り期待はずれだと言わんばかりにやれやれと首を振る。 確かに、今更少々食傷気味の感すら漂うなのはさんになったところで、できることは知れているのではないかとロリスキーでさえ思ってしまう。 だが、地球破壊爆弾は二人のそんなものどこ吹く風と口を引きつらせてニタァっと笑った。 「勘違いするなよ、ヒューマン。それにかがみん。こんなものは私の変身の内には入らない。 単に姿を真似ただけにすぎん。これは貴様等へのちょっとしたサービスだ」 「サービス…どういうことでしょうか?詳しく伺いたいものです」 「……拘束制御術式第3号第2号第1号、解放」 阿部さんの質問には答えず地球破壊爆弾は顔を片手で覆い、詠唱を開始した。 ぶつぶつと術式解放のための言葉を重ねる。 「状況A<<クロムエウェル>>発動による承認認識……眼前的の完全沈黙までの間、能力使用限定解除開始……」 「仕方ありませんね。では、見せてもらうとしましょうか。あなたの切り札というもの…僕も中々興味がある」 何がきても大丈夫という自身があるのだろう。余裕の態度で阿部さんがガチムチの両腕を組み、静かに待ち始める。 それ程間を置かず、術式解放の詠唱は終了した。 「では教育してやろう!……豚のような悲鳴を上げろ!!!」 そして、それと同時に一切の音を立てず地球破壊爆弾の姿が消失した。 「え…?」 訳が分からずロリスキーが疑問符を漏らす。地球破壊爆弾の姿が忽然と消えてしまった。 「どこへ行きました?まさか、これで終わりではないでしょう。 言っておきますが、原作アーカードの零号解放でも、我々にはかないませんよ」 阿部さんの態度に慌てた様子はないが、地球破壊爆弾がどこにいるのか分からないのは同じのようだ。首を振って辺りを見渡している。 そんな二人といるんだがいないんだが分からないえ-りんの周囲を暗い影が覆ったのは、そんな風に馬鹿みたいに何もない平原を探し回っているときだった。 「ん……?」 自然、三人が同時に顔を上げる。 頭上に浮かぶものが視界に入るにつれて、その場にいる全員の耳に音楽が届いた。 力強く炸裂する金管の音。 鋭く打ち震えるエレキギター。 高らかに響く女性コーラス。 そして、圧倒的なパワーでその場の色を塗り替える強烈なボーカル。 誰もが一度聞いたら忘れられない、この田中公平作の楽曲は。 「兵士諸君、任務ご苦労……さようなら」 「キ、キングゲイナーーー!!!???」 白亜の巨大ロボット、オーバーマン・キングゲイナーにその姿を変えた地球破壊爆弾がテーマソングを垂れ流しながら頭上に佇んでいた。 再び軍勢を呼び戻す準備に入るえーりんに、さすがに色をなくし汗を浮かべる阿部さん。 二人が始めて見せる慌てようを見ながらロリスキはー小さく呟いた。 「……では諸君、戦争だ」 ロリスキーの頬が、ふっと緩んだ。 ――外部との連絡が取れません! ――敵です!敵の攻撃です! 「死ぬよ」 ――ああ…あ…あああ…… ――助けてくれ、助けてくれ化け物だ! 「もっと死ぬ」 ――チクショウ、畜生ーーーーー!!! ――ぐああぁぁぁぁっぁぁぁぁぁ!!! 「あの男がこんなもので済ますものかよ」 ――クソッタレ、地獄だぞまるで!!! さぁ行くぞ!!悲鳴を上げろ……豚のようなぁぁっ!! などと叫びながら狂喜して軍勢を蹂躙する地球破壊爆弾の様子を、ロリスキーは近くの民家の縁側で茶をすすりながらぼ~っと見ていた。三国志時代の民家に縁側あったかどうかは知らない。中を見ると気絶中のウッカリデスが転がっていた。 いないと思ったらこんなとこにいたのか。 ちなみに、少佐のセリフを呟いていたのはロリスキーである。 圧倒的な反撃が始まってもう結構な時間が経っている。 「いやはや、全く凄いものですねぇ。チートとはああいうもののことを言うのでしょう」 「……あんたは行かなくていいのか?」 すっかり諦めたのか静観の構えで隣に腰を降ろす阿部さんに言うと、アレを相手にどうしろと、と微笑を返された。 確かに、どうしようもない。 サイズ的に何とかなりそうなのはゴッドマンだけど、ありゃダメだろうなほぼどつくだけだし。ほら負けた。 おいおい、お前が突っ込むとかもうネタ振りの領域だろうミスターファイヤヘッド。あ、腕折られた。タイラントの方か。助けて(by)ゾフィ~。 流星人間ゾーンもだめだ。ミサイルマイトは強力だけど鬼畜さではあっちの方が遥かに上を行く。 人間サイズの方はもう話しにもならない、人がゴミのようだって楽太郎、今はお前もゴミの内なんだよ。 オワタ式ロックマンはひたすらティウンティウンし続けてるし。ロイツマ勢はひたすら同じ動作を繰り返してるだけ。 って、つかさの首が大量に転がってったぞ。作者また病院から脱走したな。 地上の奴はひたすらチェーンガンで狙い打ち。逃げようとすればオーバーフリーズ。右に旋回。左に加速。 あ、何かA.C.E3したくなってきた。 「ねぇ~、A.C.E3対戦しない?」 ロリスキーの提案に阿倍さんは待ってましたとばかりに頷いた。 「いいですねぇ。ちょうど僕もそういう気分でした」 さっそく準備をといいながら立ち上がり、テレビやらソフトやらをがさごそ準備し始める。 「私マクロスね、マクロス。イサムの方」 「了解です。僚機はなしで良いですね」 「結局マクロス7参戦しなかったわね~。楽しみにしてたんだけど」 「まったく残念なことです。では僕はてゐを使いましょう」 「てゐいねぇよ」 外の悲鳴がおさまるまでにはまだ結構な時間がありそうだった。 「さあ、そいつを連れてとっとと失せたまへ!」 目を渦巻きにしてきゅう、と伸びたえーりんを阿部さんに投げつけ、地球破壊爆弾は勝利の宣告を突き付けた。 えーりんが戦闘不能になるに伴い、空間はすでに消滅しもとのファミレスに戻っている。 あれから結局A.C.E3→連ジ→マリオパーティと進み、スマブラXがちょっとだれてきたかな、ぐらいのとこまで行ったので結構な時間が過ぎているはずなのだが元の空間ではそれ程ではないらしい。 「く、覚えていなさい!この借りは必ずお返しします!」 阿倍さんのセリフが捻りのないのを通り越してセリフが埋まればもう何でもいいや的な雰囲気さえただようのは、よっぽど慌てていたのかそれとも単なるゲーム疲れか。 