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あだ名1」(2009/03/18 (水) 19:34:38) の最新版変更点

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「んー…何度見ても…不死原(しなずはら)、不死川(しなずかわ)…うー、呼びにくい…呼びにくいよ」  「何をいきなり…」  「フシバン、フシカンの方が呼びやすい。 決めたよ、カゴ、僕は彼らをフシバン、フシカンで認識する事にする」  「宿彌は…どうして何時も適当にあだ名をつけるかな? どうせ長続きしないでしょ」  「気分だよ、気分」  「この前もドナルドのこと赤アフさんって呼ぶって言い出して…今結局ドナーじゃない」  「更に今はドナチーだよ」  宿彌はぐっとサムズアップを決めた。  篭森は頭を抱える。  この上司でもあり、友人でもある男はOOPARTSで感情が希薄になっている癖に、こういうところやけに子供っぽい。普段は有能と言えば有能なのだが、子供スイッチとでも言えば良いだろうか、一旦そのスイッチが入ると急に幼くなる。過酷な幼少時代を送った反動かとも思うが…感情が希薄になったとしても、男はいつまでも子供だと言うことなのかもしれない。    「もう好きにしなよ。 私は今日はもうあがるよ、約束があるんだ」  「お茶会かい? わかった、仕事はとりあえず終わってるみたいだしね。 お疲れ様、カゴモン」    私の呼び名まで変わっている…これで何個目だろうか。 軽くため息をつき、篭森は宿彌に問いかける。  「宿彌ももし暇ならきなよ。 ただし、お茶菓子は忘れないこと」  「ごめん、紅茶は苦手なんだ」  「抹茶もコーヒーもあるよ」  「じゃあいくよ、和菓子を持って」  「桜夜楽と緋葬架もいるからね」  「サヤヤとヒソヒソか、どんなのが良いかな」  「…前からそんな呼び方してたっけ」  「今決めた」  「…緋葬架に撃たれるよ」  「んー…我慢する」  ダメだろそれは おわり

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