読むな危険(書きかけ。)

読むな危険!!



この文章は悪魔の文章である。コレを読むと何が起こるって?教えてあげようじゃないか。コレを読むと、ある一定の確率で、「TRPGがつまらなくなる」のだ。どうだ、読みたくなくなるだろう。そう思う君はコレより先は一字も読まずにこの原稿を破り捨てたまえ。

ほら。「コレより先」の先は「一字も読まずに」と続いているから、この時点でこの紙が破れていても、破れていなくても、君はこの上に書いてある警告を無視したことになる。
なので本当にこの先の文章を読んで「マジかよTRPGって糞ゲー」とか思ってTRPGを止めたとしても私は本当に責任を取らない。

いいんだね?


いいんだね?




いいんだね?



本当に、いいんだね?




 最後にもう一度確認しよう。幸いにしてまだこの文章は本論に入っていない。だからこれだけ既に警告したのは確かだけれど、実はまだ間に合う。そう。それは「この判定に失敗したら即死ね~」とか言いながら、実際にファンブルを起こすと上手く話術でフォローするGMなんかと同じ原理だ(違)。

 しかし今度は本当に最後である。もう振りなおしも(←俺がよくやる)出目修正もキャラ作り直しも(←俺がよくやる)マスタースクリーンもルールブックもリセットボタンもセーブデータも「風来のシレン」(←やった事無い)どころかゲーム機自体も無い(謎。


それでも、いいんだね?




 さて本題に入ろう。こんな前振りをしているから非常にブラックな事を書こうとしていると思っている人が居るかも知れないので、副題を挙げておく。


シティアドベンチャーのこなし方!



「え?それって前置きの意味あったの?」っていう突っ込みに反応する。


 TRPGに置いて、プレイヤーは何をするか。と聞かれれば、恐らく「プレイヤーキャラクターを操作する」といった感じの答えが得られるに違いない。恐らくそれぐらいしかないだろう。逆に言えば、それはプレイヤーの権利であり、唯一の楽しみだと言ってもいい。
 例え、過去に同じ状況があっても、どう動くかというのはプレイヤー及びプレイヤーキャラクターの自由であり、それが多彩だからこそTRPGは面白いのだと思う。戦士だとか貴族出身だとかである程度方向性が決まってはいるが、その根本的な部分はそこである。


と、仮定したときに。

 「定石」というのが、その「動きの多彩さ」や「行動の自由さ」などの要素を失ってしまう可能性が大きいとおもうのだ(予測)。「定石」をやっているうちに、TRPGで行っている全ての動作が激しくパターン化し、いつしか作業になってしまうような気がするし、個人的にそれは嫌だ。
 たとえば、ダンジョン攻略の際に10フィートの棒で叩きまわるといった行為が流行る事でそれ以外の行動を取ることが許されないとか、そういう状況になるのが俺は嫌いなのだ。


 例えば、いくら筋の良い手だとしても、将棋の定石が最後の一手まで続いてたら嫌にならないか?「双方が最善で打って先行が70手目で詰む定石」とか。(注:実在しません。)

 ちなみにオセロでは、世界チャンピオンでもコンピューターに勝てない。つまり、計算上の絶対的な「最善手」が存在する。これが何を示すか、まあ何も示してはいないが、そんなものだ。


「じゃあそもそもこんな文書くなよ」って方にも反応。

 確かに今、この文章で自由度と言ったが、自由というのは非常に扱いが難しいのだ。特に発想が乏しい人にとっては、「町に着いたよ。さあどうする?」なんて言っても「じゃあ町の広場に行っておもむろに折りたたみ椅子を広げて町の景色を楽しみながら紅茶を優雅に飲みます」なんて行動は浮かんでこない(←浮かばれるとやや迷惑)。