ともかく、ロリスキー達はは降って湧いた大きな危機を撃退することにひとまずは成功したのであった。 「ふう……」 緊張が解けると同時に、ロリスキーは大きく息をはいて床にへたりこんだ。 見るとウッカリデスがう、と小さくうめき声を上げている。 じきに目を覚ますだろう。気絶しすぎによる空気化の心配はなさそうだ。 それにしても、今度ばかりはもう駄目だと思った。 「いや、危なかったね~。かがみんがいなかったら私もどうなっていたか」 「何言ってるのよ、もう」 何より、地球破壊爆弾が死ぬと思ったときのあの全身が押しつぶされるような気持ちは二度と味わいたくない。 この気持ちが、吸血によって支配されているからなのかそれとも個人的な感情なのかはロリスキー本人にも分からなかった。 「何か気が抜けちゃって、体に力が入んないわ。ちゃっちゃとご飯作っちゃいましょうか。この人もじきに目を覚ますだろうし」 「そだね……早くかがみのご飯が食べたいよ……」 「あんたも手伝うのよ。ああでも、疲れてるわよね。ちょっとだけだけど休んでたら?」 「……」 「こなた?」 返事はなかった。 代わりに何かがどさりと倒れる音がした。 「こなた、こなたぁっ!?」 抱き寄せた地球破壊爆弾の体はとても冷たかった。 【昼】【F-6 ファミレス店内】 【忘却のウッカリデス@アニロワ2nd】 【状態】:元気、首を捻挫、腰痛、 気絶から目を覚ましそう。 【装備】:ゼロの仮面(蝶高性能)@アニロワ2nd 【道具】:なし 【思考】: 0:一体何が…… 1:僕の推論が合っているのか? 2:あとは、マダオ氏の帰りを待とう 3:最速の人との誓いを守る ※ロリスキーを見ると、胸が高鳴ります ※ロ、ロリスキーのを……見てしまった…… ※次の放送の時には【E-7 ファミレス】にいる予定。無理なら次の放送の時に戻る。 ※ウッカリデスが見た上空に存在する建物は、今の所彼にしか見えません。 【ゼロの仮面(蝶高性能)@アニロワ2nd】 銃弾から魔法、科学兵器、核に至るまであらゆる攻撃を防いでしまう恐ろしい仮面。 ただし、守られるのはあくまで仮面に覆われた部分(頭部)のみ。 視界は蝶良好で窒息の恐れもなし、ただし一度被ると死ぬまで外す事ができない。 【地球破壊爆弾No.V-7@アニロワ1st】 【状態】:疲労(大) 【装備】:『真紅』の衣装、シルクのエプロン 【道具】:支給品一式、着替え用の衣装(複数)、アダルトグッズ(大量)、未定支給品×1(本人確認) 【思考】:(〓ω〓.)  基本:とりあえずは、こなた&かがみという方向で…… 0:さすがにきついね…こりゃ…  1:かがみんのお手伝い~  2:お腹が減ったら、かがみんから血を吸う  3:かがみん用の血を探す(他の参加者か、輸血用血液)  ※基本的に中身はアーカードで、CVは平野綾です  ※変化する姿に7つのバリエーションがあるらしいです。  【1:地球破壊爆弾】【2:アーカード】【3:長門有希】【4:泉こなた】  【5:銃撃女ラジカル・レヴィさん】【6:キングゲイナー】【7:1~6とか目じゃないよ?びびるよ、まじで】  ※クーガーの早口台詞が言えます!  ※鎖鎌、鳳凰寺風の剣、ソード・カトラス、ノートPCの投影が可能です。  【スーパーキョンタイム】  地図氏以外の者はゆっくりとしか動けなくなります。一度使うとそれなりの時間使用不可能です。  【地図氏の地図】  参加者の位置、生死を含めた地図を投影できます。※長門有希の状態でのみ可能。  使いすぎるとアレなので、毎晩0時にのみ使うことにします。 【クールなロリスキー@漫画ロワ】 【状態】:不死者、吸血鬼、疲労(中) 【装備】:裸エプロン(キュートなシルク仕様) 【道具】:支給品一式、着替え用の衣装(複数)、『村雨健二』の衣装、日焼け止めクリーム(大量)、未定支給品×?(本人確認) 【思考】:  基本:脱出か対主催!  1:こなたを看病する  2:仲間と無事に合流したら、今後のプランを練るわ  ※容姿は柊かがみ@らき☆すたです  ※何故か不死身です  ※ギャルゲロワ版最速の人に心惹かれています  ※地球破壊爆弾No.V-7に血を吸われ、彼女の下僕になりました 【裸になってすぐアッー~殺意のqwglOGQwIk~@ニコロワ】 【状態】:健康 【装備】:なし 【道具】:支給品一式(ランダム支給品があるのかは不明) 【思考】:  基本:参加者の抹殺  1:とりあえずえーりんを連れて逃げる  2:地図氏には借りを返す。 ※なぜか地球破壊爆弾を危険視しています。 ※容姿は阿部さん、性格は古泉。その名はイイ男、キモカッコゲイ!! ※ニコニコ動画に存在する動画ゆかりの技を全て使えます。 【C.M.超展開はデフォなのか?@ニコロワ】 【状態】:気絶 【装備】:なし 【道具】:支給品一式(ランダム支給品があるのかは不明) 【思考】:  基本:参加者の抹殺  1:きゅう…… ※容姿はえーりん!えーりん!何故か無口なようです。 ※ニコニコ動画に存在する動画ゆかりの技を全て使えます。 |162:[[絶望可憐少女達]]|投下順に読む|164:[[氷の青年]]| |162:[[絶望可憐少女達]]|時系列順に読む|164:[[氷の青年]]| |159:[[幸せは願うもの。叶えるもの]]|忘却のウッカリデス|189:[[愛だよ、愛]]| |159:[[幸せは願うもの。叶えるもの]]|地球破壊爆弾No.V-7|189:[[愛だよ、愛]]| |159:[[幸せは願うもの。叶えるもの]]|クールなロリスキー|189:[[愛だよ、愛]]| |141:[[黄昏、来まくって]]|裸になってすぐアッー~殺意のqwglOGQwIk~|170:[[【書き手ロワ2nd】地図氏を暗殺しにいってみた]]| |141:[[黄昏、来まくって]]|C.M.超展開はデフォなのか?|170:[[【書き手ロワ2nd】地図氏を暗殺しにいってみた]]| ----
