文化祭原稿サンプル・改


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TRPGにおけるPCPLについて
               著者  崋山
はじめに
はじめまして。崋山といいます。
ここでは、PCPLについて語ろうと思います。まずは説明からいきましょう。
 

PCPLとは(浅く考える)
 
  PLとは、Player、つまりプレイヤーです。その遊びを行うものです。TRPGにおいては、その卓(ひとつのお話)に参加する人で、GMではない人すべての人のことです。GMと協力して、GMのシナリオを完成させていく人間のことです。TRPGに参加する人間は、GM以外みなPLなのです。


 一方PC(Player Character、プレイヤー・キャラクター)とは、TRPGを行う中でPLが作って、演じる仮想のキャラクターです。GMの繰り広げる物語の中の、主要な登場人物であり、PLが演じる人物のことなのです。TRPG内における、PL
の分身なのです。
 …例えば、ドラゴンクエストにたとえた場合、コントローラーを握ってドラクエをやっている人がPLであり、その人が操るゲームの中の主人公がPCです。
 しかし、
TRPGでは、人に話しかけても、ドラクエのようにセリフが勝手に文字で出てきたりしません。PCにしゃべらせようと思ったらそれを操っているPL自身がしゃべらなければ、PCが喋ったことにはなりません。

どのように話すか(掛け声や挨拶、口調など)、何を話すか(場所を尋ねるなど)PLが考え、そのとおりに演じる(PLが口でGMに伝える)のです。ここで、相手の反応がよくなったり悪くなったりします。
要するに、PLTRPGの世界に入りこんでPCを演じることとなります。ということです。

 
 PCをつくる
プレイヤーにとって、TRPGPCを演じる遊びです。そのため最初にPCの設定(PCはどんな人なのか)を決める、言い換えればPCを作る必要があります。
基本的にはPCの能力値、特技、ファンタジーの世界ならば使える魔法、持ち物や武装、所持金、ルールによっては性格や他のキャラクターへの感情などを、自分でまたはサイコロで設定します。

 ここにあげたような、自分の
PCの設定を書き込んだ紙をキャラクターシートといいます。たまにキャラ紙などと略されます。「紙」とはいっても、普通は能力値などが見やすく、または能力値が計算しやすくなっている既製品を使います。

次に、どういう風にPCを作ればいいのか。という話に入ります。

重要なことは、GMのシナリオ内で、PCが活躍することです。もう一度ドラクエを例に出すと、プレイヤーが操る主人公達が魔王の元に到達する前に別の部隊に魔王が倒されたら、世界は平和ですが、プレイヤーとしては悲しいでしょう。
 やはり自分の作った
PCは卓のシナリオでは重要な、目立つ登場人物であるべきで、PCが活躍すれば、卓が終わった後も少しは満足感に浸れるとおもいます。
そのためには、PCがどんなことを担当する人なのかを考える必要があります。この時、PCPLが演じるものなので、PCを作るときには「どんな人を演じてみたいか」というのが重要になります。
自分がやりたいと思った活躍のしかたから選び、それに適応した相応の能力を上げれば(戦士なら力を高くする、など)、それなりに活躍できることでしょう。

 補足:全てのことを担当できるような、いわゆる万能な人を作るのはお勧めしません。器用貧乏になりやすいからです。


PCの年齢や性別なども決めてみてください。おじさんとか青年とか色々あります。これらの設定はアナタのPCをイメージしやすいものにしてくれるでしょう。

 キャラクターシートには容姿を書く欄があると思います。
PCの容姿についてイメージがあるなら、容姿を描くことは、皆がそのPCを想像する時に助けになるでしょう。

 PC
作りにおいて、もうひとつ重要なのが性格です。たとえキャラクターシートに書く欄が無いとしても、性格がないとそのPCの個性というものがほとんど出ません。つまり、PCの印象が薄くなってしまうのです。


 最低でも、大まかな
PCの性格を決めておくといいと思います。性格の例としては「熱血」や「クール」や「のんき」などが挙げられます。


 また、ある程度
TRPGに慣れてきたらそのPCの境遇やポリシーなども考えて、深みのあるPC(の性格)を演じるのもいいかも知れません。(例:PC①は殺生を嫌い、戦闘のときでもダメージを気絶の範囲で止める。等)

そしてPCに名前を付ければ、PCの完成です。私はいつも適当に決めていますが、凝ってみてもいいでしょう。

こうして出来たのが自分で作り、演じることになるPCです。


 
 シナリオに入ったら

 シナリオに入ったら、まず
GMの話をよく聞き、その場面を想像してみるのが先決です。このとき、PLGM
の話を遮ったりしてはいけません。これは常に注意すべきところです。

でも、GMやシナリオの進行等に支障が無い程度なら雑談なども構いません。明るいシナリオなのに、黙々とプレイして、つまらないと悲惨ですし。

「ドラマシナリオやシリアスっぽい雰囲気の場面だったら騒がない」という程度の注意でいいです。


あと、PCを演じるあまりにGMのシナリオをないがしろにしないでください。といってもほんの少しの常識を踏まえて行動をとっていればまず大丈夫だと思います。

 具体的な例としては「サディストだから村人を片っ端から剣で切りつける」「盗癖があるから人の財布を盗みつづける」などの犯罪や、「臆病だから依頼の前金
(依頼を受けた時点でもらえるお金)
だけ受け取って逃げる」などの、明らかに話が進まなくなるものが挙げられます。

