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~東区画~


お次は東区画。迷子の記憶しかないが、もう迷子にならないと決心して地図がなくてもその辺ならいけるようになった。
「篭森さん…篭森…さん……。」
前に会った時と同じようなところをうろついてみる。
と、ある噴水のところに人影があった。全体的に黒を基調としてある服で、スカートがふわりと膨らんでいて、黒い短めの髪の上には小さな帽子のようなものを付けている。そんな人は序列24位【イノセントカルバリア(純白髑髏)】の篭森珠月しかいない。
「篭森さん、こんにちは。」
牙裂紅が声をかければ振り返って少し小首を傾げて返答してくれる。
「こんにちは。……どうしたの?」
「はいっ!えっと、お誕生日のお祝いに…」
言い辛そうにしゅんとする牙裂紅を見て珠月は少し怪訝な顔をして聞き返した。
「お祝い…?」
自分の誕生日のお祝いなら、もう過ぎている。
「すみません、色んな方のお祝いが遅れてしまってこんなことに…。ならもうクリスマスにまとめてお祝いしようかなって思いまして…」
困ったように眉を下げて笑って見せる。
 あぁ、成る程。クリスマスプレゼントと一緒にってことか。
「それでわざわざこっちまでか……。お疲れ様。」
「えっ、あ、ありがとうございますっ…!はい。プレゼントです。おめでとうございました!
い、いらなかったら捨てていただいても構いませんからね?!」

中身には丸いケーキが入っていて、文字といえるかいえないかくらいの字で、所々文字の穴が埋まっていたりするけども、一応『HAPPYBIRTHDAY&MARRYCHRISTMAS 珠月さん』とチョコレート板に文字が書かれているのが読み取れたらしい。