こんな夜更けに、闇と風の中に馬を走らせるのはだろう。
それは毛利と元親だ。
毛利はおびえる元親をひしと抱きかかえている。
それは毛利と元親だ。
毛利はおびえる元親をひしと抱きかかえている。
毛利「元親よ、なぜ顔を隠すのだ」
元親「毛利、お前にはまつが見えないのか。バンダナをかぶって、緑色の衣を着ている・・・」
毛利「あれはどうみてもしゃもじだ・・・」
まつ「本当にありがとうございました。」
元親「毛利、お前にはまつが見えないのか。バンダナをかぶって、緑色の衣を着ている・・・」
毛利「あれはどうみてもしゃもじだ・・・」
まつ「本当にありがとうございました。」
元親「毛利、毛利!聞こえないのか?まつが俺になにか言うぞ!」
毛利「落ち着け、どうみてもしゃもじだ。」
まつ「本当にありがとうございました。」
毛利「落ち着け、どうみてもしゃもじだ。」
まつ「本当にありがとうございました。」
元親「毛利、毛利!見えないのか?あの暗いところにまつの夫が!」
毛利「見える。だが、あれはどうみてもしゃもじだ。」
まつ「本当にありがとうございました。」
毛利「見える。だが、あれはどうみてもしゃもじだ。」
まつ「本当にありがとうございました。」
元親「毛利、毛利!まつが俺をつかまえる!まつが俺を酷い目にあわせる!ヽ(゚∀▼)/」
毛利はぎょっとして、馬を全力で走らせた。あえぐ元親を両腕に抱え、やっとの思いで館に着いた・・・
毛利はぎょっとして、馬を全力で走らせた。あえぐ元親を両腕に抱え、やっとの思いで館に着いた・・・
腕に抱えられた元親は、どうみてもしゃもじでした。
本当にありがとうございました。
本当にありがとうございました。