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「BSアニメ夜話」の製作会社アマゾンに軽く扱われたため、唐沢センセの怒りが爆発。
発端。唐沢センセ「俺様は補充要員じゃねえ」
> 『アニメ夜話』制作会社アマゾンから連絡。最初は三回放送のうち二回に出
>演をお願いします、という話で準備を進めていたのが、ゲストの顔ぶれをもう
>少しバラエティに富ませたいので、一回に関しては出演を取り下げさせてくだ
>さい、と。私としては別にかまわないのだが、以前この番組でナディアを取り
>上げたとき、本来私は出演予定でなかったところを(樋口真嗣監督が忙しくて
>出演できなかったピンチヒッターで)いきなり
>「出演お願いできないでしょうか」
> ということで予定やりくりして出た経緯がある。これで今度は急遽出演取り
>下げ、ということで、またハイハイと言って文句言わないでいると、“足りな
>いとき出してきて、多すぎるときゃしまう”的な、便利な補充要員として認識
>されてしまう。怒るべきところはきちんと怒らないといけない。“いい人”で
>はいけないのだ……と、いうことで、怒ったメールを返信しておく。
> そもそも、この扱いでは残りの一回も出て気持ちよくしゃべることが出来る
>(つまり、いい番組作りに貢献できる)とは思えない。いくら評論家はしゃべ
>るのが仕事、とはいえしゃべる機械ではない。人間である。人情で動く。そこ
>らへんの機微がわからないスタッフにいい番組が作れるとは思えない。
[[裏モノ日記 2005年02月06日>http://www.tobunken.com/diary/diary20050206000000.html]]
その翌日。まだ苦笑止まり。
> アマゾンから“つい、忙しくてそっけない通知になってしまいました”と、
>これまたそっけない謝罪メール。苦笑。
[[裏モノ日記 2005年02月07日>http://www.tobunken.com/diary/diary20050207000000.html]]
数日後。唐沢センセ、ブチ切れる。
> メールチェック。『アニメ夜話』から、収録日の都合を聞いてくるメール。
>何事もなかったかのような文面に驚く。謝罪は一辺倒、なんら解決させようと
>いう努力のあとなし。たぶん、そもそも問題があったと思っていないのだろう。
>自分たちの都合のみ優先させて、
>「是非出演をお願いします」
> と言われて、こっちが怒っただけマヌケであると思われたままホイホイ出演
>できると思っているのか。ここまで軽く見られていたとは気がつかなかった。
>こちらの不覚である。つくづく情けない思いにかられながら出演お断りのメー
>ルを返信。
[[裏モノ日記 2005年02月20日>http://www.tobunken.com/diary/diary20050220000000.html]]
アマゾン陳謝。番組内で自分のポジションについて熱く語る唐沢センセ。
「俺、本当は濃ゆいオタクなんだけど、番組のためにあえて薄いコメントをしてるんだぜ」(意訳)。
> アマゾンM氏と話し合い。
>「うちではカラサワ先生はこの番組になくてはならない出演者と思っておりまし
>て」と言う。これはウソはない言だと思う。でも、そのなくてはならない出演者
>をないがしろにしてしまうのが世の中というもの。とりあえず、状態を白紙に戻
>すところまで譲歩。と、いうか、そこまでしか今は出来ない。局と談判してくる
>というので、その結果待ちでまた話し合いましょうと言っておく。
>
> 帰宅して、この件を一応メモにまとめていたら、関係各所から待ちかまえてい
>たかのように電話。とりあえず状況はこう、と説明。降ろすの降ろされるのとい
>うことで怒っているのではない。はっきり言えばBSの番組というのはさほど出
>演したところでオイシクないし、あの番組での私の役割はヒールもしくはフール
>であって、ネットでは“なんだあいつは”と叩かれる役回りだ。しかし、こうい
>う役を引き受ける人間がいないと番組が平板になり、かつ、あまりに話がマニアッ
>ク、また八方に飛びすぎる。いささか乱暴でも、こういう討論番組を“形にする”
>には、あるひとつのポイントに話を誘導する役が必要で、これは現場では感謝さ
>れても、そこを期待していなかった視聴者には“あいつのせいで”といううらみ
>をかうポジション。こういうやりがいはあるがソンな役を引き受けて出演するか
>らには、うんと自分のテンションを高めて望む必要がある。それをいきなり下げ
>られては、やる気がなくなってしまうのだ。今回製作会社に怒ったのは、プロ集