 時と場合によってはこれらの行動をとっても構わないときもありますが、GMが初心者だったり特に何もないときは避けるのが無難です。


…もっと上質なことを。
とりあえずの注意としては、自分のPCはしっかり演じましょう、ということです。

 例えば相手のとある質問
(ここで何をしているの?など)に対して、即答する(「何もしてないぜ!」など)とか、答えない(「あなたこそ何をしていたのですか?」と聞き返す、とか)など、PC
の性格によって演じ方や反応はさまざまです。それ相応の会話を演じてください。

 自分自身だったらどうするかを考えた後に、でもこの
PCならどうか、と考えるのがわかりやすいと思います。
 例えば、「自分だったらこの敵は殺したくない」と考えてから、「でもこの
PCは悪を完全に滅ぼすことを信念としている」。だから「PC
は、ためらわずに止めを刺す」という行動に行き着く、みたいな感じになるのではないでしょうか。たぶん。


また、ダンジョンシナリオなどで、PL間の作戦会議が主体になってしまい、全然PCを演じていなかった場合(よくある)などでも、戦闘に入った時に、決めゼリフを言ってみても良いと思います。

例えば、自信過剰な
PC
の戦闘中なら「ふん、雑魚が!」とかいいながら敵をなぎ払う等です。

また、自分のPCの性格を演じるだけでなく、PC間の会話等によって、PC間の感情を演じてみるのもいいでしょう。その結果として、互いが持つ嫌な感情を打ち消したりするのも良いと思います。
 例えば、
PC①がPC
②に対して不信感を抱いていたが、同じ敵に立ち向かったことで互いを理解し、最後には深い友情で結ばれる、という展開などです。

特にそういうことを設定しないルールでも、自分で勝手に設定して演じることも可能です。慣れたらやってみてはどうでしょうか。

 そして、少しでも
PCを自分自身で演じることによる陶酔感が味わえれば、その時にはすでに貴方はTRPGの楽しみ方、「PLPCのあり方」について私より進んだ地点に立っていると思われます。
 
おまけ。本文中に出てきた用語。字数稼ぎ。
PL…プレイヤー。GMの卓に参加する人間。実在する人のこと。
PC…プレイヤー・キャラクター。GMのシナリオの中でPLがなりきり、演じ、操る、言わばPLの分身のようなもの。普通は実在しない。
NPC…ノン・プレイヤー・キャラクター。プレイヤーがいない、GM
演じているキャラクター。PC以外にシナリオに出てくるほぼす
べてのキャラクター。やっぱり実在しない。

GM…ゲームマスター。その名のとおりマスター。TRPGの司会進行役(なんか違う気もする)。シナリオを作り、その世界にPLをいざなう人。PCの行動に対しての結果や、NPCを演じたりする

ルール…GMが卓のシナリオを展開する、その舞台がどんな世界であるかを定めるもの。システムともいい、多分こちらのほうが良く使われる。ソードワールドを例に出すと、「中世ヨーロッパっぽいファンタジーの世界」「PCは冒険者である」などの根本的なことから「ナイフの威力」などまで、ソードワールドというルールに従っている。

マナー…当然守るべき礼儀や常識のこと。TRPGでは「シナリオ中に寝
ない」や「GMの話を遮らない」など。TRPGに限らず守るべ
きである。
ダンジョンシナリオ…ダンジョン(遺跡や洞窟など)を探索または攻略することが大きな目的であるシナリオのこと。GMによって単純な場合と奥深い場合がある。
シティシナリオ…主に、街中での事件()の解決などを目標とする、街を舞台にしたシナリオ。基本的には、情報収集から、盗聴や尾行などで情報を仕入れたりし、それを基に事件()を解き明かすシナリオだと思う。
ドラマシナリオ…ドラマティックシナリオ。上の二つとは違う分け方。たぶん、人間の(人間に対する)感情を見せ場とするシナリオ。このタイプのシナリオでPCをどう演じるかがPLの腕の見せ所。
導入…シナリオの冒頭。ソードワールドならPCが互いに組むシーンと
か、依頼を受けるシーンなどの、そのシナリオ(GMの世界)PC
が巻き込まれる(踏みこむ)きっかけが作られるシーンの事。
 シーン…舞台でいうと、舞台の幕が上がってから降りるまでの間。TRPGでは、その場面のこと。「シーンを切る」などのように使う。
 
 
終わりに
以上のことを頭の隅においてPCを作って、演じてみたらきっと楽しくなるでしょう。しかし、ここに書いたのは、私がまだ達成できていない目標です。

 TRPG
をするのが初めてなら、こんなことを難しく考えずに、というかここの文章をほぼすべて無視してでも、TRPGを楽しんでください。
とにかく
TRPG
を楽しめればいいです。

参加した人みんなが面白いと感じたなら、
理論は要りません。

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