frapsのインターフェイスは4つのセクションで構成されいてます。
それぞれのセクション毎の設定項目について順を追って解説させて頂きます。
1.Generalセクション
このセクションでは購入時に登録したユーザー名とパスワード(バージョンアップ時にも必ず必要になる重要情報です。)及びfraps本体のバージョンを確認出来ます。
①Start
Fraps minimized
オンにすると、Frapsの起動時にFrapsが自動で最小化され、システムトレイに常駐します。
②Fraps window always on
top
オンにすると、他のウィンドウに優先してFrapsが最前面に表示されます。(ただしFrapsがシステムトレイに最小化されている間はこのオプションは無視されます。)
③Run Fraps when Windows
starts
オンにすると、パソコンを立ち上げた時、自動的にFrapsが起動します。
2.FPSセクション
現在のFPSの表示/非表示の設定や表示位置の変更およびそれを切り替える為に使用するキーの設定をする事が出来ます。
また、利用頻度は低いですが、ベンチマーク測定に関する設定もこのセクションで行います。
①Overlay
Display
Hotkey
フレームレートを表示させたり消したりするためのホットキーです。(ホットキーを押す度にフレームレートカウンターが時計回りに移動します。)
ホットキーを別なキーに変更したいときは、「Overlay Display
Hotkey」ウィンドをマウスでクリックし、キーボード上の割り当てたいキーを直接押してください。
「Disable」をクリックすると、選択したホットキーが削除されます。
②Benchmarking Hotkey
2点間の平均フレームレートを測定するのに使うホットキーです。
ホットキーを別なキーに変更したいときは、「Benchmarking
Hotkey」ウィンドをマウスでクリックし、キーボード上の割り当てたいキーを直接押してください。
「Disable」をクリックすると、選択したホットキーが削除されます。
③Overlay
corner
フレームレートカウンターを表示する場所を指定したい場合に利用します。(プレイの邪魔にならない場所を指定する為の機能です。)
「Disabled」をクリックすると、フレームレートカウンターは表示されなくなります。
④Only update overlay once a
second
オンにするとフレームレートの更新が1秒間に1回だけとなります。
⑤Stop benchmark automatically
フレームレートを計測する項目機能です。
オンにするとFrapsはあなたの指定した秒数だけフレームレートを計測し、結果をファイルに出力して自動終了します。
⑥Save detailed benchmark
statistics
各項目をオンにすると、以下のような計測結果の詳細をファイルに保存する事が出来ます。
これらは一般的なCSVファイルとして出力されているので、Exceleなど表計算ソフトに読み込ませることが出来ます。
全てのファイルは自動的にファイル名/計測日時を与えられ、サブディレクトリに保存されます。
この機能は全てのベンチマーク測定に利用するものです。
・FPS- 毎秒ごとのフレームレート数を表しています。
・frametimes- レンダーされた各フレームの時間を1/100秒単位で表しています。
・minmaxavg- トータルフレーム数、総計測時間、最低/最大/平均フレームレートを表しています。
※このFPSセクションの項目は「Overlay Display Hotkey」と「Overlay Corner」だけ理解していれば問題ありません。
動画をキャプチャーするのが目的であるのなら他はぶっちゃけどうでもいい機能ですので華麗にスルーを推奨します。
3.Moviesセクション
動画の録画に関して保存先やフレームレート、画面サイズなどを設定する最も重要なセクションです。
①Folder
to save movies in
録画した情報をファイルとして保存する際、どのフォルダに保存するかを設定します。
「Change」ボタンを押すと下記の様なフォルダーツリーが表示されるので、動画ファイルの保存先を任意に選択して下さい。
②Video Capture Hotkey
録画を開始及び終了する際にスイッチとなるキーを指定します。
これを別なキーに変更したいときは、「Video Capture
Hotkey」ウィンドをマウスでクリックし、キーボード上の割り当てたいキーを直接押してください。
「Disable」をクリックすると、選択したホットキーが削除されます。
③Record Sound
チェックを入れるとゲーム内の音も動画に保存されます。
ゲーム内の音が不要なら、チェックをはずしておくと良いでしょう。(その分ファイルサイズを小さくする事が出来ます。)
④Half-size or
Full-size
録画時にそのままの画面サイズで録画するか、その1/4のサイズで録画するかを指定します。
(Halfと書いてはあるが、実際には例えば通常800*600サイズの動画が400*300で録画されるので、縦が1/2、横が1/2の計1/4のサイズとなる)
⑤25~60fps
録画時に1秒間に何コマで録画するかの値(これを「フレームレート」と言います。)を指定する。
この4つ以外の設定にしたい場合は、下のテキストボックスに好きなFPS値を入れてチェックして下さい。
※数値が高ければ動きの滑らかな動画が保存されますが、ファイルサイズは非常に大きくなります。
⑥Detect best sound input or Use Windows
input
チェックを入れた場合、Frapsが最も良いと判断した入力方法でゲームの音を保存します。
「Use Windows input」にチェックを入れた場合、Windowsが指定した入力方法が利用されます。
ただしこの場合、必ずしも全てのゲームにおいて録音がうまくいくと約束されたわけではありません。
ですから通常はFrapsが自動で検知する入力方法に頼るべきでしょう。
・Sound Device: 主にサウンドドライバの名称が表示される
・Sound input: 現在設定されている録音デバイスの名称が表示される。PC内で流れている音を録音するには、通常「ステレオ ミキサー」を使用する
⑦No cursor
チェックを入れると、ゲーム内のマウスカーソルが撮影される動画に映らなくなります。
⑧No sync
録画時に垂直同期(VSYNC)をしない。
環境に左右されるでしょうが、基本的に高速な映像が撮れるらしいです。(未検証)
4.Screenshotsセクション
静止画のスクリーンショット撮影に関する項目です。
①Folder
to save screenshots in
スクリーンショットを保存するフォルダを設定します。
前述のMoviesセクション同様、Changeボタンを押して保存先のフォルダを任意に選択します。
②Screen Capture Hotkey
スクリーンショットを撮影する際にスイッチとなるキーを指定します。
これを別なキーに変更したいときは、「Screen Capture
Hotkey」ウィンドをマウスでクリックし、キーボード上の割り当てたいキーを直接押してください。
「Disable」をクリックすると、選択したホットキーが削除されます。
③Include frame rate overlay on
screenshots
オンにするとフレームレートカウンター込みでスクリーンショットが撮影されます。
オフにしておけばフレームレートカウンター抜きのスクリーンショットを撮影することができます。
④Repeat screen capture every ***
seconds
オンにすると再度ホットキーが押されるまで、指定した時間(秒)毎に自動でスクリーンショットが撮影されます。
【「frapsで録画する」のページに続く】