 「TRPGの面白さは分かっているつもりだ。だけど、キャラクターは何をすればいいのか未だに分からない!!」なんて人、もしかしたら居るのかも知れない。
 なので、そんな方たちのために。また、情報の撒き方がなってないGM(=私)のために、この私が出来る限りの力を振るって書いてみるわけだ。ちなみに言っておくと、俺は別の名を「迷宮の崋山」といって、俺が出た卓(GM・PL問わず)では毎回情報収集が失敗して卓が行き詰っているといういわゆる疫病神なのだ。

 ああ、上の文章で急に萎えた方もこの原稿をどうぞ破って。





~気持ちを切り替えて~
 さて、いつもの癖で前置きに2ページ使ってしまいました。
 え?3ページ目入ってるじゃないかって?気にしないでください。

情報収集!

 さて、最初に来たのが一番重要なところです。なぜなら、「情報収集」というパートは、多くのGMの場合、「さあどうする!」と言った自由宣言が出されるからです。

 さて、情報収集は、開始前にやることがあります。それは、「何が知りたいのか」です。コレが無いと、GMはこちらの質問に非常に答え辛く、更に捜査もシナリオもイベントも絶対に進展しません。うぎょぎょ。

とりあえず、GMが何か固有名詞を出したらメモっておきましょう。組織名、人物名、伝説などなど。GMとしてはこれらの重要な部分を忘れられると困ります。特に「伝説」なんて無意味に語る場合は無いといってもいいです。人名は…まあ「村長」でいいんですけど。

例えば、えーと(コロコロ)「“虎の尾を踏む”アヴァランチ」について知りたいと思った場合

「名前」「容貌」「所属組織」「性格」「特徴」「経歴」「対人関係」

「“虎の尾を踏む”アヴァランチ」
容貌…右目に傷があるたくましい大男
所属組織…(ランダム国名決定表を見る)「独立ドラゴン共和国」所属
性格…つくしんぼう
特徴…耳がギザギザに裂けている
経歴…(背景表を振る)天界より降りてきたといわれているが不明。

まあでも、こうやって調べると彼のデータが適当(=重要NPCではない)ということは一目瞭然です。やっぱランダムは駄目ですね。
まあこのくらい根掘り葉掘り聞けばGMもNPCデータを全てさらけ出すことでしょう。


さて、次の問題はなんといっても「誰から聞くか」なわけですね。
まあでも相場は決まっています。

① 酒場のマスター
ソードワールドのように宿屋(「冒険者の宿!」)の一階(もしくは地下)が酒場になっているというパターンだったりすると完璧です。特に我が部員の卓では9割の確率で重要NPCを引き当てる、又は重要な情報の手がかりを貰うことが出来ます。また、特にたいした技能や特徴が無い場合でも情報収集が出来ます。
GMとしても、困った時のために酒場のイベントを用意すれば、調査が終わった段階でキャラクター達が宿屋兼酒場に集まってきた時に強制的に話を進めることができ、非常に楽です。

② OOギルド!
例えば、ソードワールドに置ける盗賊ギルドです。この場合、情報は確かに有料で更に組織員しか入れず、世渡り上手である必要がありますが、それだけに大抵は重要かつ信憑性が高いという質のいい情報が入っています。他にも、ファンタジーの世界観なら大抵は似た組織があるはずです。名称も「情報屋」などになっていたりします。
しかし、ギルドとはそれだけではありません。例えば、ソードなら魔術師ギルドです。此処にくれば、例えば「テレポート」を使える奴(「優れた魔術師」の噂)はどのくらいいるかとか、過去に破門された魔術師が居なかったか、とか。
他にも大工のギルドなら、「城を作った大工の一人が、図面をいまだ覚えている」とか、商人のギルドで「山賊はこの曜日だけは襲ってこない」だとか。
そういや、ソードでの各神殿なんかもここらでしょうかね。ちなみにソードワールドでは「センス・イビル」なんていうファリスのレベル1神聖魔法があります。効果は「相手が邪悪かどうか見分ける」なんていう効果です(多分)。つまり、親切そうでかつ怪しい人(←矛盾)はファリス神殿に連行(←その時点で逃げます)しましょう。

