魔眼の使い魔 3


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鼠は慎重に前進していた
息を潜め
足音を殺し天井を支える梁の上を
地雷原を進む歩兵のように
じりじりと進んでいく
その姿はあまりに人間的すぎた
まるで女性の入浴シーンを盗撮する変質者のように
「いや、これは規格外の使い魔の正体を確かめるため、
断じてやましい動機からではない」
鼠と視覚を共有する老人が言い訳じみた独り言を漏らす
緩みきった顔を見る限り説得力ゼロだが
やがて目的のポイントに到達した鼠が
通風孔からそっと顔を出すと
湯煙の向こうに女神がいた
黄金率を具現化したかのごときプロポーション
豪奢な紫銀の髪
白磁の肌
そして四角い瞳孔を持つ水晶の瞳
入浴していたのはメドゥーサだった
入浴中なので当然服は着ていない
もちろん下着も着けていない
そして

眼帯も外していた

翌朝
突然の全校集会でオールド・オスマンが自分探しの旅に出たとの発表があった
そして宝物庫の収蔵物に学院長そっくりの石像が加わったのだった

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