第6話まで


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三戦英雄傅


第四回~小魔玉、栄達の道を欲しいままにし、後漢王朝は衰退の道を辿り始める~



 珍しく威勢のない小銀玉に困り果てた十常侍達が呼び寄せた、一人の医師、
小魔玉でございます。
小魔玉:「今日の患者さんは誰かな~( ^∀^)ゲラゲラ 」
 小魔玉が小銀玉皇后の部屋に入室しました。小魔玉は骨ぎすな両手をきちんと交差し、
加藤鷹のゴットフィンガーのポーズで登場しました。
小銀玉:「小魔玉・・・・さん」
 小銀玉の表情から険しさがみるみる消え、恥じらいを帯びた美少女の素顔に戻ります。
十常侍:「さん!?」
段珪:「(蹇碩、おい、二人は知り合いなのか?)」
蹇碩:「(知らんわ)お、お二人は顔見知りでしたか。いや、結構、結構」
小魔玉:「あれ、オイラの牛丼を雀荘まで毎回運んでくれた肉屋の小銀玉ちゃんじゃないですか。
今日もお店のお手伝いかな?偉いですね( ^∀^)ゲラゲラ」
 そう、二人は小銀玉が肉屋の妹時代に既に出会っていた顔見知りでした。
小魔玉は大の牛丼好きで小魔玉の行きつけの雀荘には牛丼がないので、雀荘の店主は
小魔玉から牛丼の注文が入ると何進肉店に注文し、たまに小銀玉が配達していたのであります。
 美形の兄・何進と共に育ってきた小銀玉にとって崩れた魅力を放つ小魔玉は初恋の相手であり、
自尊心の高さから告白することも出来ず、じっと小さな胸に淡い思いを封印していたのでした。
 美形の兄弟がいる女の子はなぜか美形を好きにならない、これは都市伝説ではなく、
事実のようでございます。


段珪:「こ、これ、皇后陛下になんたる口を!!」
 段珪は小魔玉に肘鉄を食らわせました。
小魔玉:「痛いですよ。皇后ってどこですか?( ^∀^)ゲラゲラ」
小銀玉:「いや、いいんだ。お前ら下がれ」
十常侍:「しかし、何皇后、」
小銀玉:「漏れと小魔玉医師を二人きりにさせてほしい。頼む」
 小銀玉は段珪を刺し殺さんばかりの凄まじい視線で睨みつけました。
 古代中国で後宮に入ることのできる男性は三区分ありました。
一人は皇帝、一人は宦官、そしてもう一人は医師。宦官以外は男根が付いており、
正真正銘の男でございます。十常侍らは、医師である小魔玉を医師としては信用していましたが、
ことが小銀玉を寵愛する皇帝に知られては自分たちの命が危ないので、躊躇しました。
しかし、結局小銀玉の要求を呑み入れ「何かございましたら、すぐにお声がけを」と部屋を後にしました。
 この十常侍たちの一瞬の判断の過ちが中華を揺るがす『小魔玉の役』と呼ばれる禍を巻き起こすもとに
なるのですが、既に後漢という王朝の鼎の足は一本どころか二本ほど無くなり、再起不能の腐敗振り
だったのでした。


小銀玉は「ええい、儘よ」とばかりにこれまで小魔玉を慕っていたこと、霊帝の夜伽を拒もうと
罵倒したら余計に萌えられて子まで作らされたこと、夜を忘れて小魔玉に語りました。
そして二人は互いの気持ちを確かめるかのように睦みあいました。
小魔玉:「小銀玉ちゃん、本当にいいのですか?準備はいい?( ^∀^)ゲラゲラ」
小銀玉:「・・・・早くなさいよ」
小銀玉の霊帝しか受け入れたことのない初々しい肉体が、小魔玉の体を迎え入れました。
小銀玉:「ひぅっ」
小魔玉:「やっぱり女性は子供を一人産んだくらいが色っぽくていいなあ( ^∀^)ゲラゲラ」
 小魔玉は二重の意味でゴットフィンガーを持つ男でした。
小銀玉:「う・・・んうっ・・・・・あふっ」
 この夜のたった一度の交わりで小銀玉は小魔玉の子を懐妊しました。一度で懐妊とはよほど
相性が良かったのでしょう。事実、二人は最初から結合していたかのごとく離れることを
恐れるようになりました。
 子供の本当の父親を知るのは小銀玉のみです。このとき、小銀玉は己の胎内に宿った新しい命の存在に
気付かず、用が済むと「次はいつ来てくれるんだ」と小魔玉に次回の逢引の約束をさせ下がらせました。
 十常侍は小銀玉の鼻の下に怪しい汗が噴いてるのに気付きましたが、「どうせ、また例の短気を起して
小魔玉を罵倒したときにかいた汗だろう」と気にも留めませんでした。


