「冷却液・添加剤」の編集履歴(バックアップ)一覧はこちら

冷却液・添加剤」(2011/02/15 (火) 16:01:45) の最新版変更点

追加された行は緑色になります。

削除された行は赤色になります。

*冷却液・添加剤 #contents() ---- **精製水 PC水冷用冷却液の基本。特殊なフィルター等を使用して不純物を取り除いた水。 薬局やドラッグストアで販売されている。少しずつ気化して減っていくので残量に注意。 冷却性能だけを考えるならば、水だけを使用するのが最も冷却効果が高いが、 メンテナンス上、防錆や防腐効果のある添加剤やクーラント液を混ぜて使うのが一般的。 基本的にPC水冷で「水」といえば、水道水ではなく精製水の事を意味する。 水道水は不純物が多く、藻や錆といったトラブルの原因になるので使用は厳禁。 ---- **クーラント 冷却液の腐敗や冬季の凍結、金属の腐食や冷却性能を低下させる泡の発生等 を防ぐ成分が入った冷却液。クーラントに含まれるグリコール系成分(不凍、防腐成分) は常温では気化しないが、水分や添加剤は気化して減っていくので注意。 &bold(){※ プロピレングリコール・エチレングリコール} クーラントの主成分。20~50%程度が標準的な濃度。凝固点が低いので不凍効果があり、 潤滑性があるのでポンプ等の駆動部の磨耗を抑える。雑菌の増殖を防ぐ防腐効果もある。 プロピレングリコールの方が性能や環境負荷の面から好ましいとされる。 ***[[innovatek innovaProtect>http://www.webshop-innovatek.de/00000094271139704/000000942713b3501/50142494350d52d2f/501424943f08d1711.html]] innovatek純正クーラント。Pro、IP、Anwendungsmischungの3種類があり、 ProとIPは水3に対して1の割合で希釈して使用する250mlタイプで、 Anwendungsmischungは希釈しないでそのまま使用する1リッターのストレートタイプ。 無色透明で冷却液の汚れを確認しやすく、UV添加剤との組み合わせにも向いている。 国内で流通しているのは希釈タイプ。 ***[[Thermaltake Coolant>http://www.thermaltake.co.jp/product/Liguid/Upgrade/cl-w0148/cl-w0148.asp]] Thermaltake純正クーラント。UV添加剤が入っている。1000ccと500ccボトルの2種類あり、 どちらも希釈しないで使用するストレートタイプ。成分は水94%とプロピレングリコール6%に 各種添加剤で、冷却性能を重視したのか希釈率が高く、濃度はかなり薄い方。 ***[[ZM-G200 Anti-Corrosion Coolant>http://www.zalman.co.kr/eng/product/view.asp?idx=209&code=021]] ZALMAN純正クーラント。同社のRESERATORシリーズ用。500mlボトル入り。2リッターの水で 1対4に希釈して使用する。成分はプロピレングリコールと金属の腐食防止添加剤。 ***[[KOOLANCE Liquid Coolant Bottle>http://www.koolance.com/water-cooling/default.php?cPath=58]] Koolance純正クーラント。700mlのプラスチックボトル入りで、希釈しないストレートタイプ。 注入用のチューブが付いているので注ぎやすい。無色タイプの他に、UV添加剤入りの 各種カラーが用意されている。国内では主にUV添加剤無しのブルーカラーが流通している。 ***[[Fluid XP+ Ultra with z-7>http://fluidxp.com/index.php?page=shop.product_details&flypage=shop.flypage&product_id=79&category_id=23&manufacturer_id=0&option=com_virtuemart&Itemid=1&vmcchk=1]] 高い絶縁性や金属保護効果、広い使用可能温度範囲を売り文句とする サードパーティー製クーラント。希釈しないストレートタイプで、内容量は32オンス(約900ml)。 メーカーによると導電率は5μs/cm、電気抵抗率で表すと2kΩmにもなる。液体としては 絶縁性が高く、異種金属混在による電蝕にも強い。他社製品の倍以上という価格がネック。 ***LLC(ロングライフクーラント) 自動車やバイクに用いられる冷却液。価格が安く、種類が豊富なのが利点。 希釈率が指定されているタイプは、精製水で薄めて使用する。PC水冷で使うからといって、 必要以上に薄めると保護効果が失われ、逆に濃すぎると冷却性能が下がるので注意。 希釈せずにそのまま使えるストレートタイプは、薄めずに使用しても問題はない。 