FAQ
よくある質問と答え
結局この人何やったの?
・ISP管理者という立場であるにも関わらず、顧客の通信内容を覗き見したことや、サポートセンタに架電した内容をblogのエントリーに記載し、不特定多数に公開しました。
・オンラインゲームの不正プログラムを、会社のパソコンと私物の持ち込みパソコンで、業務中に走らせていました。RMTを会社の資産や経費を使って行っていた。と本人がblogで書いていました。
それって何が悪いの?
・情報漏洩については明らかな法律違反です。通信内容の守秘義務はハッキリと電気通信事業法に謳われている大事な条項です。
野放しにしておくと中国みたいな検閲・言論統制社会になっちゃうよ、と言えば分かりやすいでしょうか。
・ゲームの不正プログラムについては少々問題が複雑です。
まず会社の設備で動かしていたということで業務上横領に当たります。
つぎに、会社の中から不正プログラムを動かしていたということで会社同士の訴訟になる可能性がありうるにも関わらず、管理者がそれを行っていたという管理意識の欠如も問題でしょう。
また、不正プログラムで稼いだゲーム内貨幣を日本円でやり取りするRMTは、マネーロンダリングや脱税などのブラックマネーの温床となっており、市場規模は現在150億円とも言われています。中国などへの貨幣流出の元凶ともされています。
最後に、そのような不正プログラムが、ゲームを普通に楽しんでいる人にとってどれほど不快なものであるかを自身もよく知りつつ、なおかつそれを使っていたというモラルハザード、これがおそらく一番大きな問題です。
「知らない人だから迷惑かけてもいいや。」「ばれなかったら悪いことしてもいいや。」このような人間が増えれば契約社会である日本国家は成り立ちません。知らない人をみたらぜんぶ泥棒だと思わなければならなくなってしまいます。