>団としての、そこの出演者扱いがなっていない、ということに対してなのである
>(ここは本来、トーク番組が得意な製作会社のはずなのだが)。
[[裏モノ日記 2005年02月22日>http://www.tobunken.com/diary/diary20050222000000.html]]
数日後。アマゾン「やっぱり二本出演でお願いします」。NHKのプロデューサーと一緒に挨拶するとのことだが……。
> 昼食とりつつ、書きおろし原稿チェックなど。電話、『アニメ夜話』制作会社M
>氏から。
>「NHKさんとも話し合った結果、あの番組に唐沢さんが必要不可欠という結論に
>なりまして」
> もう一度仕切り直しをして、旧のまま、二本出演でお願いできないか、と。正直
>なところ、ゴネたものにまたツラリとした顔で出るのは気が進まないのである。カッ
>コ悪いと思うのである。とはいえ、だからと言ってゴネたままというのも、自分の
>感情のままの行動で他人に迷惑をかけることになり、それも本意ではない。
>「NHKのプロデューサーと一緒に、一度ご挨拶に」
> と言うので、では月曜日あたり、と答えておく。局の人が足を運ぶということで、
>ここらが矛の収めどきか。
[[裏モノ日記 2005年02月24日>http://www.tobunken.com/diary/diary20050224000000.html]]
NHKのプロデューサーは来なかった。しかし、なぜか唐沢センセは怒らない。心が広いね。
>『アニメ夜話』打ち合わせ。先般来のトラブルの件での謝罪と、今後の打ち合わせ。
>NHKの人が来るかと思ったら来なかった。あくまで製作会社レベルでまとめたいら
>しい。まあ、いいか。構成台本を見ながら打ち合わせるが、まだちょっとギクシャク。
[[裏モノ日記 2005年02月28日>http://www.tobunken.com/diary/diary20050228000000.html]]
この後、唐沢センセは「映画クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲」と「新世紀エヴァンゲリオン」との回に出演。
「ヒールもしくはフール」な役回りであるにもかかわらず、かつてエヴァやそのファン(伊藤剛とか)をバカにしていたことについて一切触れなかった。
「BSアニメ夜話」の製作会社アマゾンに軽く扱われたため、唐沢センセの怒りが爆発。
発端。唐沢センセ「俺様は補充要員じゃねえ」
> 『アニメ夜話』制作会社アマゾンから連絡。最初は三回放送のうち二回に出
>演をお願いします、という話で準備を進めていたのが、ゲストの顔ぶれをもう
>少しバラエティに富ませたいので、一回に関しては出演を取り下げさせてくだ
>さい、と。私としては別にかまわないのだが、以前この番組でナディアを取り
>上げたとき、本来私は出演予定でなかったところを(樋口真嗣監督が忙しくて
>出演できなかったピンチヒッターで)いきなり
>「出演お願いできないでしょうか」
> ということで予定やりくりして出た経緯がある。これで今度は急遽出演取り
>下げ、ということで、またハイハイと言って文句言わないでいると、“足りな
>いとき出してきて、多すぎるときゃしまう”的な、便利な補充要員として認識
>されてしまう。怒るべきところはきちんと怒らないといけない。“いい人”で
>はいけないのだ……と、いうことで、怒ったメールを返信しておく。
> そもそも、この扱いでは残りの一回も出て気持ちよくしゃべることが出来る
>(つまり、いい番組作りに貢献できる)とは思えない。いくら評論家はしゃべ
>るのが仕事、とはいえしゃべる機械ではない。人間である。人情で動く。そこ
>らへんの機微がわからないスタッフにいい番組が作れるとは思えない。
[[裏モノ日記 2005年02月06日>http://www.tobunken.com/diary/diary20050206000000.html]]
その翌日。まだ苦笑止まり。
> アマゾンから“つい、忙しくてそっけない通知になってしまいました”と、
>これまたそっけない謝罪メール。苦笑。
[[裏モノ日記 2005年02月07日>http://www.tobunken.com/diary/diary20050207000000.html]]
数日後。唐沢センセ、ブチ切れる。
> メールチェック。『アニメ夜話』から、収録日の都合を聞いてくるメール。
>何事もなかったかのような文面に驚く。謝罪は一辺倒、なんら解決させようと
>いう努力のあとなし。たぶん、そもそも問題があったと思っていないのだろう。