エチレングリコールタイプとプロピレングリコールタイプがあるが、エチレングリコールには 毒性があるので、毒性のないプロピレングリコールタイプの中から金属保護効果や 寿命に優れた製品を選ぶとよい。古いLLCには発がん性のあるアミン系添加剤を使用した物がある。 最近の製品はノンアミン系が主流なのでそちらを使用する事。 ***ブライン液(住宅床暖房用) LLCと中身はほぼ同じだが、無着色の製品があるのが特徴(着色されたものもある)。 ---- **添加剤 ※ 添加剤には毒性や刺激性がある物も多く、揮発して効果が失われたり、 人体に悪影響を及ぼしたりするので、流路が外気に開放されている状態では使用しない事。 ***FC Anti Corrosion Fluid 通称アンコロ。電蝕を防ぐ添加剤。水50に対して1(2%)の割合で希釈して使用する。 防蝕添加剤のスタンダードだが、これと水だけの組み合わせでは防腐効果等がないので注意。 変色する場合があるので耐薬品性に優れたチューブの使用が好ましい。UV添加剤との混合も可。 ***Cleaning agent Sysclean HPD 洗浄液。水10に対して1の割合で希釈して、密閉した流路で30分から1時間循環させて汚れを落とす。 揮発成分に引火性があるので、説明書を熟読の上、取り扱いに注意。 現在、AlphaCool社でも取扱いが終了したため入手困難。 ***UV添加剤 紫外線(UV)を当てると光る装飾用の添加剤。国内ではメジャーではないが、 海外メーカー製のクーラント液には最初から添加されていたりする。 冷却性能には関係ないのでお好みで。 ***Heat Carrier 熱伝導防蝕添加剤。メーカー曰くPC水冷用クーラントに比べて熱伝導効率が良いとの事。 希釈率:原液1(500ml)に対して精製水3(1500ml) UV添加剤との混合も可能だが効率は落ちる。 ---- **コメントフォーム #comment_num2(below,disableurl) - 電気抵抗率:4e10Ω/m,ストレート約900ml,$19.95 -- 名無しさん (2008-12-18 23:38:25) - Danger Den MCT-40 Non-Conductive Solution -- 名無しさん (2008-12-18 23:36:48)
*冷却液・添加剤 #contents() ---- **精製水 PC水冷用冷却液の基本。特殊なフィルター等を使用して不純物を取り除いた水。 薬局やドラッグストアで販売されている。少しずつ気化して減っていくので残量に注意。 冷却性能だけを考えるならば、水だけを使用するのが最も冷却効果が高いが、 メンテナンス上、防錆や防腐効果のある添加剤やクーラント液を混ぜて使うのが一般的。 基本的にPC水冷で「水」といえば、水道水ではなく精製水の事を意味する。 水道水は不純物が多く、藻や錆といったトラブルの原因になるので使用は厳禁。 ---- **クーラント 冷却液の腐敗や冬季の凍結、金属の腐食や冷却性能を低下させる泡の発生等 を防ぐ成分が入った冷却液。クーラントに含まれるグリコール系成分(不凍、防腐成分) は常温では気化しないが、水分や添加剤は気化して減っていくので注意。 &bold(){※ プロピレングリコール・エチレングリコール} クーラントの主成分。20~50%程度が標準的な濃度。凝固点が低いので不凍効果があり、 潤滑性があるのでポンプ等の駆動部の磨耗を抑える。雑菌の増殖を防ぐ防腐効果もある。 プロピレングリコールの方が性能や環境負荷の面から好ましいとされる。 ***[[aquacomputer Double Protect Ultra 1>http://aquacomputer.de/]] aquacomputer純正クーラント。クリア、ブルー、レッド、イエローの4色ある。 クリア以外のカラーはUVに反応する。1000ccのみの希釈しないストレートタイプ。 一番の特徴は色が非常に綺麗なこと。レッドがオレンジになった…ということは少ない。 ショップによっては対衝撃対策の為、強化容器に入っていることがある。 ***[[innovatek innovaProtect>http://www.webshop-innovatek.de/00000094271139704/000000942713b3501/50142494350d52d2f/501424943f08d1711.html]] innovatek純正クーラント。Pro、IP、Anwendungsmischungの3種類があり、 ProとIPは水3に対して1の割合で希釈して使用する250mlタイプで、 Anwendungsmischungは希釈しないでそのまま使用する1リッターのストレートタイプ。 無色透明で冷却液の汚れを確認しやすく、UV添加剤との組み合わせにも向いている。 国内で流通しているのは希釈タイプ。 ***[[Thermaltake Coolant>http://www.thermaltake.co.jp/product/Liguid/Upgrade/cl-w0148/cl-w0148.asp]] Thermaltake純正クーラント。