雑記
(そのうちちゃんと分類してまとめなおすけど、今は面倒なので、というページ)

思うに、
PAの技術は経験がモノを言う気がするんですが、S.T.A.F.-1ではそこまで経験を積めるものでもない、また近年の会員増加により、全体的に技術力が低下している。
会場ごとのセッティングに関しても、以前のデータ(ノウハウ)が重要なものになってくるけども、定例会での知識の共有も不十分であるし(伝わっているかがかなり疑問)、定例会ノートもそこまで細かくは書かれていない、さらに感想文書いても公開されない、まとめない、まとめてもどこかに消える、さらには最近総括を書かない。とか。

まぁそんな状況考えると、ちゃんと文章化しておかないといけないなーと思うわけです。
ってことで今こんな作業しています。これでも不十分だとは思いますが、口だけで伝えて徐々に薄れていくよりはマシかなと。

ってことです。


いつ公の場に出してやろうかな・・・



セッティング

会場毎のセッティング

第二音楽室(通称:恐怖の2音)

99%大集とかいっといて二音だった恐怖の2004年度の飛行船追いコンの教訓です。

第2音楽室の位置は体育会部室のさらに先端研側です。2音手前に用水路があり、そこの橋が結構狭かったりします。柵もないですよ、もちろん。

とりあえず機材運搬は非常にしんどいので数は減らしましょう。
かといって20Uに何でもかんでも詰め込んで運搬するのは機材と人間の負担が大きいので注意しましょう。まだ4Uや6Uに詰め込んだ方が楽な気がします。

スペース的に、ステージ(らしき所)の横にモニ卓を置くのは結構難しいです。メインの卓でモニも返すことも考えましょう。
電源に関しても、Cコンとして使える系統は1系統のみ。メインアンプは1台、スピーカはPS15のフルレンジとベースを1台ずつペアで使えば十分な音量が稼げます。ということであんまり電源容量に余裕がないので、無駄にスピーカ数増やしたりアンプ増やすのはやめましょう。運搬も大変ですし。
また、ステージと客席の高さが一緒なので、見ている人たちはほとんど座っています。チューニングもそれにあわせて行い、Mixに関しても卓の前で音を確認するのではなく、実際に座って聴いてみないとひどい目にあいます。

こんなとき、オールインワンのデジタルコンソールがあるとかなり助かるんですけどね。

美原納涼祭

そろそろメイン卓~ステージ間にマルチを引くだけでなく、メイン卓~やぐら上にもマルチケーブルを這わせた方が良いですね。結構設営もぐちゃぐちゃになりやすく、撤収に手間がかかりやすいので。
這わせ方の一案として、
32chBOX(やぐら上)=32chBOX(卓前)-16chBOX(ステージ横)
※=は32chケーブル、-は16chケーブル
といった感じで。2004年度あたりからダンパ(ダンフェス)でやってる方法と似てます。
ワイヤレスの受信機はステージ用とやぐら周辺用と分割しておくのがベスト。それが嫌ならアンテナ延長キットとケーブル買いましょう。



電気的な音質のこと

  • 音声信号レベルの話
音声信号は基本的に電圧伝送なので、パラっても音量は変わらないが、送り側の出力の余裕加減とかインピーダンスのなんたらで音の方は若干変化したりしている。DI-1のパラアウトはその音の変化がかなーりわかる。
つーことで
DI-1のパラアウトは基本的には使わないほうが音は良くなる。
このためDI-9では意図的にパラアウトを装備させていない。

同様の話で、マルチBOXなどでパラるのもやはり音質劣化が発生する。
ただし、DIを使用してハイインピーダンスな機器(ベース、ギターなど)を収録する時よりは劣化具合はそこまでひどくない。ただ比較すると劣化していることははっきりと分かる。
ベースなどDIで収録する際にパラアウトを使用すると、DI,アンプ側の入力インピーダンスががくーんと落ちてしまい、ロー出しハイ受けの鉄則が最悪の場合崩れてしまい、音に多大な変化をもたらす、というかノイズが異常なくらい増える。