クールなロリスキー達が料理を作ろうと意気込むファミレスの中に、その二人は突然現れた。 人間ワープでも用いたように一瞬前まで何もなかった空間にいきなり出現したのだ。 全身をすっぽりと覆う真っ黒なマントを被っているせいで、表情はおろか体型すらさっぱり分からない。 しかし、その二人が発しているどうしようもない禍々しい雰囲気だけはロリスキー達にも痛いほど感じることができた。 「な、何なのよあんた達…」 「す、凄いいやな雰囲気がします」 「あ~かがみん達や。ちょっと下がってもらえるかな。 なんか不味い雰囲気」 忘却のウッカリデスを庇いながら、またぞろ他ロワの変○書き手かと意気込むロリスキーを地球破壊爆弾が押し止める。 口調こそ相変わらずの緊張感のないものだが、ロリスキーは自分達の前にかざされた手に予想以上に強い力が込められていることに気付いた。 「こなた…?」 「キミ達どこのロワの人かな?別にこっちから攻撃したりはしないけど私とかがみんの愛の道行きを邪魔するっていうなら…」 ロリスキー達を守るかのように二人に近づきながら質問をしていた地球破壊爆弾の頭がそこで弾けて消えた。 頭部を失ったこなたのボディがどさりと崩れ落ちる。 「ひ……」 息を漏らしたてばたんと気絶したのはは忘却のウッカリデスだ。 地球破壊爆弾から飛び散った肉片をまともに被ってしまったのだ、無理もないだろう。 ロリスキーも気絶こそしなかったものの、何が起きたのか理解できず呆然と突っ立っていることしかできない。 状況からみて目の前の二人が攻撃をしてきたのだろうということは想像できる。しかしその方法が分からない。 ロリスキーの目には地球破壊爆弾の頭が勝手に爆発したようにしか見えなかった。 「こ、こなた…!」 ウッカリデスも心配だが、とにかくより重傷と思われる地球破壊爆弾に駆け寄ろうとする。 アーカードを基にしているので生きてはいるだろうが、さすがに全く苦しくないということはないはずだ。 しかし、頭部を失ったままの地球破壊爆弾が振り上げた腕が、再びロリスキーの体を静止させた。 「くるんじゃあない、かがみんよ」 頭部の中身をぶちまけて転がる地球破壊爆弾の体が深みのある低い声でそう言った。 首なしのこなたの体からアーカードの声を発しながら、地球破壊爆弾がゆっくりと立ち上がる。 完全に起き上がった頃には失った頭部はすっかり再生し、ついでにその姿もアーカードのものになっていた。 不死の王の、狂気と愉悦に満ちた歪んだ瞳が眼前の敵を見据える。 「手荒なあいさつじゃあないか、ヒューマン?今のはどういう手品だ? 私の頭を撃ち抜いたのは確かに私が使うジャッカルの銃弾だった」 「お久しぶりですね…」 「ん…?」 マント姿の片方が静かに発した声に地球破壊爆弾が訝しげに言葉を止めた。 口ぶりからすると旧知の間柄のように聞こえる。 「あんた…こいつらと知り合いなの?」 「いや~全然覚えがないよかがみ~。私ももう年かな?」 「声だけこなたにするんじゃない!気持ち悪いっての!」 申し訳なさそうに頭をかくアーカード姿の地球破壊爆弾にロリスキーは怒鳴った。 親しげにあいさつをしてくる相手に対し、地球破壊爆弾には覚えがないらしい。 状況を読めずにいると、言葉を発した方のマントがくっくっと愉快そうに笑い声を上げた。 「このような姿では分からないのも無理はないですね…。 私ですよ地球破壊爆弾…いえ、昔のように地図氏とお呼びしましょうか」 「おお!あなたは!」 ばさっとマントを脱ぎ捨て露になった男の姿を見て、地球破壊爆弾が目を見開いて驚きの声をあげた。 しかし、ロリスキーにはそれが誰なのか分からない。 ロリスキーに分かるのは目の前の男が仮にとっている姿の名称のみである。 「阿倍さん…?」 男は言わずと知れたイイ男の代名詞、阿倍さんの姿をしていた。 パロロワに携わるもので知らぬものはいないであろうその姿から、男もまたどこかのロワの書き手であることは間違いないだろう。 しかし、単に他ロワの書き手に会ったというだけでは地球破壊爆弾の喜びようは説明できない。 「こなた、あんたやっぱりその人と知り合いだったの?」 「お~う、ごめんねかがみ。知ってるも何もこの人は…」 こなたの姿に戻った地球破壊爆弾は阿倍さんの回りをぴょんぴょんと飛びはねたかと思うと、讃えるようにびしっと両手を広げ高らかに紹介の声をあげた。 「qwg氏!今はニコロワで大活躍中の元アニ1st書き手だよ!」 「どうも、始めまして。qwgと言います。このような姿ですが、よろしくお願いします」 「は、はぁ。どうも」 「いゃん!阿倍さんイイ男!今夜私と…やらないか?」 後半だけわざわざアーカードの姿になって言う地球破壊爆弾は無視してロリスキーは曖昧にあいさつを返す。 地球破壊爆弾と知り合いである理由は分かった。だがまだ何かしっくりこない。 それはこの状況下で落ち着きすぎている男の雰囲気のせいか、あるいは未だに黙り続けているもう一人のマントの人物の存在のせいか。 言語化しがたい不安の中で、ロリスキーはふと一つのことを思った。 さっき地球破壊爆弾を攻撃したのは誰だ? 「そいでどうしたの?その姿できてるってことはニコロワからの参戦だよね? 名簿にはニコロワの人達は居なかったはずだったけどな~」 「ええ、途中参加という奴です。まぁ、分かりやすく言うと…」 能天気に笑う地球破壊爆弾の前で、阿倍さんがすっと両手を構えた。 「あなた達を、殺しに来ました」 轟音と共に地球破壊爆弾の頭が再び吹き飛んだ。 「こ、こなた!」 衝撃に弾き飛ばされた地球破壊爆弾の軽い体をロリスキーが抱き止める。 傷口が再生を始めているのだけ確認して、きっと阿倍さんを睨み付けた。 「どういうことよ!あんたこいつの知り合いなんでしょ!?」 「どういうことも何も…バトルロワイアルの参加者が互いに殺しあうことに一体何の不思議が?」 「だからって…」 「そいつの言うとおりだ。かがみんよ」 再生を終え、アーカードの姿を取る地球破壊爆弾がロリスキーに抱き止められたまま愉快そうに声を挙げた。 「あんた…けがは大丈夫なの!?」 「ふん、不死の吸血鬼にそれを言うか?大分慌てているな、かがみん。 それよりも奴の手をよく見てみろ。さすがに、二度も食らえばからくりは知れる」 「手?」 