③ 図書館系
中世では特にお世話になる場所です。伝説や言い伝えの裏付け、知識不足による行き詰まりの解消をやります。参考までに今までの部員の動きを見てみると
「伝承チェック」「聖剣のキーワード探し」「古代遺跡の下調べ」「マジックアイテムの識別」(注:本来の方法では、「マーチャント:マジックアイテム」の鑑定、セージチェック、またはソーサラー6レベル「アナライズ・エンチャントメント」を使わなければいけません。)「薬品の分析」「この町の歴史」などなど。特にセージを1Lvしか持っていない高レベルパーティには非常に重要な場所となります。

④ 長老
なんというか、街というより町とか里とか村とかいうところにあります。主に図書館がない地域に置いて、それらと同じ役目を果たします。が、加えて村人同士の仲とか隠し通路とか更に詳しい情報を知っています(きっと)。問題ははっきりした大義名分がないと教えてくれませんし、たまに黒幕だったりします。

⑤ その他
街中、現場、お店、キーマンなどに聞き込み。目撃情報、噂、定期的に開かれる集会の有無、最近のブーム、『最近ちょっと変わったこと』(←俺がGMだと十中八九伏線張るのでので聞いてくれると嬉しい)などを聞きましょう。
ちなみにお店で聞き込みしたら何か商品(3ガメル程度)を買っていくのがマナーらしいです。まぁ中世で冷やかしは良くありませんよ、っと。

 そして、ある程度情報が集まり、目星がついたら今度は積極的に攻めましょう。
  • 関係者を尾行する
  • 関係しそうな建物に潜入し、聞き耳をたてる
  • 関係者に変装して接触する
  • 相手の犯行を予測して待ち伏せ
  • デマなどを流しておびき出す
  • それ以外にもなにか試してみる。
え?これは情報収集なのかって?当然です。なぜならこれらの行動を取る時と言うのは、確実な「証拠」が欲しい時で、「証拠」というのは信頼性の高い情報に過ぎないと考えられるからです。

まあいいや。なんでも。

で、証拠が手に入ったら突撃です。え?他にも手がある?残念ながら、俺がGMの時には他の手はありません。残念でした。やーいやーい・・・というのは、シティだとなんとなく戦闘が減り、気付くと最終戦闘だけだったりすることもあるため、GMとしては戦闘レスで卓を終わらせたくないという願望があるようでないようで。




戦闘


 まあこれは別に挙げるほどのことでは無いんですが、我が部では色々な事を考えて武器を取った結果、平気で3m強の槍を持ち歩いて民家の屋内で振り回すし、ドワーフの身長150cmなのに何故か背中に10フィート(3m弱)の棒を背負うし、クレインクィンクロスボウの叩きだす「壁吹っ飛ぶだろ」っていう打撃力の矢を屋内で撃って外していたりします。まあドワーフのファイター5Lvでマトック装備して洞窟の壁(岩)を粉砕した(3回ぐらい回りました)俺がどうこう言える義理では無いんですが。


 屋内で戦う時は取り回しのいい白兵用武器を積んでおきましょう。また屋内では多分本棚、は関係ないにしても薬棚、机、暖炉、窓、ドア、地下室などがある場合があるので、なんかギミックがありそうな戦闘では積極的に狙っていきましょう。

 また、屋内は狭いので範囲攻撃に注目しましょう。超大広間でもなければ先手を取ってファイアーボールやなぎ払い(攻撃(=命中率)が下がるので場合によります)で雑魚を攻撃するのも手です。ついでに言うと、逃げる仕掛けを用意しないと敵は逃げるのが困難なのでGMは非常口を用意しましょう。って、もはやシティ関係ないですね。まあ戦闘なんてそんなもんでしょ。

 そうそう、特になにか決めてるわけでなければ、キャラクターは一般人を巻き込まないほうがいいかもしれません。人質とられることもありますけど。
最終更新:2009年02月18日 23:12
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