玄箱PRO関連で「標準Linux」と言った場合、特に指定がないかぎりは工場出荷状態のままの状態を指す。
MontaVista Linuxという組み込みに特化したディストリビューションを採用している。
MontaVista Linuxという組み込みに特化したディストリビューションを採用している。
標準Linuxの特長
玄箱PROの標準Linuxに見られるいくつかの特長とは
- NANDフラッシュ領域で作動し、HDD未装着でも問題はない。
- samba?、swat?、httpd?、telnetdなどがインストールされている。
- gccなどの開発環境は整っていない。
- miconapl、nvramなどのBuffalo独自ソフトがインストールされている。
- BusyBoxのinitのためランレベルの概念はない。
などがある。
ハックを目的とせずNASとして使用する限り、この標準Linuxのままで支障はないが、何らかのビルドを必要とした場合、附属CD-ROMに収められた開発用LinuxをHDDに展開する必要がある。
ハックを目的とせずNASとして使用する限り、この標準Linuxのままで支障はないが、何らかのビルドを必要とした場合、附属CD-ROMに収められた開発用LinuxをHDDに展開する必要がある。
標準Linuxのメリット
HDDに依存しない動作のため、省電力で静音性の高い環境で作業ができる。
HDD未装着であれば、背面のファンを数えず「ゼロスピンドル」を実現している。
HDD未装着であれば、背面のファンを数えず「ゼロスピンドル」を実現している。
標準Linuxのデメリット
現実にHDD未装着では大したことはなにもできない。
なおかつ、書き換え回数に制限(セクターあたり約10万回)のあるフラッシュメモリを頻繁に使用する、という点も好ましくない。
開発環境がないため、簡単なビルドにすら事欠く。
なおかつ、書き換え回数に制限(セクターあたり約10万回)のあるフラッシュメモリを頻繁に使用する、という点も好ましくない。
開発環境がないため、簡単なビルドにすら事欠く。