言われるままに阿倍さんの手に視線を移す。 阿倍さんの両手は硬く組まれ、何と言うかよく影絵遊びでやった「犬」をもっとかっこよくしたような形をしていた。 「あれこそがジャンケン十三奥義の一つ"ジャッカル"だ」 「はあ!?」 「なるほど…チョキの五倍の威力を持つというあの技なら私のジャッカルと同等の威力を持っていることも頷ける」 「ねーよ!チョキどんだけ強いんだよ!てか、そんな駄洒落で攻撃できるはずないじゃない!」 「さすがですね地図氏…たった二度見ただけでこの技の正体を見破ったのはあなたが初めてです」 「おまえら馬鹿だろ!」 ていうか、と荒くなった息を整え阿倍さんにつかつかと歩みみよると、ロリスキーはびしりと指を突きつけた。 「あんたそれギャラクシーエンジェル4期のやつでしょ! ニコロワどころかパロロワにも全然関係ないじゃない! いくらカオスってりからって守らなきゃならない一線ってのはあるんじゃない!?」 「おや」 ロリスキーの激しい叱責にも阿倍さんは全く動じずに、心外だと言わんばかりに肩をすくめて見せた。 「ニコロワと無関係とは酷い言い様ですね。 あなたもニコニコ動画くらいはご覧になるでしょう?」 「み、見るわよ…。それがどうしたっていうの」 今のパロロワの定番ネタを全て把握するためにはニコニコ動画は欠かせないものになっている。 「でしたら今度ご覧になるときには、キーワード検索に「ジャンケン十三奥義」 と入れて見ると良い。出てきますよ?その動画が」 「な…たったそれだけの繋がりで…?」 こじつけに近い主張に二の句が継げられず息を飲む。 対する阿倍さんには全く悪びれた風もない。 「カオスの坩堝と化したあなた方に放たれたジョーカーとして満足に働くには、これぐらいの強化は当然です。 どこぞの公務王のようになってはたまらない」 「ニコロワの書き手皆があんたみたいってこと…?そんな…」 「もう良い、かがみん。あとは私にまかせろ」 ロリスキーはいつの間にか近づいていた地球破壊爆弾の手で無理やり押し退けられた。 たたらを踏んで、依然気絶中のウッカリデスの頭を踏みそうになる。 「いいぜ、やろうじゃないかヒューマン。 だがその前にそっちの黙りこくってる奴を紹介してもらおうか?」 「もとよりそのつもりです。さぁ、もういいですよ!」 阿倍さんが声をかけると現れてから微動だにしていなかったもう一人の人物がゆっくりと自分のマントに手をかけた。 脱ぎ捨てられたマントが床に落ち、現れた姿に二人が驚嘆の息を漏らす。 そして、地球破壊爆弾は素早く腕を上下させ始めた。 「えーりん!えーりん!」 マントの下から隠されていた人物の姿は八意永琳その人だった。 「えーりん!えーりん!」 しかし、えーりんは姿を現しただけで相変わらず何もしようとしない。 「えーりん!えーりん!」 さらには生気のない目をしており、原作の面影は感じられない。 「えーりん!えーりん!」 それは、えーりんというよりはむしろ長門有希を連想させるようでもあり…。 「えーりん!えーりん!」 「うるせぇよ!」 ロリスキーはアーカードの姿のまま腕を降ってひたすらえーりんコールをする地球破壊爆弾の頭を思いっきりどついた。 「いた~。もう、ノリが悪いなぁかがみんは」 「だから、その姿で言うなって…」 懲りない様子の地球破壊爆弾にロリスキーがため息をつく。 一向にアクションをとる気配のないえーりんを前に、さてどうしたものかとロリスキーが思ったとき、えーりんの細くしなやかに伸びた腕がぴたりと二人の眼前に突きつけられた。 そして、えーりんが初めての言葉を宣告した。 「……弾幕符「ニートの軍勢」……」 その瞬間、世界が一変した。 「何、これ……」 気付くとロリスキーはまったく見知らぬ土地に立っていた。 天高く清み渡る、遥かな蒼穹。 乾燥した風を吹かせるどこまでも広がる平原。 地平線の彼方には大河が横たわっているのが見える。 鼻をくすぐる大地の匂いは、今いる場所が先程までのファミレスなどではありえないことを教えてくれた。 「ここって、一体…?」 「ここは三国志の世界ですよ」 「うわあ!」 いきなりの横から投げかけられた声にロリスキーは思わず飛び上がった。 顔を向けると、そこには冷静に腕を組んでこちらを見つめる阿倍さんの姿があった。 「あ、あんたいつの間に!それに三国志って」 「私はこの空間ができたときからここにいましたよ。 ああ、それと正確には東方三国志の世界です」 「東方三国志って……まさかあの?」 ニコニコ動画における三国志系動画のさきがけとなった動画であり、短期間に投 下されたシリーズの数は60を越える。 多数の魅力的なニコニコキャラクターによるクロスオーバーは必見である。あと、後半の盛り上がりが半端ねぇ。続き超見てぇ。 正式名称は「新世紀東方三国志~ひぐらしの憂鬱~」である。 「あのいいところで第一部完状態になって続きが見たいでも見れないっていうあの東方三国志!?」 「そうです!全国に数万はいると思われるファンが続編の発表を待望して止まない、あの東方三国志です!」 「何てこと…」 東方三国志がいかに素晴らしい動画であるかは知っている。 だが、だからと言ってロリスキーにはどうすることもできない。 ただ、一瞬でこんな空間を作り出すことのできる敵の強大さを思い知らされただけだ。 「そ、そうだ、こなたとウッカリデスは!?」 「ウッカリデス氏はともかく地図氏なら、あちらに」 阿倍さんのムチムチの太い腕が平原のある一点に指を差す。 そうと示されなければ分からない程の遠くに、平原に一人ぽつんと取り残されたように立っている地球破壊爆弾の姿があった。 「うお~い!かがみ~ん!」 「こなたあ!」 小さい体で大きく跳び跳ねながら、精一杯存在をアピールしてくる。 豆粒程度の大きさにしか見えないが、どういう訳か声は届くらしい。 「待ってなさい!今そっち行くから!」 「それは止した方がいい」 駆け出そうとしたロリスキーの肩を、阿倍さんのガチガチの硬い腕が掴んだ。 「何でよ!こなただけあんな遠くにやって、どういうつもり!?」 「あなたが危険だからですよ。 意図はと聞かれれば…じきにわかります。