Zero/stay night 02


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その日、ルイズはさわやかに目覚めた。
何だかよくわからないが、今日の自分は絶好調だ。根拠の無い自信があふれ、実際に体の中から力が涌き出るようである。
いまなら、今まで一度も成功しなかった魔法だって成功する気がする。
そう、たとえ今日行われるサモン・サーヴァントだったとしても――――

ルイズはそこまで考えて、寝起きの妙なテンションが下がっていくのを感じた。
そう、今日は2年生への進級がかかった使い魔召喚の儀式を取り行う日である。
もしこれに失敗すれば、また一年生をやり直す事になる。
そう思うと、さっきまでの異様な万能感が一気にしぼんできた。

「いいえ、大丈夫、大丈夫よルイズ、素数を数えて落ち着きなさい。
 素数は1と自分の数でしか割ることのできない孤独な数字。今の孤立無援な私に勇気をあたえてくれるわ」
なんか、落ち着いても別な方向に突き抜けてる感じである。まだだいぶ寝ボケているらしい。
「オーケー落ち着いた、私すごい落ち着いたわ。そうね、今更ジタバタしても仕方ないし、
 後はもう始祖様にでもおすがりするしかないわね」
もはや努力してどうなる状況でもない。こんな時最期に人が頼るのは洋の東西を問わず神様仏様である。
それは異世界でも共通らしく、ルイズはイソイソと身支度を整えると、朝も早くから始祖ブリミルに祈りを捧げるべく礼拝堂へと向かった。
結局、祈りを捧げる間もワケのわからない思考が頭の中をぐるぐる回っていたせいで、ルイズは朝食をとりはぐれてしまった。
空腹のまま、使い魔召喚の儀式に行くための準備をする。
神頼みもしたし、後は当たって砕けろの精神よ!などともはや自棄をおこした特攻精神としか言いようの無い物騒なことを考える。
そして、いざ出陣!と机の上に置いてある杖を手に取ろうとした時、そのそばに置いてある二つの物が目に入った。

一つは、この魔法学院に来る前に一つ上の姉カトレアがくれた、ルーンの刻まれた小さなカケラ。
コレはもともと、父がカトレアのために買ってきた物である。
生まれつき病弱なカトレアは、色々な水メイジの治療を受けてきたが、全く原因が分からなかった。
そんなカトレアに、すこしでも支えになれば、と王都にいった際に父が買ってきた。
なんでも、土のメイジの鑑定によれば、少なくとも1000年以上昔のものであり、
材質も、現在では絶滅した幻獣の肩甲骨を使っているらしい。
なかなかうさん臭い品物であったが、カトレアはとても喜んで、首からかけられる様にして、いつも身につけていた。
そして、ルイズが魔法学院に入学するため実家を離れる前の晩、久しぶりにカトレアと一緒のベットで寝たときに貰ったのだった。
これから立派なメイジになる、ルイズをきっと守ってくれるから、と。
それ以来、この小さなカケラはルイズの宝物になっていた。
もう一つは、ゴミにも見える、て言うかゴミにしか見えない、小汚いモノである。
話に聞く木乃伊とはこんなモノだろうか、などと思わせるソレは、長姉のエレノオールがくれたものだ。
エレノオールによれば、コレはハルケギニアで初めて脱皮したヘビの抜け殻だそうだ。
元来、このハルケギニアにはヘビという生物は存在しなかったらしい。
6000年前、このハルケギニアに始祖ブリミルが降誕した際に連れてきたのが最初であり、故にヘビは魔力の象徴とも言われる、云々。
入寮した次の日、まだ慣れない寮の部屋までわざわざ訪ねてきたエレノオールは、
これから魔法学院で学ぶにあたっての注意などを小一時間説教した後、最期にその最古のヘビの抜け殻(?)を取り出してそのような蘊蓄を垂れた後、
「た、たまたま来る途中で売ってたから買ってきただけよ。別にアナタのために前から用意してた訳じゃないんだから!」
などと聞きもしないのに一方的にまくしたてて、その小汚いモノを押し付けて帰っていった。
アカデミーで働く姉が以前から用意してくれたモノならば、まったくのマユツバものでもないだろう、とルイズは思って、一応大切にしていた。

さて、これ以上LUCKをあげようと思ったら幸運を呼ぶモノを身につけるしかないのだが....

   1、ルーンを刻んだカケラを持っていく
   2、世界最古のヘビの抜け殻を持っていく
 →3、いいえ、自分の実力を信じるのよルイズ!

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