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執筆者 四翼

視点 フライム

ライラ達が修行から帰ってきた後日の朝九時。

いつもどおりあいつ等は、同じメンバーで氷天の机のそばにいる。

「ね、ねぇラエクル、今日はフライムさん来るのかな」
ルイージの声だ。何時もと同じ、おどおどした声だった。

「後日来ると云って来なかっただろ?どうせ来ないよ」
ラエクルの奴、やはり私を信じていないようだな。

前には現われなくとも、ずっとこいつ等のことは見ていた。

蘭学園の選ばれし者と話していて、小月四翼が鉈を構えたことから、
全員で修行に行き、それぞれでポケモンバトルしていたことまで。

今日は休み時間に行くからな、楽しみにしていろよコリー、ラエクル、ライラ、アールガン達よ……。

「そろそろ1時限目だな。何だったっけ」
ライラだ。やはり忘れん坊な奴だ、ミッションは忘れていないだろうな?

「科学的に言うと僕の為にある科学だね」
氷天が言う。




そして皆がたるがっている授業もあっと言う間に終わり、休み時間の始まりを告げるチャイムが鳴った。

やはり朝と同じように、氷天の机に集まり話を始めている選ばれし者達。
私のことや食べ物のこと、いろいろな話をしているようだ。

そろそろミッションについて告げるか。

『選ばれし者達よ、聞こえるか』
私が言う。久しぶりに聞く声だ、皆少しは吃驚しているようだ。

「フライムか、久しぶりやな」
アールガンが関西弁を交えて返答する。

「あ、おはよフライム」
四翼もだ。

『待たせてすまなかった、ミッションについて詳しく説明しよう』

「待ってたぜ、その言葉を……!」
ラエクルが少し興奮したように言う。

「やっとだな、早く聞かせろ」
コリーが言う。ラエクルとは違い落ち着いて聞いている。

「ちょっと待って。 ジュース買ってくる。」
そう言って、ライラが教室を出ようとするが、ラエクルに連れ戻される。

『よし、ミッションについて説明する。
 使って良いポケモンは3体迄。通常は皆3体だろう。
 ミッションの種類は、協力して障害物を越えるものや、ポケモンで実践バトルすることも在る』

「わかったわ、それで今回のミッションは?」
普段口を開かない山本光さえも興味深々になっている。

『今回はまだ初めてだ、基本的なものをやろう。
 今回やるのは、ポケモンを使っての実践だ。
 条件はたくさんあるぞ、時間制限もあるしな』

「わかった、日時は?」
氷天が質問してきた。

『明日だ。明日は丁度土曜日、誰にも知られないだろう。明日10時にまみみもめ像のところに集合だ』

初めてのミッション、こいつらが何処までできるんだろうか―……。