ドット絵作成メモ (選択範囲について)

【選択範囲について】
ここでは色替えの準備段階にして、画像編集ソフトに初めて触った方が一番戸惑うであろう「範囲選択」について説明します。



左端のアイコン群上方に「選択範囲」「自由選択」「自動選択」というアイコンがあります。
アイコンの上にマウスポインタを置くとそのツールの名前が出ますので、その要領で探して下さい。決して画面キャプチャがかったる(ry
上記三種に加えて選択範囲メニューの「色域指定」も使えるとすごく便利です。
いずれもよく使うものですので、場所やアイコンの絵をよく覚えておいて下さいね?


前提@選択範囲とは
プラモで言うところのマスクと似たものです。つまり特定の場所を保護し、間違えて色を塗っちゃったり消しちゃったりしないようにするツールということです。
この場合(画像編集において)は選んだ部分「以外」を保護するものとなり、従って編集したい個所を前もって選んでおけば余計なミス(間違って消しちゃったり)をせずに済む、ということになります。
フィルタを使用する場合は必須の機能ですので、是が非でも理解しておいて下さい。


選択範囲
四角形の範囲を選択するためのツールです。特定の一ドットだけ選択したい場合もこちら。


自由選択
投げ縄ツールとも呼ばれ、文字通りマウスで動かした範囲を選択範囲とすることが出来るツールです。
性質上ランダムな形をした部分の選択に向きます。一ドットのみを選択することはたぶん出来ないので、その場合は選択範囲ツールを使いましょう。


自動選択
色域指定と似たツールですが、こちらは「選んだドットに近い色を持つ部分をまとめて選択出来る」ツールとなっています。
ただし選んだドット乃至は条件を満たしたドットに隣接してない部分は選ばれず、
従って「最初に選んだドットの周囲四ドットが条件を満たさなかった」場合は最初に選んだ一ドットしか選択されません。
似た色が連続している部分を一気に選びたい場合は特に便利で、主にShiftキーと併用していくことが多くなるかと思います。


色域指定
指定した色を選択出来るツールです。任意の幅=許容量を持たせることが出来、1は選んだ色に完全合致するもののみ、以降数字が大きくなるほど「大雑把」になっていきます。
FTでは黒(000000)が透明の扱いになるため、間違えて黒を使っていないか調べる際にも使えます。
「新規」は既存の選択範囲を破棄して再度選択し直します。
「追加」は選択ツール+Shiftと同じで、既存の選択範囲を保持したまま指定した色を選択出来ます。
「除去」は選択ツール+Ctrlと同じで、既存の選択範囲から指定した色の部分を取り除けます。
許容量の指定に少々慣れが必要ですが、とても重要なツールなのでどうか投げ出さずに慣れてやって下さい。
「選択範囲を反転する」のチェックは地味に便利です。「特定色を除く全域を選びたい」場合などにオススメ。


選択ツール+Shift
Shiftキーを押しながら選択ツールを使うと「既存の選択範囲を保持しつつ、新たな選択範囲を指定する」ことが出来ます。
こうすることで離れた複数の場所を選択することが出来、編集の自由度が飛躍的に高まります。


選択ツール+Ctrl
Ctrlキーを押しながら選択ツールを使うと「既存の選択範囲を保持しつつ、指定した部分を選択範囲から外す」ことが出来ます。
つまりShiftの逆の効果があるということです。
これら二つを使わずに編集することも可能ですが、たぶん面倒くさいことになると思います。



以上で説明した選択ツールと、これから説明するフィルタで以てアイコンの改造を行っていきます。
ピンと来ない場合は適当に試し加工をしてみて下さい。実際にやってみるのが一番身に付きます。

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最終更新:2008年06月20日 00:56