  • 結構大きな信号というかアンプ出力
スピーカでのパラも結構音が変化する。以前MR902で行ったときはハウリングの発生のしやすさが格段に変わった。


とりあえず、不要な分岐はあまり作らないほうが得策である。
※DI-1のパラアウトはDIへの電源供給に関係なく使用できる(当たり前)ので、大きなサポートならメインの電源落ちてもステージの電源が生きていれば、一応なんとなくサポート続行できたりする。というかそんなことが過去にありました。(雑草グリルパン事件)



マイクについて

一般的に言われていることについてコピペ
ダイナミック型 コンデンサ型
構成 シンプル。振動板に取り付けられたコイルが音を電気信号に変換する。 複雑。振動板がコンデンサの電極となって音を電気信号に変換する。
耐久性 高い。 低い。 構造の複雑さによるところが大きい。
振動の影響 受けにくい。 受けやすい。 雑音の発生や故障の原因になる。
温度や湿度の影響 受けにくい。 受けやすい。 雑音の発生や故障の原因になる。
電源 不要。 必要。内部に電子回路が必要なため。
感度 普通。 高い。 感度とは、音を電気信号に変換する度合を表したもの。
自己雑音(等価雑音レベル) 低い。 内部の電子回路の影響を受ける。
最大音圧レベル 高い。 内部の電子回路の制限を受ける。 最大音圧レベルとは、収音できる最も大きな音のレベル。
周波数特性 普通。 広く滑らか。特に高域が優秀。
過渡特性 普通。 優秀。
小型化 難しい。 容易。
価格 安価。 高価。 構造の複雑さによるところが大きい。
備考
自己雑音とは、マイクロホン自体が発生する雑音のレベル。このノイズのレベルより小さい音は収音できない。
周波数特性とは、収音可能な周波数(音の高低)の範囲と、感度の変化を表したもの。
過渡特性とは、音の急激な変化に対して、出力信号が正確に追従する度合を表したもの。


近接効果

近接効果とは
指向性のあるマイクロホンを音源に近づける(約30cm以内)と、低音域が強調される現象のこと。
口元で収音するボーカル用などのマイクロホンは、近接効果で強調される低音域を抑えられる周波数特性に予め設計されています。低音域を抑えるフィルタを内蔵し、スイッチで切り替えられるマイクロホンもあります。
コピペです。
すったふ所有のマイクでフィルタ切り替えスイッチを内蔵しているのはC451BとC460Bだけだったと思われます。
ヴォーカルだけでなく一般的な楽器の集音の際にも言えることです。


マイキング

SHUREのカタログにコラム的な感じで掲載されていたので参考にしても良いかと。
(2005年5月版には未掲載)
またドラムのマイク選定、マイキングについてはサンレコやプロサウンドのライブ報告の所を見るなり、サンレコでたまにある特集を読んでみると面白い。

とりあえずコピペ
  • マイキングの基本
最良の音質で収音するには、音源に適したマイクロホンを選び、適切な位置に設置することが必要です。マイクロホンの選択と設置方法が正しければ、収音した信号をエフェクタやプロセッサで後処理する必要はほとんどありません。

1.音源の周波数帯域に適した周波数特性のマイクロホンを選びます。周波数特性が合わないと、高音域部分や低音域部分を収音することができなくなります。

2.音源からの距離や位置をいろいろ変えてみて、音質のバランスと部屋の残響音の量が自分の好みになる点を見つけ出します。距離や位置を変えても好みの音にならない場合は、違うマイクロホンに変えたり、周囲からの音を遮音したり、音源自体の音を変えてみます。例えば、使い古した弦を張り替えるだけで、ギターの音は変わってきます。

3.部屋の残響特性が悪かったり、不要な音を収音してしまう場合は、音源の中で最も音量が大きい部分にマイクロホンを近づけるか、周囲からの音を遮音してみます。そして再度、違うマイクロホンを試したり、マイクロホンの位置や遮音の方法を変えてみて、求める音質に近づけていきます。
SHUREさんのカタログから。

とりあえずは人のやっているものをぱくって、んで自分でもいろいろ試してみた方が良いですね。他の人がやっていて、これはいい音だと思ったらチェックしたいところ。

個人的感想として

ドラム周り
  • タム類(SN,HT,LT,FT,etc.)
MD421はちょっと特徴のある音になるので少し目立つ。
SM57はまぁいわば普通の音、聞きなれた音。
Beta98はコンデンサマイクだけどSM57に良く似た音。

