ろーるぷれいのすすめ

ろーるぷれいのすすめ
                      YENSID
 
 締め切り明後日か…。書くこと、ねえや…。いったいどうすればいいんだ…。はっ!そうか!適当に書けばいいんだ!
 
 という精神状態の元で書き始めましたYENSIDです。どうもよろしく。正直自分がTRPGにおいてもっとも重要といってもいいかもしれないロールプレイについて書けるかどうか心配なんですが、過去の偉大なる先輩たちの言葉を借りたり(決してパクりではありません。決して!)しながらがんばっていきたいと思います。
 
 
Ⅰ、そもそもロールプレイとは?
 近くにあった講談社「英和中辞典」によれば、
 【roleplay…役割を演じる】
 ……、身も蓋もないですね…。まあまさにその通りであって、TRPGをやっている人なら誰でも分かるようにロールプレイは役割を演じるという意味なんですね。しかし、意味は単純でもその奥はかなり深い。TRPGを楽しくプレイするためにはロールプレイは不可欠。次の章からただキャラクターとして動くのではなく、よりそのキャラクターになりきったロールプレイをするためにはどうすればいいのかを書いていきたいと思います。
 
 
 
 
 
 
Ⅱ、ロールプレイをするには?
その1…男女をロールプレイする。
 TRPGをプレイしていればだれしも性別を変えて卓に挑むことがあるでしょう。そんなとき、果たしてどのようにロールプレイすればいいのか。昔の部誌に書いてあったはなしによれば、
『男は度胸・女は愛嬌、そして度胸』らしい。まさにほれぼれするような名言ですね。まあ、言われてみればそんな気がしなくもありません。
異性をロールプレイするには大変な度胸がいるでしょう。女性が男性をロールプレイするならまだしも、男性が女性をロールプレイするとなるとかなりきついです。まあ度胸なんていう抽象的な言葉で済ましたらさすがにつっこまれそうなのでもうちょっと詳しくいきましょう。
 
まず大事なのは「口調」ですかね。やっぱり少し口調を変えるだけで印象はがらりと変わります。うちの部のリプレイでそういうキャラでもないのに女性キャラクターが男言葉になっていると物悲しさを感じます。男らしく、女らしくと常に意識していればちょうどいい感じの口調になるかもしれません。
 
次に行動。TRPGではほとんどのシステムで男女による能力値や戦闘などでの差はありません。女性だってばりばり敵を倒しますし、男性だって補助にまわったりします。ということは男女の差をつけるにはキャラクターの普段の行動が重要なのです。いかに男らしく、女らしく振舞うか。そこには性格などを越えた男らしさ、女らしさが存在しているのです。この一種のオーラとでもいうようなものを表現できたら完ぺきでしょう。
 
最後はやっぱり度胸!……、すいません、つっこまないでください。まあでも度胸は大事です。恥ずかしがらずに自分がイメージした男像、女像になりきることが重要なのです。
 
 
その2…キャラクターをロールプレイする。
 キャラクターをより深く演じるにはどうすればいいのか。それにはまず、自分のキャラクターを強くイメージすることが大切です。性格や冒険をする目的、髪型や服装、はたまた人間関係など細かく決めればロールプレイもしやすくなります。しかし、ここでよってたかって決めてしまってはいけません。そのキャラクターの重要な部分を深く考え、あとは補う程度に。あまりにいろいろ設定を作ってしまうとどれをロールプレイすればいいのか指針がつかなくなります。そのキャラクターの性格や癖を考えるのが一番いいでしょう。普段の自分はしないようなことをするキャラクターにするとよりロールプレイが面白くなるかもしれません。
 ここで大事なのは自分がそのキャラクターを好きになれるような設定にすることです。どんなに面白いキャラクターでも自分が楽しくできなければロールプレイははずみません。愛着を持てるように作りましょう。
 
キャラクターをイメージできたら、実際にそれを活用していかなくては意味がありません。積極的にキャラクターの存在をアピールしていきましょう。私が良く使うのは何かが好きなキャラクターです。たとえば紅茶好き。酒場へいっても頼むのは酒ではなく紅茶。宿屋でも紅茶しかのまず、あげくの果てには自分でテーブルや紅茶を用意し一人優雅にティータイム。まわりの人からみればただの怪しい人ですし、ゲーム的になにか特別なアクションを起こせるわけでもない。それでもその存在感は大きくアピールできますし、お店の紅茶に対して一言「まずい。」とつぶやくだけでもそのキャラクター性がうかがえます。  
 一つ注意しなくてはいけないのは、表面上のアクションだけで終わらせてはいけないということです。ただ紅茶を飲みます、紅茶を飲みますではなくそこからそのキャラクターの性格につなげるようなアクションがないと、リアルなキャラクターというものが見えてきません。無邪気に楽しそうに飲んだり、静かに落ちついて飲んだりというワンアクションがあるとまた一段とキャラクターが濃くなります。
 自分のキャラクターをないがしろにせず、常に意識するのが大事です。
Ⅲ、GMのロールプレイ
 いままではPLのロールプレイでしたが、今度はGMのロールプレイです。NPCをロールプレイするのはもちろんですが、GMは情景描写にも気を使わなくてはなりません。その場所が詳しく説明されればロールプレイもしやすくなります。ただここは家ですといわれてもPLは行動がしにくいです。古そうだとかこぎれいだとか、ちょっとした説明があるだけでもわかりやすくなります。自分のまわりの風景を言葉で表す練習をしてみるいいかもしれません。案外難しいのでぜひやってみてください。
 
 もう一つ重要なのが登場キャラクターの表現。主要なキャラクターならばいいのですがなにかちょっとしたモンスターなどを登場させるとき、ただゴブリンA,B,Cではそっけないです。名前をつけろとはいいませんが少しだけでも区別があったほうがいいです。実際にはそうじゃなくても盗賊が3人現れたら「左から順番にトム、ディック、ハリーね」ぐらいの茶目っ気がほしいです。
 
 
Ⅳ、そしてロールプレイは永遠に
 TRPGをする上でロールプレイというものは非常に重要なものです。簡単にできるようなものではないけれどもTRPGをするときはロールプレイをするようがんばってみてください。やっぱり役になりきっておしゃべりをするなんて恥ずかしいと思う人もいるかもしれませんが、その恥ずかしさの先にさらなる楽しみが待っていると思います。みんなでロールプレイをすればよりTRPGが楽しくなると思います。同じ時間を共有している仲間達とともにぜひとも面白いTRPGを作っていってください。
 ずいぶんと長々書いてきましたが、この辺で終わりにしようと思います。最後にひとつ。
決してロールプレイの火を絶やすこと無かれ!

それでは。
最終更新:2008年05月21日 12:18
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