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Liberty City Subway A VISITOR'S GUIDE

ここでは上記のページを和訳しています。


 ロックスターがマスコミに見せびらかしているGTA IVの特徴の一つは、リバティーシティーの地下鉄である。地上と地下両方から、各区を繋げている各駅の、独特でリアルなネットワークである。全市の中心に当たる細長いアルゴンキン島は、“百万”という単位を使わずに不動産の入札をするのは失礼に当たるような地である。ここはゲームの中枢であり、ここに最も多くの駅がある事は正しい。 しかしながら、時にはボーハン、ブローカー、デュークスといった地区に進む必要があり、そしてそれは容易いことだ。 ただあちこちにいる地下鉄の電車に乗りさえすえれば、即刻連れて行ってもらえるだろう……地上の交通渋滞【の中を進むこと】とは大違いだ。

 リバティーシティー市交通局、通称LTAはネットワークの維持と円滑な業務運行に責任を有している。地下鉄に関する世論は分裂しており、副市長【市助役?】ブライス・ドーキンスの選挙運動は、輸送政策が元で殆ど崩壊してしまった。対立は脇に置くとして、このネットワークに乗って各駅を移動するのは、明らかに容易であると気づくだろう。 地下鉄に乗る時、あなたには二つの選択肢がある……座席に座って、電車が線路に沿って進むのを眺めるか。これはアルゴンキンの地下にいる時には少しばかり退屈だろう。もしくは、簡単に電車での移動を省略する事も出来る。次の駅でNikoが電車から降りれば、操作が戻ってくる。 サンアンドレアスのカール・ジョンソンと違って、Nikoには電車を自分自身で運転するだけの十分な自身が無いので、リバティーシティーでは、単なる乗客としてじっとしているしかない。それでは、このネットワークにある二つの主な環状線について見てみよう。

アルゴンキン - ボーハン


 黄色と青の路線が結んでいるのは、アルゴンキンと、リバティーシティー最北端のボーハン区だ。環状線は2つの向きがあり、黄色い列車は内側を時計回り、青い列車は反時計回りとなっている。路線にはイーストン、フランクフォート(ハイとロウ)という2つの乗換駅があり、デュークス・アルゴンキン・ブローカーを結ぶ赤と緑の路線が利用できる。

 アルゴンキン島では、黄色と青の路線はずっと中央のルートをたどっている。住民の間で「ツーリスト・トラップ【観光客に吹っかける所、の意】」とあだ名される所以だ。市の主要な観光地の多くは駅から歩いてすぐの場所にあるから、この路線で旅すれば劇場やレストランから離れずに済むだろう。

 更に路線は少し南に向かい、シティー・ホール駅サフォーク駅で楽しみを体験できるだろう。そこからもっと下ると、ダウンタウンの金融街を行き交う多くのビジネスマンを目にすることになる。黄色い路線に乗っていて、ヘリコプターのツアーを探しているなら、シティー・ホール駅で降り、南東に少し歩こう。ちょっと時間がかかるかも知れないが、それでもイーストンまで戻って乗り換えて行くよりは早い。

 バーレスク周辺の主要な劇場街に行くなら、フランクフォート・アヴェニューで降りると良い。この駅は地下鉄ネットワークの中でも最も【意匠が?】凝っていて、スター・ジャンクションのそばの一等地にある。そこには素晴らしく美しい現代芸術の作品と、文字通りジュージューと音を立てるネオンサインがある。

 路線はミドル・パークの周囲を通っており、このリバティーシティー最大のパブリックスペースの近くには3つもの駅がある。ウェスト・パーク駅ノース・パーク駅イースト・パーク駅では歩き疲れた旅行者や老人を目にする事ができる。

 ボーハンへはリバティーシティーで最も北にある橋を渡らなければ行けないが、一度行けば、そこにはたった2つの駅、サン・クエンティン・アヴェニューウィンドミル・ストリートしかないと気付くだろう。

ニューヨーク市地下鉄のA/Cライン(黄色)とB/Dライン(青)の一部、それに4/5/6ライン(緑)を足したようなルート。
アルゴンキン(Algonquin):現実のマンハッタンに相当。アルゴンキンもマンハッタンもインディアンの部族名。
ボーハン(Bohan):同じくブロンクス。
スター・ジャンクション(Star Junction):タイムズ・スクエアに相当。
ミドル・パーク(Middle Park):言わずと知れたセントラル・パーク。どうやらメトロポリタン美術館もあるらしい。


デュークス - アルゴンキン - ブローカー


 緑と赤の地下鉄路線は、アルゴンキン、デュークス、そしてブローカーを結んでおり、路線延長により、今ではリバティーシティーで最も重要な交通拠点であるフランシス国際空港にまで達している。空港は市の最東端に位置しており、旅行客やビジネスマンは地下鉄を利用してこの遠隔地からアルゴンキンの活気溢れるダウンタウンへ移動する。デュークス区に位置する空港まで路線が到達したのは遅い段階だったので、ここでは地下鉄は地下ではなく地上を走行している。電車に揺られたあなたは、最後に太陽か、あるいはもっと素晴らしいリバティーシティーのシャワー(雨)の歓迎を受けるだろう。

 電車で荷物の置き場所を見つけたころには(good luck!)、あなたは空港からリンチ・ストリート駅に到着している。数十年前に開かれた万国博覧会で有名になった駅だが、催しが過ぎ去った今、地元の住人を訪ねるのでもない限り、ここで降りる理由はない。すぐに、デュークス区最後の駅であるハンティントン・ストリートだ。もしアルゴンキンの超巨大公園ミドル・パークを歩き回るのはしんどいと感じているのなら、ここで降りて、少し北のメドウズ・パークまで歩こう。その妙ちきりんな形状と砂利敷きの道路はランニング・レースをするのに申し分ない。そしてここにはデュークスで最も有名な名所「モノグローブ」もある。