MD421だけキャラが違うので、HTにこれ使ってFTにSM57なんて使うとHTの方が目立ちやすくなる、というよりFTより図太い音が鳴ります。面白い。
SM57,Beta98は近接効果を利用するため、なるべく打面に近づけるようにしないと音が軽くなっていきます。Beta98はクリッピングマイクなので固定も簡単で、演奏中にずれる心配も少ないのでこの用途には最適、なはず。コンデンサだと思って結構打面から離すことが多いですが、そーゆー用途のために作られたものなので最適なポジションに固定してやりましょう。

そういえばATM25もタム用に作られたマイクだったりします。

  • スネア裏取り
ゲートはほぼ必須。
スナッピーの音が欲しい場合はかなり有効です。
位相に関しては必ずしも逆相である必要はないかと。表取りの音とMixしてみて、必要に応じて変えたほうがいいようです。

  • バスドラ
ホールに突っ込むマイクとしてはATM25とMD421と甲乙つけがたい。どちらも特徴のある音。どちらともいい感じ。多少ATM25の方が日本人好み?な(いわゆるJ-popに使われているような)音がする気もする。アメリカ人はSHUREを好みますが。
セッティングとしてはあまり突っ込みすぎても抜きすぎても微妙。マイク半分くらい入る程度かなぁ・・・あとは抜いたり挿したりして調節。あとはコンプで潰しすぎない方が芯が残って扱いやすいかと。

SM58で取るという事例も多い。SM57でも似たようなもんでしょう。

皮の音はなんでもいーんじゃないでしょーか。SM58とかBeta58とか。ゲートあったほうがいいかもね。
ただドラムまわりが更にうざくなり、ステージのスペースも奪ってしまうのでその辺は考えて。あとは16chマルチがいっぱいいっぱいになったりならなかったり。

  • ぎたーまわり
・SM57とaudio-technica AE3000
ギターにコンデンサマイクって結構使えるなーと実感した時。
第2期再購入関連でマイク借りた時にやってみた組み合わせ。SM57とC460Bとの組み合わせ同様にギターの音を最大限に拾ってくれる、と思う。AE3000の方がダイヤフラムのサイズが大きいせいか、単体でも芯がそこそこ出る。でもSM57の方が遥かに芯が出るというか低域が出る。
ただマイクスタンドが足りなくなる。

・SM57とC460Bの組み合わせ。
57のおかげで太くて芯の音は取れるわ、しろーさんのおかげで高域まで伸びやかな音は取れるわ、Mixしてもケンカしないわで良かった。クリーンからディストーションまで何でもこいやー、って感じ。ただギターアンプ周りがうざったくなる。あとC460B単体では音の芯が細くて使いにくい。

クリーンタイプの音色にはやはりコンデンサマイクがかなり有効。SM57と比較すると明らかに音の伸びが違います。
AKGのC414系とか使ってみたいね。平べったいタイプの。

  • ベース
とりあえずDIのパラアウト使用は極力避けたほうがいい。アンバランスアウトはDI-1だとファンタム電源、もしくは電池が切れると使用不可になってしまうが、こちらの方が音が訛らなくてすむ。
ベースアンプのバランスアウトも使える。演奏者のアンプのEQの設定が反映される(設定によるが)。ただDIとの併用でグラウンドループによるノイズを引き起こしやすかったり、S.T.A.F.-1所有のアンプはS/Nがひどく、ノイズだらけなことがある。

ベーアンにマイク立てるということも過去数回試していますが、それほどDI収録と差があった記憶はないです。
(というか、DIも同時にMixに使用しているので当たり前な気がします)
逆にマイクスタンドの数や置き場所に問題が出やすかったりします。
一般的にはステージの振動の関係で、うまく集音できないとか言われてます。