>自分たちの都合のみ優先させて、
>「是非出演をお願いします」
> と言われて、こっちが怒っただけマヌケであると思われたままホイホイ出演
>できると思っているのか。ここまで軽く見られていたとは気がつかなかった。
>こちらの不覚である。つくづく情けない思いにかられながら出演お断りのメー
>ルを返信。
[[裏モノ日記 2005年02月20日>http://www.tobunken.com/diary/diary20050220000000.html]]
アマゾン陳謝。番組内で自分のポジションについて熱く語る唐沢センセ。
「俺、本当は濃ゆいオタクなんだけど、番組のためにあえて薄いコメントをしてるんだぜ」(意訳)。
> アマゾンM氏と話し合い。
>「うちではカラサワ先生はこの番組になくてはならない出演者と思っておりまし
>て」と言う。これはウソはない言だと思う。でも、そのなくてはならない出演者
>をないがしろにしてしまうのが世の中というもの。とりあえず、状態を白紙に戻
>すところまで譲歩。と、いうか、そこまでしか今は出来ない。局と談判してくる
>というので、その結果待ちでまた話し合いましょうと言っておく。
>
> 帰宅して、この件を一応メモにまとめていたら、関係各所から待ちかまえてい
>たかのように電話。とりあえず状況はこう、と説明。降ろすの降ろされるのとい
>うことで怒っているのではない。はっきり言えばBSの番組というのはさほど出
>演したところでオイシクないし、あの番組での私の役割はヒールもしくはフール
>であって、ネットでは“なんだあいつは”と叩かれる役回りだ。しかし、こうい
>う役を引き受ける人間がいないと番組が平板になり、かつ、あまりに話がマニアッ
>ク、また八方に飛びすぎる。いささか乱暴でも、こういう討論番組を“形にする”
>には、あるひとつのポイントに話を誘導する役が必要で、これは現場では感謝さ
>れても、そこを期待していなかった視聴者には“あいつのせいで”といううらみ
>をかうポジション。こういうやりがいはあるがソンな役を引き受けて出演するか
>らには、うんと自分のテンションを高めて望む必要がある。それをいきなり下げ
>られては、やる気がなくなってしまうのだ。今回製作会社に怒ったのは、プロ集
>団としての、そこの出演者扱いがなっていない、ということに対してなのである
>(ここは本来、トーク番組が得意な製作会社のはずなのだが)。
[[裏モノ日記 2005年02月22日>http://www.tobunken.com/diary/diary20050222000000.html]]
数日後。アマゾン「やっぱり二本出演でお願いします」。NHKのプロデューサーと一緒に挨拶するとのことだが……。
> 昼食とりつつ、書きおろし原稿チェックなど。電話、『アニメ夜話』制作会社M
>氏から。
>「NHKさんとも話し合った結果、あの番組に唐沢さんが必要不可欠という結論に
>なりまして」
> もう一度仕切り直しをして、旧のまま、二本出演でお願いできないか、と。正直
>なところ、ゴネたものにまたツラリとした顔で出るのは気が進まないのである。カッ
>コ悪いと思うのである。とはいえ、だからと言ってゴネたままというのも、自分の
>感情のままの行動で他人に迷惑をかけることになり、それも本意ではない。
>「NHKのプロデューサーと一緒に、一度ご挨拶に」
> と言うので、では月曜日あたり、と答えておく。局の人が足を運ぶということで、
>ここらが矛の収めどきか。
[[裏モノ日記 2005年02月24日>http://www.tobunken.com/diary/diary20050224000000.html]]
NHKのプロデューサーは来なかった。しかし、なぜか唐沢センセは怒らない。心が広いね。
>『アニメ夜話』打ち合わせ。先般来のトラブルの件での謝罪と、今後の打ち合わせ。
>NHKの人が来るかと思ったら来なかった。あくまで製作会社レベルでまとめたいら
>しい。まあ、いいか。構成台本を見ながら打ち合わせるが、まだちょっとギクシャク。
[[裏モノ日記 2005年02月28日>http://www.tobunken.com/diary/diary20050228000000.html]]
この後、唐沢センセは「映画クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲」と「新世紀エヴァンゲリオン」との回に出演。
「ヒールもしくはフール」な役回りであるにもかかわらず、かつてエヴァやそのファン(伊藤剛とか)をバカにしていたことについて一切触れなかった。