執筆者 ライラ
視点…ライラ
「じゃあな。ラエクル。
明日フライムとか言う奴の言うことに脅かされて、弱腰になって学校休むなよ。」
ラエクルにこんなことを言ったのを少し後悔しながら僕は、部活へ向かう。
そんな僕の部活は陸上部。 短距離をメインに毎日走りこんでいる。
どれだけ走っただろうか。
部活が終わり、家に帰ると直ぐに時計を見る……
──18時。
「今日はもう外に出るのは止めておくか。」
なんて独り言を呟きながら僕は今日の宿題、日記を片付ける。
そして、ポケモンの手入れをし、ご飯を食べ、寝てしまった。
翌日。 起きて時計を見た。
「……やばい。 寝坊した!」
服を着替えると猛ダッシュで学校に行く。
門の前で、コリーを見掛け、少し安心した。
そして、授業もあっという間に終わり、いつものように颯の机で集まってお喋りをする。
「ところで、フレイムだっけ? 来るのかな?」
僕は気になったので皆に言った。
「お前……。 フライムだぞ。」
ラエクルが小声で言う。
僕が間違えたのがそんなに可笑しいのか、皆がクスクス笑う。
「相変らず、お前の天然は健在だな。」
コリーが笑いながら言った。
「そろそろ時間的にスライムとかいう……」
「だからフライムだろ」
1時間くらい経ったがフライムは来なかった。
「もう帰ろうぜ。 今日皆部活休みだろ?」
僕は皆に言ってしまった。
「そうだな。 誰かの家で集まって話そうか」
「……で誰の家にする?」
最終更新:2008年02月18日 20:24