個人的にこれのマイキングはこうするべき、と思ったもの。

  • 太鼓
美原納涼祭での話。
理想的には叩いている側にマイクを立てたい所だけど、ドラムとは違い太鼓のふちも叩くので、マイク位置が低いと明らかに邪魔になり、高くすると腐ったマイクスタンドばかりなので不安定、ついでに邪魔。
そこでしょうがないのでスネアの裏取りよろしく、逆側から集音することになるけど、これだけだとふちを叩く音がほとんど集音できない。
ということで、太鼓の集音は叩く側とは逆側の方から集音するマイク(個人的にゼンハがいい)と、ふちの音を取るためにもう一本、これも邪魔にならないように太鼓の中心から狙う感じでマイキングを行ったほうがよさげ。


ハウり切り

まずはマイクとスピーカの位置関係を見直す。スピーカーに向けてマイクを使用するとかいう状況は、EQで補正できるレベルではない。
マイク毎に集音特性は変わってくるが、一般的にマイクのコネクタ側の集音量は小さいので、スピーカが基本的にその方向にあるよう調整する。

マイクを持ってもらう場合には、ちゃんと使い方を説明。かなりの不安要素が取り除かれるので、メイン・モニ・というか機材的にも負担が減って楽。
言わなければならないことは、
  • マイクヘッドの部分は持たず、胴体の部分を持つ
  • 振り回さない、投げない
  • なるべく口にマイクヘッドを近づけてもらう
など。SHUREさんによると、
  • ライブ(ハンドヘルド型マイクロホンを使う場合)
    • ウィンドスクリーンに触れるか数cmの距離に、唇を近づける。
    • 低音域が強調された力強い音質。
    • イコライザで低音域を下げると、より自然な音質になります。
  • ボーカル用として多く用いられている単一指向性(カーディオイド、スーパーカーディオイド等)のマイクロホンは、正面からの音を最も優れた感度で収音します。マイクロホンは口に向かってまっすぐ持ち、口に付くくらい近づけることで、そのマイクロホンの持つ最良の音質を得ることができます。
  • マイクロホンと口の距離や角度をコントロールすると、繊細な音からパワフルな音まで幅広く表現できます。自分の声の音質がどのように変化するかいろいろと試してみて、自分のマイクロホンに慣れることが大切です。
と、バンドマンの方々にもがんばってもらわないといけないようです。
ちょっと脱線。


モニタスピーカの方向も工夫すると環境が改善されやすい。
具体的には角度の調整がある。多少煽ることでスピーカの中心軸がより耳の位置に近くなるので、スピーカ音量を多少抑えることが出来、ハウリングの危険性も多少抑えられる。(コロガシの話)
また、Keyなどでモニスピを立てる場合も、後ろ側に立てるのではなく、真横に立てるとギリギリ見栄えは悪くないし、この時マイクもコネクタ側をスピーカ側に多少振ると、集音する音量が減るので楽かもしれない。


んでEQ。
あんまりスピーカの前に近づいてやるのはお勧めしない。耳傷めるし、違うハウリングの音が出ている気がする。
現実的にはマイクを持つ人がやりそうなことを考えながらやったほうがいいかと。具体的に、
  • オフマイク
  • 声量が少ない
  • マイクヘッドの部分を持つ
  • マイクヘッドが口の方向に向いていない
など。
極端にEQをいじると声に違和感を感じてしまい、全体の音として悪くなる結果となるので、ハウリングを全て抑えるのではなく、音が変にならない程度でハウリングがぎりぎり起こらない、わずかに起こる程度で止めておいた方が結果的にはいい方向に持っていける。

ハウり切りにもっとも向いているとされるEQはPEQ。ハウリングが起こっている周波数ポイントに合わせることができ、Qも変更可能なので元音への影響が少なくできる。
但し難しい。

DriveRackのAFSを利用して、AFSが反応した周波数ポイントをPEQで抑えていき、最終的にAFSはOFFにするのもアリかな。AFSは周波数ポイント、Q、GAIN全て自動で決定して、PCを利用すればその値が全て分かるので、それを参考にフィードパックかけていくとうまくいくかもしれない。あくまで参考。ベースは耳。最後はやはり自分の耳。
参考程度になるもののひとつはスペアナ(スペクトルアナライザ)。そこそこのハウリングであれば、明らかにその周波数付近のゲインが上がるのが分かるので、それを利用すれば的確なハウリング周波数ポイントの推定と迅速な対応が可能になるのではないか、と思う。


Comp,Gate,EQ,reverb,etc.

