※ここまでのあらすじ
甲府から身延線を南下し富士へ来たひいらぎ、一応当初の目的を達成したがこのまま帰るのはもったいない。そこで次に行った先は・・・
甲府から身延線を南下し富士へ来たひいらぎ、一応当初の目的を達成したがこのまま帰るのはもったいない。そこで次に行った先は・・・
最初はあのアニメで有名な場所
富士駅から東海道線の下り列車に乗りしばらく揺られると到着したこの駅。
外には謎の円形のモニュメント。その向こうに富士山が見える・・・。
そう、ここはあのちびまるこちゃんで舞台となっているかつての静岡県清水市、今は静岡市清水区です。
入り口にはやはりというべきか、さくらももこ氏によるイラストがお出迎えしてます。
けどこれまるちゃんじゃないよね、どちらかというとお姉ちゃんっぽい?
その清水駅を出て左へ歩き出します。
しばらくすると駅前銀座なる商店街が出てきますが、それも通り越します。
そして歩くこと十数分。
たどり着いたのは一つの小さなターミナル。
たどり着いたのは一つの小さなターミナル。
静岡鉄道、新清水駅です。
今回のターゲットはここから出ている路線となります。
静岡清水線とは
新清水駅の構内に入るともう電車が待ちかまえていました。
静岡鉄道1000系による新静岡行きです。
さて、この新静岡~新清水が静岡鉄道が現在有する唯一の路線、静岡清水線です。
距離は11kmと短いですがその距離の中に起終点含め15の駅があります。
全線がほぼJR東海道本線の清水~静岡間と併走してますが、JRでは清水~静岡間に草薙と東静岡の2駅しかなく、JRが都市間連絡、静鉄が地域輸送という住み分けがされているようです。
ちなみに新清水駅、新静岡駅ともそれぞれ清水駅・静岡駅とは遠からず近からずの位置にあり、徒歩連絡は可能なものの少し時間がかかります。
路面電車並みの短編成・高頻度運転
静岡清水線の列車は全てが2両編成のワンマン列車です。
編成は短くても、日中は大体6~7分間隔と結構高頻度な運転がされています。
基本は各駅停車ばかりですが、平日の朝には急行と通勤急行も設定されています。
なんだか路面電車を彷彿とさせるダイヤ設定ですが、実際海外ではLRTとして紹介されているようです。
かつては清水市と静岡市を結んでいた路線でしたが、2005年の合併により清水区となり全駅が静岡市内にあることになりました。
そのことからもより市内電車としての色が強まったともいえます。
新清水を発車した新静岡行き、途中の狐ヶ崎までは完全に東海道本線と併走。
とちゅうで下り列車に抜かれるシーンもありました。
とちゅうで下り列車に抜かれるシーンもありました。
そこを過ぎるとしばらくJRとは距離をおいて走ります。
乗り換え駅である草薙駅も道路を挟んだトコロにあります。
乗り換え駅である草薙駅も道路を挟んだトコロにあります。
県総合運動場を過ぎたところでJR線、国道1号線をオーバークロスして逆サイドへ。
長沼を過ぎてしばらく1号線沿いを走り、春日町のあたりで大きく右へそれます。
そして駿府公園南東のトコロで終点の新静岡に到着です。
やはりJRとの住み分けが上手くいっているようで、進めば進むほどお客さんが増えていくのがわかりました。
新静岡では人の波が出来ています。
新静岡では人の波が出来ています。
新静岡駅構内にはこんなディスプレイ式の案内表示まで。
ちなみに静鉄では独自のICカード乗車券「LuLuCa」を採用していますが、なぜか関西私鉄で使われているIC乗車券「PiTaPa」に対応しています。
PiTaPaはJR西日本の「ICOCA」と相互利用可能なのでつまりICOCAも使用可能です。
でもSuicaは使えません。もっと言えばICOCAエリアでLuLuCaは使えないようです。
でもSuicaは使えません。もっと言えばICOCAエリアでLuLuCaは使えないようです。
静岡地区はJR東海の支配下。
TOICAやmanacaが使えずこれらが使えるのが最大の謎でした。
TOICAやmanacaが使えずこれらが使えるのが最大の謎でした。
第4話終わり