一般幹部候補生試験二次試験、航空身体検査
航空、ならびに海上飛行要員が身体検査とは別に受ける身体検査項目。
海上・航空飛行要員ともに脳波検査は三次試験にて実施。
主に2次試験(一部3次試験)で実施する項目について掲載しています
158cm以上190cm以下
2009年度航空学生採用試験より撤廃
血圧
坐位で収縮期(最高)血圧140mmHg未満100mmHg以上、拡張期(最低)血圧90mmHg未満50mmHg以上
起立性低血圧の検査も合わせて実施
5分横になり安静にした状態から起立し、2分後の血圧を測定
上記(坐位)の範囲内ならば大丈夫であろう
脈拍
安静時で100以下
アドバイス
緊張のため血圧、脈拍が上昇することは誰でも起こりうる
鼻で吸い、口で吐く腹式呼吸を心がけ、苦しくない程度に息を止め、ゆっくり吐く
これだけでも多少は効果があるので困った時にはワラにもすがるつもりで試してもらいたい
遠見視力
両眼とも0.2以上で矯正視力が1.0以上
レーシック等近視矯正施術(オルソケラトロジーを含む)を受けていないこと
中距離視力
裸眼視力又は矯正視力が0.2以上
近見視力
裸眼視力又は矯正視力が1.0以上
次に示す範囲以上とする
上方60°
外上方75°
外方90°
外下方80°
下方70°
内下方60°
内方60°
内上方60°
斜位検査
斜位についてマニュアル上は適合
斜視とは異なる
大半の人は多少の斜位を持っており、数値が大きくなければ問題ない模様
斜視は不適合
輻輳近点は100mm以内
深視力検査
三杆法による平均値が20mm以内
マニュアルによれば不同視を持つ者でも深視力検査が範囲内なら適合
海飛行は三次に行う
てんかん(けいれん発作)の診断に用いられる。
てんかんの既往歴がある場合は不適合
脳波記録上、棘(spike)、徐棘波がある場合は不適合
遺伝性のてんかんもあるため、既往歴が無くとも脳波に波形として出る場合がある
一般の血液検査は1本ですが、飛行要員は2本血液検査用に採血します
※一般幹部候補生募集要項に無い項目については航空学生募集要項、航空身体検査マニュアル(国土交通省)を参照した。
最終更新:2011年09月17日 23:35