とりあえず触ってみよう。
できるならどれをいじるとどのように音が変わるのか、という感覚を身につけておきたい。

説明書ぐらい読む癖つけないとね。

Compressor,Gate

コンプレッサーはどの楽器にどの機種が合うかというのはまだまだ調べていかないといけないが、とりあえずわかっていることについて。
  • Vocal
AHPEX model651もしくは162SLが割といい感じ。基本的にあまり潰すということは考えないほうが良い。DL241は向かない。どうもしっくりくるセッティングが見つけられないです。というか最近使ってないからな・・・
個人的にはAPHEXでゲインリダクションは6dB程度でレシオ2.5ちょいぐらいでHFXで3k~8kあたりを返してあげる、といった感じのセッティングをよくやる。
162SLはほとんどゲインリダクションのかからないくらいがいい。VUメータで、しかも反応の鈍い針(?)なので意外とリダクションかかってたりしてるから。ついでによく聴いてるとリダクションかかった瞬間が判断できたりする。APHEXの方はそんなこともないんだけど。

あとVoMicの回線数が多くなる場合は、Vo用に2系統コンプを用意しておき、メインボーカルとコーラスなどで分けておくと、音量が歌う人数の変化で変わり、それに伴ってコンプのかかり具合が変化してイマイチ抜けの悪い音になるのを防ぐことが出来る。また、ドラム周辺のVoMicはやはりドラムの音をかなり拾ってしまい、この音でコンプが反応してしまうこともかなりあることなので、Voの音を大切にしたいのであれば、このような対策をしておいた方が良い。

プリアンプ欲しいよなぁ・・・(ぉ

  • Drums
基本的にゲートは全てのマイクにあった方が楽かも。

DL241には単純なゲート機能があるので、不要な残響音を切ることは容易いことだが、APHEXだとなかなか難しい。HFXやSPRといった魅力的な機能はあるのだが、残響音が気になったらどうすることも出来ない。マイキングし直すのもありだけど、そんな時間無いことも多いので・・・・

途中でジャズスティックに変わるというか曲によって曲調が大きく変わる場合は、ゲートを一旦OFFにしておかないと「音が出ない!」とか痛い目に会う。

バスドラに関しては、よく潰しすぎている事が多々ある。特に、音量が小さいかなと思い、コンプのスレッショルドの設定を変えないままゲインを上げて、「全然音量上がんない」とかゆーケースはかなり多い。この時コンプのゲインリダクションは結構ひどいことになっている。素直に考えればコンプで潰してしまう結果に終わってしまうので、音量を上げたいと思った時には、
・コンプの設定を見直す
・フェーダで調節する
を優先でやって、おかしいと思う時はゲインとコンプの設定を両方見直す、というスタイルの方が余計な手間を省けるのではと思う。

タム類のゲート設定は周波数の設定がどうしても短時間ではきっちり設定できないので、大き目のサポート(新年会や追いコン、3fes)で本番中にでもしっかり設定できれば、それをメモっておきたいところ。んでそれをここにでも書いてくれればさらに嬉しいですね(ぉ
まぁあまり設定やLEDの反応にこだわらず、音の方でうまく調整できれば問題ないのですが。

  • Bass
APHEXとDL241では、潰し過ぎると芯がなくなってかなり扱いにくい音になってしまう。まぁ、目立たせたくないのならがっつり潰してもいいけど、ホントに存在感がなくなってしまう。ピッキング時のわずかなピークを潰すくらいのイメージでやるほうがいいかな?アタックは早め、リリースとホールドはそこそこで。APHEXだとHFXで多少3kあたりを返すと芯っぽいものが復活したような。
162SLでは俺は使ったことないですー
(コンプによってはがっつり潰していい感じのものもあるけど・・・・)

  • Key
なかなか生音とは馴染んでくれないデジタルな音(シンセによっては違うけど・・・)を馴染ませるために。コンプです。
ちょっとやったところでは、
・アタックをほんの少し削る感じでレシオも低め
・ホールドはほとんどなし
・リリースも早め
とほんのりコンプをかける程度の設定で、少し馴染みやすくなりました。