小銀玉という後ろ盾を持ち、小魔玉は太尉にまでなりました。弁皇子は三才になり、小魔玉との間に出来た
徽皇子は一才になっていました。
好色の小魔玉は宮女を手篭めにするわ、好みの官僚を見つけては
脱衣麻雀の相手にさせるわともう、宮中は小魔玉の好き放題です。
 霊帝は小銀玉の毒舌さえあれば他はいらぬ、何進は大将軍の地位さえあれば、
小銀玉は愛する小魔玉さえ側にいればと皆己の欲しか頭にはなかったのです。
小銀玉:「変態との間に出来てしまった弁などいらぬ。洩れは、小魔玉との愛の結晶の徽を世継ぎにしたい」
小魔玉:「そうなるとオイラは皇帝のファザーか。いいですね( ^∀^)ゲラゲラ」
小銀玉:「じゃあ、毒薬でも盛って弁を殺してくれ」
小魔玉:「了解( ^∀^)ゲラゲラ」
 この二人の話を聞いてしまった一人の宮女がおりました。司徒王允の娘・貂蝉です。
貂蝉:「た、大変だわ・・・なんたることでしょう」
 貂蝉は理由を弁皇子に話し、弁皇子に知恵の足らぬ演技をするよう額に床付け頼みました。
弁皇子:「我が母上が・・・・信じられぬ・・・・しかし、母上ならさもあらん」
貂蝉:「どうかお命を粗末になさらぬよう」
弁皇子:「アウ・・・・アウ・・・アウ(どうだ貂蝉、これでどうだ?)」
貂蝉:「皇子・・・・・」
 貂蝉はある知恵を隠すことでしか身を守れぬ弁皇子に深い同情を寄せ、涙ぐみました。
これを盗み見ていた小魔玉はすっかり弁皇子の演技に騙され、弁皇子への警戒を解き、
小銀玉へ「弁皇子は頭がアレなんで大丈夫っす( ^∀^)ゲラゲラ」と報告しました。


唯一の後漢の希望の星・弁皇子の頭がおかしくなったようだという実しやかな噂は
漢朝に忠誠を誓う忠臣たちの心を大いに痛めました。
袁紹:「なんたること・・・・ひとまず故郷に帰り、漢朝の腐敗を食い止める策を練らねば」
 司隷校尉の袁紹は故郷に帰り、弟の袁術と共に私兵を募り『袁家軍』と名付けました。
その数百万。全て名門・袁家の威光を慕い、漢朝に見切りをつけた者達でした。
董卓:「李儒、我らはいかがするか」
李儒:「このまま小魔玉の汁を吸うも良し、袁紹に付くも良し、宮中はさらに乱れ面白いことになるでしょうな」
曹操:「ぬう・・・・とりあえず、うちも『曹家軍』を結成するか」
 曹操も故郷に帰り、来る時に備え、義勇軍を募りました。
 実は、ここに上げた諸侯の関係者に他の赤玉の生まれ変わりがいるのですが、小魔玉同様、
本人は未だ気付いておりません。
 気になる続きは、また次回。



三戦英雄傅


第五回~小魔玉の愛息リンリン大友殴られ、奇矯屋onぷらっと武芸の師範となる~



 さて、今や大尉になった小魔玉には先妻との間に十七になる愛息がおりました。
名を『リンリン大友』と申します。とても素直で、勉強熱心な息子を小魔玉は
目に入れても痛くない可愛がりようでそれはそれは可愛がっておりました。
 小魔玉はリンリン大友の首に長寿の願いを込めた高価な玉のお守りをつけさせ、
煌びやかな衣装をつけさせ、家庭教師に当代随一の学者とされる『宇喜多直家信者』と
いう先生をつけ学問に励まさせました。
 小魔玉の前職の医師は古代中国では、社会的身分の高い職業ではなく、小魔玉は
愛する息子に自分の苦労を味わって欲しくなかったからです。小魔玉は、良い父親でも
あり良き夫でもありました。
 亡くなった先妻をとても愛していたのですが、先妻を愛する余り
妻がちょっと肉屋や魚屋へ行っただけで体の臭いを嗅ぎ、浮気を疑ったのでした。
 最初は「愛されているのだわ」と思っていた妻でしたが、次第に自分を信じてくれぬ
小魔玉に痛いほどの悲しみを感じ拒絶するようになりました。
「オイラを拒むとは、お前は相当重症な疫病にかかったに違いない」と小魔玉は妻に取り付いた疫病の菌を取るべく
劇薬を処方し、妻は永遠に小魔玉のものになりました。この日から小魔玉のなかで
何かが壊れ、語尾に「( ^∀^)ゲラゲラ」とつけるようになりました。
 小魔玉は妙に純な男でありました。純白の毛皮が汚れから逃れえぬ宿命と
同じく純粋な心を持つものは自らが壊れるか、逆に誰かを壊さねば生きてはいけぬ、
それが乱世なのでございましょう。
 愛妻家の小魔玉は息子に流れる愛妻の血を愛でていたわけでございます。


そんな家庭の事情も知らず、リンリン大友はすくすくと育ちました。
しかし、少し素直に育ちすぎて母がいない寂しさからでしょうか。道行く人々に
話しかけるのを日課としておりました。
通行人1:「関所が閉まる前まえに帰らねば・・・・」
リンリン大友:「ねえ、おじさん」
通行人1:「あ?なんだい坊主」
リンリン大友:「おじさん、今日は何に乗って洛陽まで来たの?」
通行人1:「あ、徒歩だよ」
リンリン大友:「ふーん。そうか。じゃあ、そこのおじさんは?」
通行人2:「え? 麒麟だよw」
リンリン大友:「ふーん。そうか」
 中華に麒麟が上陸したのは、遥か先のこと。この時代にはまだ麒麟はおりません。
想像上の麒麟は平和の象徴なので、リンリン大友はここで驚くべきか喜ぶべきなのでしょうが、
素直な彼は通行人の嘘を信じ、そのまま受け流しました。このように心の隙間を埋めるべく
リンリン大友は毎日関所の前で通行人に話しかけるのですが、関所というものは閉まる刻限があるので
せかせかした人々には相手をする暇もなく、短気な通行人にある日リンリン大友は一発殴られて
泣きながら帰宅しました。


リンリン大友:「ぶえぇええええん」
小魔玉:「おお!! どうしたのだ、マイサン!!」
 息子を我が命よりも大切にしている小魔玉は慌てふためき狼狽しました。
リンリン大友:「殴られたんだあああ」
小魔玉:「なんと、大尉の令息であるお前を殴る不埒な輩がおるとな」
宇喜多直家信者:「旦那様、坊ちゃまももう子供ではありますまい。喧嘩の一つや
二つ勝たなくては男としていかがなものかと」
小魔玉:「先生はオイラの息子が悪いというのか」
宇喜多直家信者:「いえ、学問だけではなく、武芸の家庭教師をつけられてはいかが」
 宇喜多直家信者の進言により宇喜多直家信者の友人の『奇矯屋onぷらっと』という武芸に秀でた男が推挙されました。
しかし、奇矯屋onぷらっと は腰痛が酷く起き上がることもなりませんでした。そこで
事情を書状にてしたため辞退の申し出をいたしました。
 これに怒りを露にしたのは小魔玉です。彼は大尉という己の権力の椅子に酔っておりましたから、
奇矯屋onぷらっと の辞退を素直に受け取らず、奇矯屋onぷらっと が小魔玉家を濁流と見なしたと
取ったのでした。その場は 宇喜多直家信者の三寸の舌にて丸く収まりましたが、このままでは
友人の命が危ないので「這ってでもくるように」と宇喜多直家信者は奇矯屋onぷらっとに伝えました。

 奇矯屋onぷらっとには年老いた両親と愛するべき妻がおりました。もし主の自分が死んだら、
皆路頭に迷うでしょう。奇矯屋onぷらっとは腰の激痛を抑えながら小魔玉家へ仕えることにしました。
奇矯屋onぷらっと:「奇矯屋onぷらっとにございます。大尉様にはご機嫌麗しゅう存じます」
小魔玉:「ほほお。腰が痛くて歩けないと聞いていたがな。大尉の称号が妙薬となったかな( ^∀^)ゲラゲラ」
 自らが優れた医師である小魔玉は、髭をいじりつつ奇矯屋onぷらっとに疑いの目を逸らしませんでした。
小魔玉:「まあ、いい。ところで奇矯屋onぷらっと先生にはご家族は居られるのかな。我が離れをご用意したのだが」
奇矯屋onぷらっと:「はい。年老いた両親と・・・・妹が一人おります」
 奇矯屋onぷらっとは妻を妹と偽り報告しました。好色で知られた小魔玉に妻を狙われるのを恐れたからでございます。
中国には同姓娶らずという決まりがあり、「李さん」は李さんと婚姻することはできませんでした。
幸いにして奇矯屋onぷらっとの姓は小魔玉と同じ姓であったのです。同姓であるなら、手を出さぬであろうと
奇矯屋onぷらっとは踏んだわけでございます。
 ところが歴史は有能な人物には平穏な道を許さぬもの。この奇矯屋onぷらっとの嘘が後に大変な禍を
奇矯屋onぷらっとに齎すのでございます。
 三戦英雄傅、物語はまだ始まったばかり。続きはまた次回。


この流れが好きな俺はホモの気があるのだろうか…



三戦英雄傅


第六回~奇矯屋onぷらっと、旧友より宮中の乱れを耳にし、


無頼の男・甘寧、小魔玉家の護衛となる~



 小魔玉家に雇われることになり、生活の心配がなくなった奇矯屋onぷらっとは
これまで生活の面倒を見てくれた旧友に就職の報告をして安心させようとしました。
向かうは洛陽のとある一軒の酒屋です。
親父:「らっしゃい!奇矯屋onぷらっとさん久しぶり。就職したとかしないとか」
奇矯屋onぷらっと:「いや、その就職したんでな。荀攸を安心させようときたのだが・・・・居るか?」
親父:「公達さんでしたら、この奥で鍾ヨウさんと一緒にいまさあ」
 奇矯屋onぷらっとの生活を見ていた荀攸はあの荀子様の血を引く、荀攸・字を公達と申す男でございます。
この荀攸、穏やかな外見からは想像できない血の気の多さと義侠心を持つ男でして、武芸に秀でた
奇矯屋onぷらっととは妙に気の合う友人でした。荀攸とよく酒を酌み交わす鍾ヨウも後漢の名家の出
でございます。

荀攸:「おお、奇矯屋onぷらっとか。聞けば職に就いたとか。まあ、目出度い。座れ、座れ」
 迎えた荀攸は既にほろ酔い加減で白皙を牡丹の花のように赤らめております。
鍾ヨウ:「聞けば、どこぞの金持ちの家庭教師になったとか。まあ、朝廷に仕えるだけが
働き口でもあるまい。貴公の如き、武の道に秀でた男を野に埋もれさすのは漢朝の臣として
残念ではあるが・・・・・」
奇矯屋onぷらっと:「小魔玉大尉の令息の武芸の師範とあいなった」
荀攸:「小魔玉の、とな?」
 荀攸の三日月形の形の良い眉が血の気を帯びました。
鍾ヨウ:「漢朝を食い物にする逆賊・小魔玉の禄を食むとは、なんたる男!奇矯屋onぷらっと、見損なったぞ!!」
 正義感の強い鍾ヨウは怒りに任せて卓を叩きましたが、鍾ヨウは筆より重い物を持たぬ主義で
生きてきたので大した損害になりませんでした。
荀攸:「まあまあ、奇矯屋onぷらっともあの逆賊に仕えるからには何かわけがあるのだろう。
奇矯屋onぷらっとよ、いかがしたのだ?」
 奇矯屋onぷらっとは友人の宇喜多直家信者からの推挙でリンリン大友の武芸師範に至った経緯を
語りました。


446 :渦中の司馬懿 ◆jKdJ051mHQ :2008/02/09(土) 15:23:20
鍾ヨウ:「ぬううう、小魔玉、どこまで汚い男なんだ」
 鍾ヨウは怒りを隠しきれない様子。そう、鍾ヨウは小魔玉の大尉就任の祝いの宴で
脱衣麻雀の相手を無理やりにさせられ、南二局で小魔玉にメンタンピンイーペイコー(ツモ)で
沈まされた暗い過去がありました。ちなみに、この時のトップは荀攸で小魔玉は己より
麻雀の強い荀攸に軽く嫉妬しておりました。
荀攸:「まあ、どこから出た金であろうと金は金だ。食い扶持ができて良かったではないか。
ただ、お主の腰痛もあるからまたリンリン大友に何かあったらただでは済まぬであろうな。
リンリン大友に護衛をつけるよう頼んではどうだ」
 こうして、奇矯屋onぷらっとは宇喜多直家信者に口からそれとなくリンリン大友に護衛をつけるよう
小魔玉に進言してもらいました。この案はすんなり通り、リンリン大友には甘寧という荒くれ者の
護衛がつきました。
 文武に秀でた家庭教師に、自分を溺愛する大尉の父親、天下無双の護衛を手に入れたというのに
リンリン大友の顔色は優れません。
小魔玉:「どうしたのだ?リンリン大友よ。PS3か?Wiiか?パパが何でも買ってやるぞ」
 父親の小魔玉は息子のご機嫌取りに必死です。
リンリン大友:「はあ~・・・・いくらダディでも手に入れられないものがあるよ。僕、それくらい
解ってるんだ」
小魔玉:「なに?ダディの辞書に不可能という文字はない!! 息子よ、望みの品を言え!
言うのだ!!」
 愛する息子に自尊心を傷つけられ、小魔玉は激しました。リンリン大友の悩みとは何か、
削除依頼にめげず、続く三戦英雄傅。続きは、また次回。