…ほらきた」 「な、なに…?」 もう何度目かも分からないロリスキーの疑問の声は、大地を揺らす地響きの音によって掻き消された。 音の源を探して首をキョリキョロさせるロリスキーに阿部さんが厳かに告げる。 「処刑の時間です」 地響きの発生源はすぐに知ることができた。 地平線のかなたから、土煙を挙げて何かがやってくる。 地震と見紛うかりの地面の揺れは、それの力があまりにも大きすぎるために起きているのだ。 最初は地平線に舞い上がる砂煙としか見えなかったものが、近づくに連れて段々とその細部の様子が明らかになる。 それが何なのかはっきりと認識するに至って、ロリスキーは茫然と掠れた声を挙げることしかできなくなった。 「うそ……そんなの反則じゃない」 そこには魔理沙がいた。社長がいた。ビリー教官がいた。活動家がいた。 地響きは益々大きくなる。 SOS団がいた。ボーカロイドがいた。雛見沢の人々がいた。ローゼンメイデンがいた。それとは別枠で銀様がいた。 地響きはもはや立っていられない程に大きくなっている。 スパイダーマッ!がいた。ゴッドマンがいた。ウマウマを踊る者達がいた。男女男男女男女の並びでやってくる者達がいた。チーターマン三兄弟がいた。イ゙ェアアアアがいた。それと、便座カバー。 その他、ニコニコ動画に存在するありとあらゆる英雄達が一丸となって地球破壊爆弾目掛けて突撃を敢行していた。 「あれこそが彼女のスペルカード。 ニート軍を始めとしたニコニコ動画の猛者達を召喚し、一斉に攻撃を行う能力です」 「スペルカード何てもんじゃ……ないわよ……」 ちなみに、君主ニートの姿はなかった。 「こなたぁぁぁ!!早く逃げてぇぇぇ!!」 ロリスキーの必死の叫びも地球破壊爆弾の耳にはもう届いてはいないようだった。 嬉々として自分を討ち滅ぼさんと向かってくる軍勢を見つめ、半月の形に広がった口からくぱあ、と牙を覗かせる。 内に究極の混沌を内包した書き手と、カオスの権現と化した軍勢がここに激突した。 「近づかなくて良かったでしょう?」 「……うるさい。黙って」 ワンモアセッ!という気合いの声とともに放たれた教官の攻撃によってこなたの体はたやすく吹き飛んだが、瞬時にアーカードの姿をとって再生した。 孔明の罠に引っ掛かっていたマリオを二人、三人と引き裂いてほふり、四人目に手をかけたところに降り注いだ社長の矢雨によってそれ以上の攻撃を阻まれた。 すぐにラジカルレヴィちゃんの二丁拳銃で応戦する。しかし鍋から飛び出した愛らしいってレベルじゃねーぞ、な無数のぬこ達たちによってぬこぬこのふるぬっこにされてしまう。 「ふむ、一進一退といったところですか。 ですが、あれ程の軍勢を相手にどれだけ持ちますかね?」 「……」 地球破壊爆弾が次第に劣勢に追い込まれているのはロリスキーの目から見ても明らかだった。 いくら超再生の吸血鬼と言えど戦力に差がありすぎる。 超絶技巧で攻めるマリオと何故か一切動かないマリオの連携攻撃に四肢を持っていかれる。 イ゙ェアアアアと勝手に飛び上がっていたひろしを食いつくすことで体力を回復させたが、回復しきる前に俺がガンダムだと言い張る男の追い討ちが入った。 血を吐き膝をつく地球破壊爆弾。しかし、未だにその瞳は闘争の愉悦に浸っている。 その証拠に、マトリックスな動きをするミクのネギとロードローラーの会わせ技で全身を挽き肉のようにされても瞬時に再生して……。 「ああ、ついに長門さんの姿が出ましたよ。 結構焦ってるんじゃないですか、あの人?」 「……黙りなさい。あいつはまだこんなもんじゃないのよ……」 光の帯と化した長門の両腕が周囲をなぎはらい、ハルヒ姿の吉田君やらパンツアカイッス!なデバイス達やら鬼緑さんやらを消し炭に変える。 しかし、その何倍もの太さを持つマスタースパークと、バッツ代わりのゴルベーザがいいですとも!と息を合わせて放ったメテオが逆に地球破壊爆弾を消滅寸前にまで追い込む。 不利を見てとったのか地球破壊爆弾はスーパーキョンタイムを発動させた。しかし、元から超速で動くエリオ・クーガーの前ではほとんど意味をなさない。 「ひどい汗ですよ?お体の具合でも悪いのでは?」 「うるさいって言ってんでしょ!あんたたち、こんなことしてただじゃすまないわよ!」 「それは、地図氏が文字通り"地球破壊爆弾"であることを指しているのですか?」 「まさか……あんた達知ってたの?」 何でもないことのように頷いて見せる阿倍さんにロリスキーが言葉を失う。視界の端に、英語で喋るハルヒに適当な字幕をつけるキョンの姿が見えた。 安部さんはキモい微笑みを湛えながら、ホモっぽく言う。 「当然です。我々は主催者側の人間ですよ?参加者の情報は大体把握しています」 「だったらなおさら!今あいつが死んだら大変なことに…」 「大変なこと、ですか」 「な、何よ」 動揺する素振りのない安部さんにロリスキーは怯む。右から左に流れる真っ赤なちかあああああああいいいいいい!!という文字列に地球破壊爆弾がすりおろされるのが 見えたことも関係しているかもしれない。 「地球破壊爆弾がそんなに恐ろしいですか?」 「あ、当たり前じゃない!みんな…死んじゃうんだし…」 回りくどく喋る安部さんに苛立ち食って掛かる。 言葉様の手で中に誰もいないことを確認されている地球破壊爆弾の心配は後だ。実況はジョン・カビラ氏。あと誠死ね。 「そうですか。しかし、正直我々にとってはそう大した問題ではないのですよ。 まずあれは地図氏が地球破壊爆弾の姿をとらないと発動しない。その点はおきましょう。 そして何より、お忘れですか?我々がニコロワの住人だということを」 「あ……」 そこまで言われてロリスキーにも思い当たることがあった。阿部さんが微笑とともに頷く。 「気づかれましたか? そう、我々ニコニコ動画の出身者にとって"人類滅亡"など日常茶飯事なのですよ」 ロリスキーの頭に何度見たか知れない地殻雪崩の映像が、盆回りの曲をバックに再生される。 ロリスキーにとってはあり得ないこと。だが目の前の男達にとってはそれすらも取るに足りないことなのだということが、痛いほど分かった。 