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【Happy birthday 夜巌様】

八月、夜。
「そういえば」
ちゃっかり牙裂紅の部屋に上がりこんでいた伊紗が思い出したように口を開いた。
「はい?」
「もう過ぎちゃったけど、7/20は北王さんの誕生日だったと思うけど。」
「北王さんって夜巌さんですよね!?」
「貴方の事だから祝ったのかしら?」
「お、お祝いできてないです…。お誕生日のこと今知りました…。」
「あら。そうなの?」
「お姉、教えてくれてありがとうございます。お届けもの…頼んでもいいですか??」
「いいけど、明日取りにくるからそれまでに作っておきなさいね。」
「はい…がんばります。」
「じゃあね。ばいばーい」


あぁ…7月のお誕生日の人…ことごとくお祝いが遅れちゃってるなぁ……。
確かに色々遅れすぎている牙裂紅。
牙裂紅は一人台所に立つと材料を並べ、はかりを用意しと、和菓子作りの準備をはじめた。
「♪~」
何か作業している時の牙裂紅はいつもとても楽しそうにしている。
 7月20日の誕生花はなんでしたっけ…?えぇっと…??
「あれー……忘れちゃった…図鑑ってあったかな…?」
図鑑を棚から探してぺらぺらとめくり、黄色い付箋が貼られた7月のところを探して、これもまた一人で納得する。
 あぁ、そうそう!とるこ桔梗でした。は、花言葉が優美だけど…いいか。あの方は優美って言っても大丈夫だ…。
「よぉーし。あとはこれを、これみたいに似せて形作っていくだけ…。む、難しい…」
 あっ、紫作らなくちゃだ…


そんなこんなしていて、無事に出来上がった和菓子は、いつものように小さな木箱に詰められて、ラッピング。

「うー…ん…眠い…。」
珍しく奮闘していたため、眠い。
伊紗が扉を叩く音が聞こえ、慌てて扉を開けた牙裂紅の所為で、伊紗は顔面を強打した。
「…痛い…。」
「わ、ご、ごめんなさいっ!!」
「……。配達物は?」
「これです。」
「はいはい」
木箱とついでに伝言も頼むと牙裂紅は店へと走っていった。
「まだ4時だというのに、そんなに早くからやっているところなのかしら…?」


------不夜城周辺

「はい。お届けもの。」
「アりがトウございマス」
「地下の巫牙裂紅からあなたに、
『お誕生日おめでとうございます!大分遅れてしまいましたが、お誕生日のお祝いです。大したもの作れなくてすみません…。美味しくなかったら捨てて頂いて結構ですので!遅れてすみません、ハッピーバースデイです!』って伝言つき。」
声と調子をまったく一緒にして、伝言を伝える。
「……あぁー…。ソウですネ。」
苦笑しながら受け取る夜巌。長身な彼が身をかがめて木箱を取ると伊紗は軽く会釈をして、
「それじゃあ、渡したから。帰るわ。ばいばい」
と言ってさっさと帰ってしまった。

「さて…。巫牙裂紅とハ…誰でしョウか…」
夜巌には会った事も無いローランカーである。名前だけで知っていると言う事はないようだった。
「なに突っ立てるんですか、仕事してくださいよ。」
眉間にしわを寄せた霧戒が夜巌に言う。
「あぁ。そうデス、牙裂紅とイウ人を知っていマスか?」
「えぇ、前に一度お見えになりましたが。どうかしましたか?」
「ソウですか…。」
 知らナイ人に祝われるトハ。ナんトモ不思議な感覚デスネ…。
「如何したんですか急に。」
「イえ。何でも。」


◆◇◆◇◆
大分遅れましたが 夜巌さんにお誕生日のお祝いです。
すごい…祝ってる感じがしなくてすみません;;
霧戒さんには会っているけど、夜巌さんには会っていない牙裂紅…。
来年はもっとしっかりしたの書けるように頑張ります!
それでは、改めて、おくれましたが;
お誕生日おめでとうございました!

※目を使ったあとは、目を休めるか目薬を!