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【Happy birthday 慧様】

12月24日、世の中はすっかりクリスマス気分に染まっている。
そして大半は、【ドミニオントリック(支配権奇術)】の姫宮 沁と、【ドミニオンロジック(支配権論理)】の姫宮 成実の作ったイベントに参加中である。
 序列19位、【クローズドサークル(閉塞空間)】の藤堂 慧もその一人で、暖かい衣装に身を包み、遠巻きに壮絶な雪合戦を見守っていた。―――と、そんな時(どんな時だ) 慧に声がかけられた。
「藤堂さん!」
「はい? あーえぇっと?」
声の主は、この寒いのにマフラーを首に巻いているだけという…見ている方が寒くなるという格好をしていた。 が、慧にはこのような人物は見覚えがなく、勿論名前なんぞ知るわけがない。慧の頭の上に疑問符が浮かんだ。
「あっ、すみません…申し遅れました。巫牙裂紅と申します。
以後お見知りおきを・・・・・・為さらなくて結構です。」
「あーはい。 え?」
「ぁす、すみませんっ…! 忘れてください」
 どうやってこのなんとも言えない沈黙を破ろうかと迷った挙句、まったく意味の無い事を聞いてしまった牙裂紅。
「と、藤堂さんは、雪合戦に参加なさらないのですか?」
「こういうのは眺めていた方が楽しいものだから」
「そうなんですか」
「うん」
まったく意味の無いことに対しても丁寧に(?)返答してくれる慧。
さらに嬉しいことに、慧から用件を聞いてきてくれた。
「そういえば、何のよう?」
「はいっ!?あ えぇと…。今日が藤堂さんのお誕生日だと聞いたもので、お祝いをしようと思って藤堂さんを探して…あぁ!」
慌てていたせいか、暫くの間手に持っていたプレゼントのことをすっかりと忘れていた牙裂紅。
「それで、あの、勝手ながらプレゼントを用意したのですが…受け取っていただけますか?」
「もちろんですよ」
それを聞いた彼女はとても安心したようだった。少し困ったような微笑を慧に向けると、手に隠していた小さな木箱を渡して一礼をし、雪の中を走っていってしまった。

****

「なにくれたんだろう」
プレゼントにしては飾り気のない小さな木箱を開けてみると、シンビジュームを模した和菓子と、小さなメッセージ用紙が入っていた。
【 Happy birthday and happy Christmas藤堂慧様
 勝手にお祝いをしてしまってすみませんでした。
 本当は、和菓子じゃなくてクリスマスケーキとかが
 作れたら良いんですが、そのような技術は持ってい
 ないので作れませんでした。

 良いクリスマスとお誕生日が送れることを
 お祈りしております。 
                      牙裂紅】
「良いクリスマスか…」
きっと今年も遡羅サンタがプレゼントを持ってきてくれるだろうし、良い誕生日とクリスマスといえば、そうなのだろうか。
と、屋外で考え事をはじめる慧。そんな慧に聞き覚えのある声がかけられる・・・

「あ、いたいた。乱!」
――――はっぴーばーすでぃ!



◆◇◆◇◆
毎度何かとお世話になっている乱入者さんにお祝いです。
シンビジュームはジュンラン属ラン科のお花で、花言葉が『飾らない心』だそうです。
宿木とか樅とかも良かったのですが、ラン科だったので、乱さんの名前があったほうが面白いかなぁと思って…!(失礼ですね…)
 乱さんの口調がよくわからなかったので誤魔化したりしてますが、許してください。

それでは、改めて…ハッピーバースディです乱さん!良い一日を

※目を使ったあとは目を休めるか、目薬をさしてくださいね