「人類滅亡動画など、我々には一分半から長くても五分程度の中堅シリーズに過ぎません。 今さら「地球破壊爆弾で人類滅亡」などという動画が投稿されたところで、さてどれほどのコメントがつくものやら」 「う…うぅ…」 敵がいかに規格外の存在であるかを今さらになって思い知らされ、意思に反して体が勝手に後ずさる。 冷や汗とともに戦い続ける地球破壊爆弾を見た。グルメレースの最中のようだが、心なしかさっきまでより再生のスピードが落ちているようにも見える。 「もう止めて!私はいいからせめてあいつだけでも!」 たまらずロリスキーは涙を流して懇願した。 「そこは"地図氏のライフはとっくに0よ!"というべきでは? まぁ、とにかくもう無理ですよ。……彼はあまりに危険すぎる」 その一瞬だけ真剣になった阿部さんの表情を、ロリスキーはうずくまっていたために見ることができなかった。 「とにかく顔を上げて彼の最期を見届けましょう。ほら、出ますよ。 あれが最終奥義、「組曲ニコニコ動画」です」 10分にも及ぶ攻撃を地球破壊爆弾が全てその身に受ける寸前、顔を上げたロリスキーはこちらにちらりと視線をやった地球破壊爆弾と目を会わすことができた。 その口が言葉を紡ぎだそうと弱々しく動く。 こなたの姿をした地球破壊爆弾はの絞りだした言葉をロリスキーははっきりと聞くことができた。 「ごめん、かがみん。……ちょっと無理」 地球破壊爆弾の姿は人の波に飲まれてたちまち見えなくなった。 「こなたぁっ!!」 軍勢が消えるのと入れ替わりに現れたえーりんが無言で差し出したのは、銀の輪をつけたとてもの小さな地球破壊爆弾の心臓だった。 阿部さんがうやうやしい手つきでそれを受け取る。 「もう再生する力も残ってませんか。だが、それでも生きているのは驚異的です。 かすかに脈動がある。やはり、あなたは危険だ」 手の中の心臓に向けて話す。そして、それを泣き止む気配のないロリスキーの前に差し出した。 「……う、ひぐ……こなたぁ」 「これ、母さんです。といったところですか。いかがです?最後にお別れでも」 「う……うあああああ!」 涙に汚れた手で阿倍さんからむしりとるように地球破壊爆弾の心臓を奪う。 手にすっぽりと収まる心臓は少し力を入れるだけで潰れてしまいそうで、とても脆いものに思えた。 「こなた……こなたぁ……」 「あなたも書き手ならば、ほのぼの展開の後にこうなるのは分かっていたでしょう? では、そろそろ時間です。それを返して……」 <<泣いてるの、かがみん?>> 「何っ?」 どこからともなく空間を振るわせて響いた声に、阿倍さんが眉根を寄せた。 音はロリスキーの手の中から周囲全体に届けるかのように響き渡っている。 「こな…た?」 「まだ喋る力があるというのですか?まさか…」 <<かがみんを泣かせたのは、お前かぁ!>> 手の中の心臓が再び音を発した瞬間、ロリスキーの手の中からじゃおおおおおとばかりに何かが飛び出した。 背の低い小さな体。全身を覆えるのではないかと思えるほどに長い特徴的な青い髪。一向に成長する気配のないロリボディ。 ロリスキーの横にしゅたっと着地したその人物は、心臓一つから瞬時に再生を果たしたこなた姿の地球破壊爆弾だった。 「じゃ~~ん!私、ふっかぁあつ!!ちなみに今のはバギーちゃんの真似~」 「こ、こなた!」 目を星にして産声を挙げる地球破壊爆弾に、ロリスキーが駆け寄る。 胸に顔を埋めて泣きじゃくるロリスキーの頭を地球破壊爆弾の腕が優しく撫でた。 「元気にしてたかい、かがみ。 いや~かがみの声が聞こえたんでおちおち寝てもいられなくてね。墓場から舞い戻っちゃったよ」 「さすがのしぶとさですね。正直驚嘆するほかありません。しかし……大分無理をなさったようで」 不足の事態にも関わらず冷静さを失っていない阿部さんの声に、ロリスキーははっと顔を上げ地球破壊爆弾を見た。 再生はしているものの、よく見れば目には隈が浮かび顔中びっしりと脂汗をかいている。 肌にも髪にも艶は失われ、立っているだけでもかなり辛そうだ。 「あれだけの攻撃を受けた後にさらに無理な超再生。あなたはとっくに限界のはずだ。違いますか?」 「フン。私を舐めるなよ、ヒューマン」 しかし、地球破壊爆弾は限界を訴える体を気にする様子もなくニィと笑い、こなたの姿でアーカードの言葉を話した。 「最後に多少抗って見せたところで私達に勝つことなどできません。 あなた程の方ならとっくに分かっているはずです」 「『変身をあと二回もオレは残している…その意味がわかるな?』だよ」 「術式解放…ですか。ですがアニロワ版アーカードのあなたにそれができるとでも?」 「クク…できるさ。ここは、もうそんな程度のことを気にするような空間じゃあない」 「こなた…大丈夫なの?」 こなたの姿でアーカードの言葉を紡ぎ続ける地球破壊爆弾にロリスキーが心配そうに声をかける。 地球破壊爆弾はロリスキーに顔を向けてにっこりと笑った。 「かがみんは離れててよ~。危ないからね…ってうぐぅ…」 「ほら!やっぱり辛いんじゃない!」 苦しそうに口を押さえ背中を折った地球破壊爆弾を慌てて抱き起こす。顔色が真っ青だった。 「うう…子供ができたの…かがみんの子よ」 「こんなときにふざけないで!」 「……もう、ほんとに冗談が通じないんだから」 苦笑しつつ、ロリスキーの肩をかりて地球破壊爆弾が立ち上がる。 何度が深呼吸して体が動くことを確認すると、地球破壊爆弾はロリスキーの体をそっと押しやった。 「こなた…」 「ほんとに大丈夫だから。 じゃあ、あんまりかがみんに心配かけるといけないんでちゃっちゃといくよ~」 不安げに見つめるロリスキーをよそに、あくまでおどけた口調の地球破壊爆弾が光に包まれ姿を変化させる。 全身を覆う光が消失したあと、その場に現れたのは長髪のサイドテールに白と青の制服を着た大人の女性、高町なのは教導官だった。 「ククク…じゃあ、始めるかヒューマン」 声はアーカードのままだった。違和感がないのは不思議でも何でもない。 「なのはさん…ですか。 正直失望しましたよ。切り札にしていたのがそのようなありきたりな姿だったとは」 対する阿部さんは言葉通り期待はずれだと言わんばかりにやれやれと首を振る。 