虚無と愉快な仲間達-01


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爆音が響き渡り、大気を震わす。
原因は皆さんご存じ、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブランド・ラ・ヴァリエールである。
彼女は土煙を凝視し、召喚が成功していることを祈っていた。
(……お願いします始祖様。留年は死んでも嫌なんです)
土煙は徐々に薄くなり、その向こう側が次第に明らかになる。

「やったわ!土煙の迎うに何かの影が三つ!!…………三つ?」
しかもそれらは人の形をしているようだ。
そしてついに姿が明らかとなった。
「この駄犬がッ!!貴様のせいで我の服が汚れてしまったではないか!どうしてくれる!」
「うるせぇ!!俺一人に妙な物を触らせようとするから道連れにしてやっただけだ!」
「落ち着け二人とも。どうやらあの鏡は空間転移のための入り口だったようだな」
言い争う金ピカの男と青い男。そして無駄に冷静な胡散臭い男。
何とも珍妙な三人組である。

「あ…あんた達いったい何者?」
ルイズは胡散臭い男に尋ねた。
「そうだな……神父と愉快な仲間達、とでも言おうか」
すかさず金ピカが不服そうな顔で割り込む。
「否。我様と可笑しな下僕達だ」
「誰が下僕だ!!それに一番可笑しいのはてめぇだろうが!!」



ルイズの思考回路は空前絶後の大混乱となっていた。
(ななななんなのこいつら????トリオ漫才?大道芸人?)
いつもならルイズを馬鹿にしている生徒達も唖然としている。いや、むしろドン引いている。
そして、やっとのことで言葉を紡ぎだすコルベール。
「ミ、ミス・ヴァリエール。一応召喚は成功したようなので、事情を説明して彼らの誰か一人と契約を交わしてください。」


一通りの事情説明と互いの自己紹介を終えたところで、言峰が口を開いた。
「問題は誰がミス・ヴァリエールの使い魔となるかだが、私はランサーが適役だと思うが」
「我も同感だ。尻尾を振るのは得意であろう?」
「勝手に決めるなよ。ここは嬢ちゃんの意見を聞こうぜ」
三人の視線がルイズに集まる。
「わ、私は……」
ギルガメッシュは論外だろう。言峰は一見まともだが、なんだか悪役っぽいオーラがでている。となると消去法で、一番ましなのはランサーということになる。
「私もそれでいいわ」
「決まりでいいな?ランサー」
「しょうがなぇな。まっ、これでエセ神父に従わなくて済むようになるわけだ。清々するぜ」

こうして、ルイズはランサーとの契約に成功した。
しかし、神父と愉快な仲間達の出現によってハルケギニアに暗雲が立ちこみ始めたような気がしてならない。


召喚編 完

花札補正の三人組は好きだから、多分続く。




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