UV添加剤が入っている。1000ccと500ccボトルの2種類あり、 どちらも希釈しないで使用するストレートタイプ。成分は水94%とプロピレングリコール6%に 各種添加剤で、冷却性能を重視したのか希釈率が高く、濃度はかなり薄い方。 ***[[ZM-G200 Anti-Corrosion Coolant>http://www.zalman.co.kr/eng/product/view.asp?idx=209&code=021]] ZALMAN純正クーラント。同社のRESERATORシリーズ用。500mlボトル入り。2リッターの水で 1対4に希釈して使用する。成分はプロピレングリコールと金属の腐食防止添加剤。 ***[[KOOLANCE Liquid Coolant Bottle>http://www.koolance.com/water-cooling/default.php?cPath=58]] Koolance純正クーラント。700mlのプラスチックボトル入りで、希釈しないストレートタイプ。 注入用のチューブが付いているので注ぎやすい。無色タイプの他に、UV添加剤入りの 各種カラーが用意されている。国内では主にUV添加剤無しのブルーカラーが流通している。 ***[[Fluid XP+ Ultra with z-7>http://fluidxp.com/index.php?page=shop.product_details&flypage=shop.flypage&product_id=79&category_id=23&manufacturer_id=0&option=com_virtuemart&Itemid=1&vmcchk=1]] 高い絶縁性や金属保護効果、広い使用可能温度範囲を売り文句とする サードパーティー製クーラント。希釈しないストレートタイプで、内容量は32オンス(約900ml)。 メーカーによると導電率は5μs/cm、電気抵抗率で表すと2kΩmにもなる。液体としては 絶縁性が高く、異種金属混在による電蝕にも強い。他社製品の倍以上という価格がネック。 ***LLC(ロングライフクーラント) 自動車やバイクに用いられる冷却液。価格が安く、種類が豊富なのが利点。 希釈率が指定されているタイプは、精製水で薄めて使用する。PC水冷で使うからといって、 必要以上に薄めると保護効果が失われ、逆に濃すぎると冷却性能が下がるので注意。 希釈せずにそのまま使えるストレートタイプは、薄めずに使用しても問題はない。 エチレングリコールタイプとプロピレングリコールタイプがあるが、エチレングリコールには 毒性があるので、毒性のないプロピレングリコールタイプの中から金属保護効果や 寿命に優れた製品を選ぶとよい。古いLLCには発がん性のあるアミン系添加剤を使用した物がある。 最近の製品はノンアミン系が主流なのでそちらを使用する事。 ***ブライン液(住宅床暖房用) LLCと中身はほぼ同じだが、無着色の製品があるのが特徴(着色されたものもある)。 ---- **添加剤 ※ 添加剤には毒性や刺激性がある物も多く、揮発して効果が失われたり、 人体に悪影響を及ぼしたりするので、流路が外気に開放されている状態では使用しない事。 ***FC Anti Corrosion Fluid 通称アンコロ。電蝕を防ぐ添加剤。水50に対して1(2%)の割合で希釈して使用する。 防蝕添加剤のスタンダードだが、これと水だけの組み合わせでは防腐効果等がないので注意。 変色する場合があるので耐薬品性に優れたチューブの使用が好ましい。UV添加剤との混合も可。 ***Cleaning agent Sysclean HPD 洗浄液。水10に対して1の割合で希釈して、密閉した流路で30分から1時間循環させて汚れを落とす。 揮発成分に引火性があるので、説明書を熟読の上、取り扱いに注意。 現在、AlphaCool社でも取扱いが終了したため入手困難。 ***UV添加剤 紫外線(UV)を当てると光る装飾用の添加剤。国内ではメジャーではないが、 海外メーカー製のクーラント液には最初から添加されていたりする。 冷却性能には関係ないのでお好みで。 ***Heat Carrier 熱伝導防蝕添加剤。メーカー曰くPC水冷用クーラントに比べて熱伝導効率が良いとの事。 希釈率:原液1(500ml)に対して精製水3(1500ml) UV添加剤との混合も可能だが効率は落ちる。 ---- **コメントフォーム #comment_num2(below,disableurl) - 電気抵抗率:4e10Ω/m,ストレート約900ml,$19.95 -- 名無しさん (2008-12-18 23:38:25) - Danger Den MCT-40 Non-Conductive Solution -- 名無しさん (2008-12-18 23:36:48)

表示オプション

横に並べて表示:
変化行の前後のみ表示: