執筆者 茄

視点…ナス

電話で連絡を取り合い、朝9時にYDM学園前に集まることにした。最初に来たのは、コリーとラクエル。ナスも9時前には行くことができた。

「フライムか……」

脳裏から離れないまま、校門の前で会議が始まった。





―――朝の9時

「みんな集まったな」

コリーが足早に言うと早速本題に入り始めた。

「何処へ行く?」

すると、下を向きみんなが考え始めた。必死に考えても見つからず、早10分がたとうとしていた。

「……ラクエルどうだ」

四翼が横にいるラクエルに問いかける。ラクエルがチラッと四翼を見ると山を指さし、みんなに言った。

「よし、あの山が良さそうだ」

指指した先は、ヨウガン山という人口的に作られた山。ポケモントレーナーの修行に一般的に使われているため、ここを選んだとすぐわかった。

「よし、早速行くよ」

歩き始めた。片手に地図を持ちながら。しばらくは、フライムの話題で話始めたが、歩く内に段々無言になり始めた。

「……」

ナスは、汗いっぱいの状態で列の後ろを歩いている。

「もう少し遅く歩かないか」

先頭の四翼に言う。時計を見ると10時。

「まだ、1時間しか歩いてないけど?」

「……そうだよな」

また、無言になり始める。下を見つめながら歩く。

「どうやら着いたみたいね」

四翼が言うと、顔を見上げた。

最終更新:2008年02月19日 16:34