確かに、今更少々食傷気味の感すら漂うなのはさんになったところで、できることは知れているのではないかとロリスキーでさえ思ってしまう。 だが、地球破壊爆弾は二人のそんなものどこ吹く風と口を引きつらせてニタァっと笑った。 「勘違いするなよ、ヒューマン。それにかがみん。こんなものは私の変身の内には入らない。 単に姿を真似ただけにすぎん。これは貴様等へのちょっとしたサービスだ」 「サービス…どういうことでしょうか?詳しく伺いたいものです」 「……拘束制御術式第3号第2号第1号、解放」 阿部さんの質問には答えず地球破壊爆弾は顔を片手で覆い、詠唱を開始した。 ぶつぶつと術式解放のための言葉を重ねる。 「状況A<<クロムエウェル>>発動による承認認識……眼前的の完全沈黙までの間、能力使用限定解除開始……」 「仕方ありませんね。では、見せてもらうとしましょうか。あなたの切り札というもの…僕も中々興味がある」 何がきても大丈夫という自身があるのだろう。余裕の態度で阿部さんがガチムチの両腕を組み、静かに待ち始める。 それ程間を置かず、術式解放の詠唱は終了した。 「では教育してやろう!……豚のような悲鳴を上げろ!!!」 そして、それと同時に一切の音を立てず地球破壊爆弾の姿が消失した。 「え…?」 訳が分からずロリスキーが疑問符を漏らす。地球破壊爆弾の姿が忽然と消えてしまった。 「どこへ行きました?まさか、これで終わりではないでしょう。 言っておきますが、原作アーカードの零号解放でも、我々にはかないませんよ」 阿部さんの態度に慌てた様子はないが、地球破壊爆弾がどこにいるのか分からないのは同じのようだ。首を振って辺りを見渡している。 そんな二人といるんだがいないんだが分からないえ-りんの周囲を暗い影が覆ったのは、そんな風に馬鹿みたいに何もない平原を探し回っているときだった。 「ん……?」 自然、三人が同時に顔を上げる。 頭上に浮かぶものが視界に入るにつれて、その場にいる全員の耳に音楽が届いた。 力強く炸裂する金管の音。 鋭く打ち震えるエレキギター。 高らかに響く女性コーラス。 そして、圧倒的なパワーでその場の色を塗り替える強烈なボーカル。 誰もが一度聞いたら忘れられない、この田中公平作の楽曲は。 「兵士諸君、任務ご苦労……さようなら」 「キ、キングゲイナーーー!!!???」 白亜の巨大ロボット、オーバーマン・キングゲイナーにその姿を変えた地球破壊爆弾がテーマソングを垂れ流しながら頭上に佇んでいた。 再び軍勢を呼び戻す準備に入るえーりんに、さすがに色をなくし汗を浮かべる阿部さん。 二人が始めて見せる慌てようを見ながらロリスキはー小さく呟いた。 「……では諸君、戦争だ」 ロリスキーの頬が、ふっと緩んだ。 ――外部との連絡が取れません! ――敵です!敵の攻撃です! 「死ぬよ」 ――ああ…あ…あああ…… ――助けてくれ、助けてくれ化け物だ! 「もっと死ぬ」 ――チクショウ、畜生ーーーーー!!! ――ぐああぁぁぁぁっぁぁぁぁぁ!!! 「あの男がこんなもので済ますものかよ」 ――クソッタレ、地獄だぞまるで!!! さぁ行くぞ!!悲鳴を上げろ……豚のようなぁぁっ!! などと叫びながら狂喜して軍勢を蹂躙する地球破壊爆弾の様子を、ロリスキーは近くの民家の縁側で茶をすすりながらぼ~っと見ていた。三国志時代の民家に縁側あったかどうかは知らない。中を見ると気絶中のウッカリデスが転がっていた。 いないと思ったらこんなとこにいたのか。 ちなみに、少佐のセリフを呟いていたのはロリスキーである。 圧倒的な反撃が始まってもう結構な時間が経っている。 「いやはや、全く凄いものですねぇ。チートとはああいうもののことを言うのでしょう」 「……あんたは行かなくていいのか?」 すっかり諦めたのか静観の構えで隣に腰を降ろす阿部さんに言うと、アレを相手にどうしろと、と微笑を返された。 確かに、どうしようもない。 サイズ的に何とかなりそうなのはゴッドマンだけど、ありゃダメだろうなほぼどつくだけだし。ほら負けた。 おいおい、お前が突っ込むとかもうネタ振りの領域だろうミスターファイヤヘッド。あ、腕折られた。タイラントの方か。助けて(by)ゾフィ~。 流星人間ゾーンもだめだ。ミサイルマイトは強力だけど鬼畜さではあっちの方が遥かに上を行く。 人間サイズの方はもう話しにもならない、人がゴミのようだって楽太郎、今はお前もゴミの内なんだよ。 オワタ式ロックマンはひたすらティウンティウンし続けてるし。ロイツマ勢はひたすら同じ動作を繰り返してるだけ。 って、つかさの首が大量に転がってったぞ。作者また病院から脱走したな。 地上の奴はひたすらチェーンガンで狙い打ち。逃げようとすればオーバーフリーズ。右に旋回。左に加速。 あ、何かA.C.E3したくなってきた。 「ねぇ~、A.C.E3対戦しない?」 ロリスキーの提案に阿倍さんは待ってましたとばかりに頷いた。 「いいですねぇ。ちょうど僕もそういう気分でした」 さっそく準備をといいながら立ち上がり、テレビやらソフトやらをがさごそ準備し始める。 「私マクロスね、マクロス。イサムの方」 「了解です。僚機はなしで良いですね」 「結局マクロス7参戦しなかったわね~。楽しみにしてたんだけど」 「まったく残念なことです。では僕はてゐを使いましょう」 「てゐいねぇよ」 外の悲鳴がおさまるまでにはまだ結構な時間がありそうだった。 「さあ、そいつを連れてとっとと失せたまへ!」 目を渦巻きにしてきゅう、と伸びたえーりんを阿部さんに投げつけ、地球破壊爆弾は勝利の宣告を突き付けた。 えーりんが戦闘不能になるに伴い、空間はすでに消滅しもとのファミレスに戻っている。 あれから結局A.C.E3→連ジ→マリオパーティと進み、スマブラXがちょっとだれてきたかな、ぐらいのとこまで行ったので結構な時間が過ぎているはずなのだが元の空間ではそれ程ではないらしい。 「く、覚えていなさい!この借りは必ずお返しします!」 阿倍さんのセリフが捻りのないのを通り越してセリフが埋まればもう何でもいいや的な雰囲気さえただようのは、よっぽど慌てていたのかそれとも単なるゲーム疲れか。 