 続いて、あなたがごく典型的な乗客なら、アルゴンキンの摩天楼と歓楽街を初めて目にするデュークス西岸に辿り着くのはたまらなく待ち遠しいだろう。アルゴンキン橋を渡る。鉄道と自動車が共用する橋としては、世界で最も長い部類に入るものだが、橋の下層を通る列車からの景色はあまり良くないので、最高の眺めを一目見たいなら空港でタクシーを拾った方が利口だ。

 アルゴンキン島で最初の駅はマンガニーズ・イーストだ。ミドル・パークや、その周囲のたくさんのブティックへは少し歩くが、それでも構わないのならこの駅で降りよう。
東岸を更に進むとクォーツ・イースト駅。チャージ・アイランドを訪れたり、イースト・ボロウ・ブリッジを見たりしたいあなた、下車駅だ。

 列車がアルゴンキン北部に進むと、ヴェスプッチ・サーカス駅がある、その次のフランクフォート・ハイフランクフォート・ロウは乗換駅だ。駅の立地と、他の路線ではアルゴンキンで最初の停車駅であるという理由から、地下鉄ネットワークの中でもここは特に混雑している。アルゴンキン北部は3つの駅があり、地下鉄網が充実しているが、オールダニーには地下鉄駅がなく住民は不満を抱いている。実際のところ、オールダニーにアクセスできるような交通を構築するのは高くつき、景気が後退している現在そういったことは考えられていない。

 しかしながら、それでもまだオールダニーを訪れたい人は、ヴォーキサイトクォーツ・ウェストで降りるのがベストだ。後者はアルゴンキンとオールダニーを結ぶブース・トンネルに用意にアクセスできる上、タクシーも捕まえやすい。西岸を下ると、多くのピアに近い一等地として名を馳せるヘマタイトの駅に到着する。地元の住民の間では「家をもつ余裕がない者が代わりにボートを維持する」と言い習わされている。交通渋滞がとにかく嫌で、地区間をストレスなしに通勤できる「フローティング・ヴェッセル【水上交通のことか】」に乗る為ヘマタイトまで地下鉄で行く人々が、沢山いるだろう。

 次のフェルスパーは、市で最高の名所「平和の女神像」に一番近い。「平和の女神像」はイギリスの食い物と綴りから解放された100周年の証として、1886年にフランスからアメリカに寄贈されたもの。船酔いに弱い多数の観光客にとっては不幸なことだが、像はハピネス・アイランドに立っている為、ボートでしか行けない。ボートのチケットはフェルスパーの近くで売っており、大勢の観光客がここで一斉に下車する。暖かい日、あなたがここで降りる予定がないのであれば、座席の上に縮こまっているのはやめた方が良い……誰かが膝の上にアイスクリームをこぼさないように。

 次はビジネスマンに有名なキャッスル・ガーデンズ駅だ。ダウンタウンの右の端に位置しており、朝早くと夕方遅くには、学生上がりの当てにならない新人どもで電車が埋め尽くされるのを目にできるだろう。この駅はヘリ・ツアーに最も近い駅でもあるから、いい加減電車に飽きてきたようなら、空へ出掛けてみてはいかがだろう?

 再び進路を北に取ると、エメラルド駅が近い。ギャングが殺し合いの地下アリーナに使用するというだけの理由で有名な駅だ。

 アルゴンキンのループで最後の駅はイーストン。あなたのホテルがアップタウンにあるか、ボーハンへ行こうとしているなら、この大きな乗換駅を利用しよう。より魅力的な、世界的に有名なロッテルダム・タワーをはじめとするリバティーシティーの高層ビルの数々に興味があるなら、ここで降りるのがベストだ。

 ここを乗り過ごしたなら、かなり大きく戻されることになる。電車は再びアルゴンキン橋を渡り、初めてブローカーに向かう。この地区は、ドックへ入港するボートから密かに侵入する移民たちの出発点になる。北のボーハンと同様、ブローカーにはホーヴ・ビーチショトラーという2つの駅がある。この街に休暇でやって来ているのなら、ホーヴ・ビーチで降りてファイアフライ・アイランドにある遊園地の楽しさを体験してみよう。素晴らしい旅になるはずだ。それが終わったら、歩いてアルゴンキンに戻れば、ブローカー橋から島の全ての摩天楼の美しい眺めを見られる。

3ライン(赤)、4/5ライン(緑)以外にも、ニューヨーク市地下鉄のあらゆる路線をまぜこぜにしたようなルート。
デュークス(Dukes):現実のクィーンズ。
ブローカー(Broker):ブルックリンに相当。
フランシス国際空港(Francis Intl.):ジョン・F・ケネディ国際空港。
万国博覧会(World's Fair):1964年のニューヨーク万国博覧会
モノグローブ(the Monoglobe):ユニスフィア。
マンガニーズ(manganese):Mn。原子番号25。
クォーツ(quartz):石英、水晶。
オールダニー(Alderney):ニュージャージーに相当。勿論地下鉄は通っていない。
ヴォーキサイト(Vauxite):bauxiteはアルミニウムの原鉱。
ヘマタイト(hematite):赤鉄鉱。
フェルスパー(feldspar):長石(珪酸塩鉱物)。
エメラルド(emerald):翠玉。
イーストン駅(Easton Station):乗換駅であることと、立地から見て、ここがグランド・セントラル・ターミナルに相当している。
ロッテルダム・タワー(Rotterdam Tower):現実のエンパイア・ステイト・ビルディング。
ファイアフライ・アイランド(Firefly Island):コニーアイランド。

By Neil Christie
4 April 2008


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最終更新:2013年05月29日 20:47