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01.Darkness & Reality・・・


青年が外に出てどのくらいたったのだろうか
さくらとチャトは怯える旅人たちを励ましながら
青年の帰りを待っている

チャトがさくらに問う
「さくら~・・マスターは・・マスターは大丈夫かニャア・・・」
「大丈夫よ!私たちのマスターなのよ?信じられないの??」
「でもニャ・・・でも・・やられ」
「チャト!!!マスターはやられたりしないわ!!待ちましょう・・」
さくらはチャトにそう声をかけた
チャトの不安になる気持ちはさくらには痛いほどわかる
さくらもそうなのだから


ドーン!!!!!

・・・・
船上に何か叩きつけられる音がした
船は大きく揺れその音を聞いてさくらの不安がピークに達した
「マスター!!!!」
「あ!さくら!ダメニャ!!!」
さくらが船上に向かおうと扉を開けようとした

が・・
さくらが開ける前に扉が開いた
ふと見上げると
青年だ

「マスター!!!!」
2匹が声を発し青年に抱きつき
不安で潰れそうな感情を抑え
精一杯の笑顔で青年を迎える
「おかえり・・マスター」
少しの間を置いて青年が答える
「・・・ただいま・・」
抱きつく2匹の肩に優しく手をかけた

さくらがふと見上げると
さくら自身錯覚にも思えた

さくらとチャトの顔を見て
青年から微かに
笑みがこぼれたようだった