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SPORTS・GEAR・EPISODE

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irisjoker

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※この作品はGEARSを元に作った二次創作であり登場する人物、団体、その他諸々は一切関係ありません。
 各作品の権利は作者様のものであり、無断使用を深くお詫びいたします。 

 スポーツ・ギア 規則要綱 十七番 二十三章
 チームバトルにおいて、ギア同士の合体を禁止する。

 この文章が作られたのはおおよそ五年前。統合暦でいうと365年頃です。
 ギア・バトルを見ないでこの文章読んでも疑問に思う人は絶対にいないでしょう。
 もちろんこれとは別にバトル中の換装や装備の交換など、そういった部分に関することも当然書かれています。
 しかし、何故私がこの一文を抜き出したのか。それが今回のお話のメインです。
 それでは参りましょう。

 SPORTS・GEAR・EPISODE

 事の起こりはビッグボンバーズ対ブロンズイーグルズのマルチバトルから始まった。
 マルチバトルとは両チームが五機のギアを出し、戦わせるというものである。
 バトルフィールドはオーソドックスなアスファルト。武器は特に制限らしい物はなかった。
 制限時間は30分とされ、各チームはメンバーの選定に入る。
 では、折角なのでスターティングメンバーを教えておこう。

  • ビッグボンバーズ

 ゼッケン1:東 陽太 搭乗ギア:アルファード タイプ:MCI・接近戦タイプ

 ゼッケン2:藤沢 五十鈴 搭乗ギア:ミュー タイプ:SCI・砲撃戦タイプ

 ゼッケン3:三菱 弥太郎 搭乗ギア:ランサー・セディア タイプ:SCI・工作タイプ

 ゼッケン4:六星 昴 搭乗ギア:ヴィヴィオ タイプ:SCI・接近戦タイプ

 ゼッケン5:松田 新八 搭乗ギア:ランティス タイプ:MCI・遠距離狙撃タイプ

  • ブロンズイーグルズ

 ゼッケン1:仁 天道 搭乗ギア:ボーイキューブ改 タイプ:MCI・接近戦タイプ

 ゼッケン2:キャス・ターン 搭乗ギア:セガドライブSC タイプ:SCI・接近戦タイプ

 ゼッケン3:ソニー・コンペ 搭乗ギア:PSX タイプ:MCI・砲戦タイプ

 ゼッケン4:ビル・ウィンドウ 搭乗ギア:クロスボックス180 タイプ:SCI・砲戦タイプ

 ゼッケン5:ネック・ジオ 搭乗ギア:ワンダーエンジンネオ  タイプ:???・???

 さて、選手紹介も終えたことなのでそろそろ試合の様子を見てみよう。
 選手たちがゆっくりと所定の位置に着いたぞ。
 一方は強豪ビックボンバーズ。対するは新進気鋭のブロンズイーグルズ。
 どちらが勝つのか……試合開始です!
 まず、初めにぶつかったのはボーイキューブとアルファードだ!
 ボーイキューブ、押す、押す! 対するアルファードも負けじと押し返す! 一進一退の攻防、まさに息を飲む戦いだ!
 ここでヴィヴィオがアルファードの援護に入ったぞ! これはたまらない、ボーイキューブはすたこらさっさ!
 これを追おうとヴィヴィオが追跡。しかし遠方からクロスボックスの攻撃が来たぁ!
 避けるのに精一杯なのか、ヴィヴィオ! ……おや、砲撃の雨が一時的にやんだぞ? これは一体どういう事だ?
 ああ! ランティスがクロスボックスを狙撃しているぞ! これは痛い!
 このままではクロスボックスはやられてしまう。どうするブロンズイーグルズ!
 いや、ここでセガドラ! 隠れていたランティスに攻撃だぁ!
 でもそうは問屋が卸さない、ミューの攻撃がセガドラに向けられているぞ!
 さぁ、この先どうなるのでしょうか。一旦CMです。

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 さあ、続きを見てみましょう。
 しかしそれを避ける!だが攻撃は無理だと悟り、PSXが逃げ道を作るぞ!
 試合が開始されて早二十分。ビッグボンバーズとブロンズイーグルズの戦いは膠着状態に陥ってしまった。
 うん、ここで今まで動かなかったワンダーエンジンに大きな動きが!
 それに引き付けられるかのようにブロンズイーグルズの選手が集まっていくぞ、いったい何をするつもりだ!?
 ああ! な、なんと合体です! ブロンズイーグルズのギアが集まり、なんと合体してしまいました!
 これはすごい! あまりのことにビッグボンバーズの選手たちは戸惑っているぞ!
 この隙を突くかのように攻撃! 攻撃! 攻撃ぃ! あっという間にビッグボンバーズの選手たちがボロボロだ!
 資料によりますとどうやらワンダーエンジンが持つ特殊システム(サードパーティー)という機能のようです。
 このシステムの使用により異なるギアが合体できた、ということでしょう。
 それにしても強い! 強すぎる! これでブロンズイーグルズの勝利か!?
 ……おや、何かが様子がおかしいですね。どうしたのでしょうか?
 ああ! 合体したギアの関節部にワイヤーが! このトラップを仕掛けたのはこの男!
 やってくれました! 策士、セディア! 動けば動くほど体が取られるスパイダートラップ。簡単には抜け出せない!
 その隙にビッグボンバーズ、一斉攻撃を開始! 残り時間はあと2分だ! どうなるこの試合!
 3,2,1、0! ここで試合終了のホイッスル! ブロンズイーグルズ、敗れました!
 実に惜しかった、あと少し、トラップに気づいていたら負けなかったでしょう! 本当によく頑張りました!

 この試合が終了したあとブロンズイーグルズの監督とオーナーは日本GEAR連盟に呼び出されました。
 もちろん呼び出した理由は合体についてです。
 しかし監督もオーナーも涼しい顔をしており自分に非があることを理解していません。
 むしろこう言い放ちました。「ルールに書いてないんだからやってもいいだろう!?」と
 理不尽な言い訳でしたが連盟も何も言えません。このようなことに対して何も議論をしていなかったからです。
 それにブロンズイーグルズが出した五機は別にレギュレーション違反をしたわけではありません。
 しかし、GEAR連盟の会議は大きく揺れました。
 5機合体は1機としてみるべきか? チームバトルある以上、コンビネーションの一環ではないか?
 許可をすればそのうち合体できないギアはどうなるのか? など実に様々でした。
 結局、GEAR連盟は合体に対し禁止令を敷きました。
 ブロンズイーグルズの態度に対する見せしめと言われましたが実際は一方的な戦いに対しての非難なのでしょう。
 あの試合を思い出してみてください、合体できなかったビッグボンバーズは一方的にやられてしまいました。
 もし、許可が降りていたらきっとスポーツギアの発展はなかったのだと私は思います。 それでは……。

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