ともかく、ロリスキー達はは降って湧いた大きな危機を撃退することにひとまずは成功したのであった。 「ふう……」 緊張が解けると同時に、ロリスキーは大きく息をはいて床にへたりこんだ。 見るとウッカリデスがう、と小さくうめき声を上げている。 じきに目を覚ますだろう。気絶しすぎによる空気化の心配はなさそうだ。 それにしても、今度ばかりはもう駄目だと思った。 「いや、危なかったね~。かがみんがいなかったら私もどうなっていたか」 「何言ってるのよ、もう」 何より、地球破壊爆弾が死ぬと思ったときのあの全身が押しつぶされるような気持ちは二度と味わいたくない。 この気持ちが、吸血によって支配されているからなのかそれとも個人的な感情なのかはロリスキー本人にも分からなかった。 「何か気が抜けちゃって、体に力が入んないわ。ちゃっちゃとご飯作っちゃいましょうか。この人もじきに目を覚ますだろうし」 「そだね……早くかがみのご飯が食べたいよ……」 「あんたも手伝うのよ。ああでも、疲れてるわよね。ちょっとだけだけど休んでたら?」 「……」 「こなた?」 返事はなかった。 代わりに何かがどさりと倒れる音がした。 「こなた、こなたぁっ!?」 抱き寄せた地球破壊爆弾の体はとても冷たかった。 【昼】【F-6 ファミレス店内】 【忘却のウッカリデス@アニロワ2nd】 【状態】:元気、首を捻挫、腰痛、 気絶から目を覚ましそう。 【装備】:ゼロの仮面(蝶高性能)@アニロワ2nd 【道具】:なし 【思考】: 0:一体何が…… 1:僕の推論が合っているのか? 2:あとは、マダオ氏の帰りを待とう 3:最速の人との誓いを守る ※ロリスキーを見ると、胸が高鳴ります ※ロ、ロリスキーのを……見てしまった…… ※次の放送の時には【E-7 ファミレス】にいる予定。無理なら次の放送の時に戻る。 ※ウッカリデスが見た上空に存在する建物は、今の所彼にしか見えません。 【ゼロの仮面(蝶高性能)@アニロワ2nd】 銃弾から魔法、科学兵器、核に至るまであらゆる攻撃を防いでしまう恐ろしい仮面。 ただし、守られるのはあくまで仮面に覆われた部分(頭部)のみ。 視界は蝶良好で窒息の恐れもなし、ただし一度被ると死ぬまで外す事ができない。 【地球破壊爆弾No.V-7@アニロワ1st】 【状態】:疲労(大) 【装備】:『真紅』の衣装、シルクのエプロン 【道具】:支給品一式、着替え用の衣装(複数)、アダルトグッズ(大量)、未定支給品×1(本人確認) 【思考】:(〓ω〓.)  基本:とりあえずは、こなた&かがみという方向で…… 0:さすがにきついね…こりゃ…  1:かがみんのお手伝い~  2:お腹が減ったら、かがみんから血を吸う  3:かがみん用の血を探す(他の参加者か、輸血用血液)  ※基本的に中身はアーカードで、CVは平野綾です  ※変化する姿に7つのバリエーションがあるらしいです。  【1:地球破壊爆弾】【2:アーカード】【3:長門有希】【4:泉こなた】  【5:銃撃女ラジカル・レヴィさん】【6:キングゲイナー】【7:1~6とか目じゃないよ?びびるよ、まじで】  ※クーガーの早口台詞が言えます!  ※鎖鎌、鳳凰寺風の剣、ソード・カトラス、ノートPCの投影が可能です。  【スーパーキョンタイム】  地図氏以外の者はゆっくりとしか動けなくなります。一度使うとそれなりの時間使用不可能です。  【地図氏の地図】  参加者の位置、生死を含めた地図を投影できます。※長門有希の状態でのみ可能。  使いすぎるとアレなので、毎晩0時にのみ使うことにします。 【クールなロリスキー@漫画ロワ】 【状態】:不死者、吸血鬼、疲労(中) 【装備】:裸エプロン(キュートなシルク仕様) 【道具】:支給品一式、着替え用の衣装(複数)、『村雨健二』の衣装、日焼け止めクリーム(大量)、未定支給品×?(本人確認) 【思考】:  基本:脱出か対主催!  1:こなたを看病する  2:仲間と無事に合流したら、今後のプランを練るわ  ※容姿は柊かがみ@らき☆すたです  ※何故か不死身です  ※ギャルゲロワ版最速の人に心惹かれています  ※地球破壊爆弾No.V-7に血を吸われ、彼女の下僕になりました 【裸になってすぐアッー~殺意のqwglOGQwIk~@ニコロワ】 【状態】:健康 【装備】:なし 【道具】:支給品一式(ランダム支給品があるのかは不明) 【思考】:  基本:参加者の抹殺  1:とりあえずえーりんを連れて逃げる  2:地図氏には借りを返す。 ※なぜか地球破壊爆弾を危険視しています。 ※容姿は阿部さん、性格は古泉。その名はイイ男、キモカッコゲイ!! ※ニコニコ動画に存在する動画ゆかりの技を全て使えます。 【C.M.超展開はデフォなのか?@ニコロワ】 【状態】:気絶 【装備】:なし 【道具】:支給品一式(ランダム支給品があるのかは不明) 【思考】:  基本:参加者の抹殺  1:きゅう…… ※容姿はえーりん!えーりん!何故か無口なようです。 ※ニコニコ動画に存在する動画ゆかりの技を全て使えます。 |163:[[絶望可憐少女達]]|投下順に読む|165:[[氷の青年]]| |163:[[絶望可憐少女達]]|時系列順に読む|165:[[氷の青年]]| |160:[[幸せは願うもの。叶えるもの]]|忘却のウッカリデス|190:[[愛だよ、愛]]| |160:[[幸せは願うもの。叶えるもの]]|地球破壊爆弾No.V-7|190:[[愛だよ、愛]]| |160:[[幸せは願うもの。叶えるもの]]|クールなロリスキー|190:[[愛だよ、愛]]| |142:[[黄昏、来まくって]]|裸になってすぐアッー~殺意のqwglOGQwIk~|171:[[【書き手ロワ2nd】地図氏を暗殺しにいってみた]]| |142:[[黄昏、来まくって]]|C.M.超展開はデフォなのか?|171:[[【書き手ロワ2nd】地図氏を暗殺しにいってみた]]| ----

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