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【赤頭巾ちゃんとおばあさん化けたオオカミさん そのに】


オオカミさんは、おばあさんの着物を着て、おばあさんの頭巾をかぶって、おばあさんのお床にごろりと寝て、ばれてしまわないようにカーテンを引いておきました。

****

赤ずきんちゃんはお花を探すのに夢中になって手提げ籠から遠くに遠ざかっていました。
そうして、集めるだけ集めて、もう持ちきれないくらいに花束を作っていたところで赤ずきんちゃんはおばあちゃんのことを思い出しました。そして、急いで手提げ籠のところに戻ってくるとオオカミさんがいませんでした。
「あれ?おおかみさん、何処に行っちゃったのかな…?」
赤ずきんちゃんは少し考えていましたが、すぐに考えるのをやめにしておばあさんの待つお家へと向かいました。
「まあいっか!早くおばあちゃんのとこに行かないと!」

おばあさんの家へ来てみると、扉が開いたままになっていました。
「どうしたのかなぁおばあちゃん。いつもはしっかり戸締りする人なのに…」
赤ずきんちゃんは不思議に思いながら中に入って挨拶をしました。
「こーんにーちはー!」
でも、お返事は返ってきませんでした。
「聞こえないのかな?」
そこで赤ずきんちゃんは、おばあさんの寝床の方へいって、いつも引いてないはずのカーテンが引かれているのに気付きましたが、特に気にせずにカーテンを開けました。
そうしたら、おばあさんがいつもと違うのです。
すっぽりと頭巾をかぶって、横になっていました。
「まぁおばあちゃん、そんな格好で寝ていたら苦しいでしょう?」
赤ずきんちゃんは聞きました。
おばあさんは答えます。
「そんなことないわ。頭が暖かくていいんだよ」
「そう?ならいいんだけど」
赤ずきんちゃんはそういうとおばあさんに近づいて、びっくりしてしまいました。
「わぁ!おばあちゃんそのお耳どうしたの?もこもこだね~」
「沙鳥のお話がよく聞けるようによ。」
「いつのまにかお目目も大きくなってる!」
「沙鳥の姿が良く見えるようによ」
「手も大きいね~、きぐるみ大会やってるの?」
「お前を良くつかめるようにさ。 そうそう、寒いからきぐるみを着ているの」
「そうなの?リアルなきぐるみね!」
そして赤ずきんちゃんはちょっと唸ってから続けました。
「ん~…でもなんでおばあちゃんそんなに口が大きくなったの?それもきぐるみ?」
「お前を食べやすいようにさ!」
オオカミさんはそれだけ言うと赤ずきんちゃんを食べようとしました。