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02.残光


イエティの群れに目掛け上空から無数の光が落下し
光に包まれたイエティは倒れていく

「レンゲ!!!」
「任せて!」

魔法使いの女性の掛け声とともに砕骨刀を持った女の子が
チャトを浚ったイエティに向かい突進する

イエティは先ほど勝利を確信したと思いきや
数十秒で状況が一変したことに動揺し混乱しているようだ

ザスッ!!!

気づいたら腹部に光の矢が刺さっている
イエティが後ろを向いたその先には
エンジェルレイを放った女性が立っている
足元に目をやると
先ほどその女性の近くにいたレンゲと呼ばる女の子がいる

「迂闊よ・・・」

瞬時にイエティに目掛け太刀を振り上げ
よろめくイエティを見てさらに振り下ろす
豪快なブランディッシュを放った

「ガ・・・ガガ・・」

ズシーン!!!

イエティの反撃の余地も与えず
巨体は大きな音を立て地面に叩きつけられた
と同時にチャトが飛ばされ雪原に転がる

「ニャニャニャニャニャ・・・・ニャガ!!!」

転がったチャトは近くの木にぶつかりようやく止まった
チャトは顔を上げて2人に声をかけようとしたが
ぶつかった木の枝に積もってた雪が落ち
チャトに追い討ちをかけた

「ブハ~・・・た・・助かったニャ・・」
「チャト~~~~」

さくらと青年が駆け寄る

「大丈夫なの??」
「ん~~・・大丈夫っぽいニャ。ちょっと擦りむいた程度・・・」
「よかった・・・」

さくらが安堵の表情を浮かべ青年の表情も少し和らぐ

チャトを助けた女性とレンゲと呼ばれる子がこちらに歩いてきた
笑顔でチャトに向けて女性が問いかける

「お怪我はありませんか?優しいネコさん?」
「あ~~!!昨日のお姉さん!!!」

昨日出会った女性だとチャトはすぐに気づき
そしてなぜかチアピールタイムを始める

「僕の名前はチャトというニャ!年はまだ7ヶ月ニャ!!!趣味は・・・ニャガ!!」

さくらにまた角でド突かれた

「少しは空気を読みなさい!・・・助けていただいてアリガトウございました」

小さな身体で頭を下げた

「いえいえ・・ちょうど通り過ぎた時に見かけたものですから」
「御二人がいなかったらどうなっていたことか・・・」
「さくら!」

青年が割り込む

「・・・行くぞ」
「あ・・はい!それじゃ私たちはコレで・・いくよ!チャト!!」
「イヤニャァァァァ!!お姉さぁぁぁぁぁぁん・・・」

名残惜しい声を発しながらさくらに首を咥えられ引きずられるチャト
青年も彼女たちに一礼をし去る