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初出
あらすじ
- 編集者のカヨは、文学賞を射止めた新鋭作家・二塔を担当している。
- 実は二塔というのは、双子の兄妹・搭次と塔子の共同ペンネーム。そしてカヨは、塔次と塔子、両方と恋人だ。
- 充実した日々を送っているカヨだったが、後輩の真奈に「自分は売れっ子作家と結婚して玉の輿を狙っている」「実はカヨ先輩は二塔先生と付き合っていて、二塔先生が売れるため便宜を図っているのでは」等の発言をされ、世間の目を考えると塔次・搭子との関係が明らかになる前に、担当を外れるべきなのではないかと考えはじめる。
- 折しも、上司から二塔先生の担当を外れるよう辞令が出される。しかもそれは、二塔先生自身から依頼があってのことだという。
- 突然のことに混乱し、塔次・搭子の家を訪れるカヨ。しかしそこには担当を引き継いだ真奈がいた。「もう二塔先生の担当は私なんですから」と追い返されてしまう。
- 自分は捨てられたのだろうか……。不安にさいなまれるが、塔次や塔子と連絡を取ろうにも、仕事が忙しくてかなわない。
- 連絡が取れなくなって5日。真奈が完成した原稿を持ってきたのを見たカヨは、いつもより完成が早いことに「自分じゃない方がやりやすかったのか」と打ちひしがれる。
- 塔次と塔子の口から、はっきり真実を聞きたい。矢も盾もたまらず社屋を飛び出したカヨだったが、出てすぐのところに塔次が待っていた。
- 今回のことは「カヨが忙しすぎることを自覚させるために」そして「自分たちの分の担当を減らし、少しでも負担を少なくするために」、塔次と塔子が仕掛けたサプライズだった。カヨを担当から外すのは、今回の作品が脱稿するまでと約束してあった。そのため、真奈を追い返すためには作品を完成させるしかなかったのだと説明する塔次。
- 塔子との再会。「会えなくって余計に疲れた」とお互いを労わる。幸せな日々が、また訪れた。
みどころ
- 『if』2007年6月号掲載「class 4 dorothy」の続編。バイセクシャルな関係を描いた異色作。
- 冒頭で、塔次とのベッドシーンが綿密に描かれ、幸せな日々であることを印象づけている。
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