05#1 Impulse


強者が集う街の一つにリプレがある
多くの森林に囲まれているこの町は
爬虫類や鳥類、鬼類やケンタウロス等の複合類等
多種のモンスターが生息している
だが下手に手を出さなければ
おとなしいモンスターばかりである
町の周辺とは対照的に離れれば離れるほど
並大抵の腕を持たない者では
歯がたたないモンスターが多く生息している

その一つに多くのワイバーンが生息する峡谷がある
その峡谷にナツメとレンゲが歩いていた
「姉さん~、待ってよぉ~」

レンゲの声を聞いてナツメが足を止め振り返る
「姉さん・・・・早いよぉ。もっとユックリ行こうよぉ~。
足が痛いよぉ~・・・・」
「レンゲが早く行きたいって言ったからでしょ?
ほら!もうすぐ太陽が沈んじゃうわよ!!」
「む~~~・・・・」
レンゲの頬がプクっと膨れる
その顔を見て呆れるナツメ
「・・・・まあいいわ、少し休みましょ。
レンゲ、目的地はココからさらに登るの?」
「うんと・・・・チョット待って・・・」
ポケットの中から地図を取り出して眺める
「・・・そうだね~、あ!途中から分かれ道があるみたい。
・・・・あ~もう!見づらい!!!
あのエロジジイ、もうチョットマシな地図はなかったの・・・」

最終更新:2010年02月23日 06:57