炬燵に蜜柑 - BIBLIOMANIAX

【炬燵に蜜柑】

「沁ちゃん、何してるの？」
「見て解るだろ、コタツ！そしてミカン！！」
「おぉ～！　夏だね！」
「冬だろ」
「そうそう　コタツにミカンだね。ゆ～ぅきやコンコンだね！」
「ナルも食べる？」
「食べる」
「やっぱし冬と言ったらこれだよな。
ってナル!?何もってきてんだよ」
「え？アイス。」
「見れば解る」
「おいしいよ～。沁ちゃんもいるぅ？」
「いる。」
「だよね！はいこれ。沁ちゃんのぶん」
「サンキュー。　うま～」
「コタツにアイスもなかなか良いんだよ！」
「同感だぜ！」

＊＊＊＊＊

「・・・」
「「あ」」
「……」
「・・・」
「何してんだ、二人とも」
「冬というものを味わってるんだぜ！」
「比良もはいろー」
「いやいい。･･･なんで蜜柑とアイスなんだ？」
「色々あってさ」
「でも美味しいよ？」
「寒い時はコタツに入ってぬくぬくしながら、」
「内側に冷たいものを入れて、ちょーーどいいバランスを取ってるんだよ」
「そんなもんか？」
「そんなもんだ」



◆◇◆◇◆
　ここに冬があるのかどうか不安ですが…。
あったらきっと炬燵を出すんじゃないでしょうかこのお二方は。
（炬燵って残ってるのかな？）
言葉遣いとお互いになんて呼び合っているかも曖昧すぎてどうしよう…。
　※寒い時は温かい格好をして、風邪などひかないようにして下さいね。