まぁ、Key用のスピーカ出して、それをマイクで集音するのが(プロで多きめのバンドだと)一般的なようです。

EQ

その楽器の美味しい周波数を持ち上げて、かつ他の楽器の中心となる周波数とかぶらないように出来たら最高、かも。

Voなどで3kあたりを持ち上げると多少抜けがよくなる。
VoInsertでハウり切りの為に不要にカットをするのは、元の音の変化が激しくなり、まともに聴けたものじゃなくなるので、動かしたフェーダが10を超えたら、トータルEQから見直した方が良い。

reverb

リバーブに関しては、SPX990やSPX2000はプリセットが豊富(2000は糞多い)なので、そこから一度探してみて、なければ作ってみればいい。
音の傾向として、SPX2000とSDR-1000+は温かみのある伸びやかな音で、Vo系のリバーブに向いている。SPX990は固め?の音でVoには扱いづらい。
個人的にはSPX系は操作しやすい。SDRはなんとなくとっつきにくかったりする。



シールド製作

ピンは構造的にやられ易い・・・のかなぁ。抜き方が悪い為にあんなに壊れている気がするよママン。

ピンの中身のワニ口みたいになっているところは、シールド(編んである部分)を挟むのではなく、皮膜(ゴムの部分)ごと全体を挟むもんです。ゴムの部分をはがして挟むと、イマイチ固定が緩くなり、断線の危険性が高まるようです。
またワニ口の近くに穴が開いているのは、その部分にGND線を突っ込んで、裏側ではんだ付けをする様にしているため。このタイプだと、HOTとGNDがピンコネクタ内部でショートする可能性がぐっと減り、またはんだ付けの難易度も下がります。

はんだこて


基本的に加熱する際はこての先端部分を使うのではなく、腹の部分を使う。
加熱する部分にこてを力いっぱい押し付けたところで結果は変わらないので、置く程度で。

まず加熱してからはんだを乗せる。加熱していない状態ではんだを付けてもはんだこてにはんだが溶けるだけで、つけたい部分には付いてくれない。
加熱しすぎると今度はキャノンの樹脂の部分が溶けたりシールドの皮膜が溶けたりとあまりいいことはない。

はんだこてを使い終わる際は、こて先にはんだを溶かして膜を作っておくと長持ちするようで。


サウンドフェスタ

新機材を知るにはいい場所。コンソールも触れるし、スピーカ視聴会もありとても為になる。
2004,2005年度は再購入があり、西原さんのお誘いもあったので結構な人が参加しました、授業放棄して(ぉ

2004年度の大型SP視聴会の写真には、よく見ると参加しに行ったS.T.A.F.-1を確認することが出来る。


配電計画書

最近形骸化してる奴です。
基本的にアンプ以外の機材は定格の消費電力を100[V]で割ったものを書いておいて問題はないでしょう。基本的に消費電力は大きく変動しません。

アンプに関しては、現状定格消費電力がはっきりと分からない上(電気用品安全法によるものと4Ω+4Ω定格出力時と2通り表記されている)、かなり大きく消費電力が変動するので(あと定格で書くと3600が都合悪すぎる)、説明書の後半部分に書いてあるDuty比+出力モード+負荷インピーダンスによる消費電力の表を参考にした方がいいかなと思う今日この頃。Duty比はバンドサポートとかダンパなら40%で十分かと思われます。インピーダンスは自分で勝手に考えてください。

あとちゃんと各相のバランス取れるように機材の電源接続を考えましょう。



  • 電圧が2倍されたら+6dBで、結果+6dBuになってしまうのでは?? -- ねった (2006-07-02 22:56:31)
  • つまり根拠が違うように思われます… -- ねった (2006-07-02 22:56:48)
  • ぁぁぁ・・・そうですね(´ヘ`;) ということは業務用機種は元々+4dBuがノミナルレベルで設計しているってことですかね? -- Q (2006-07-05 22:29:12)
  • 多分そうだと思います。…でさっき閃いたのですが、こんな理由はどうでしょう? -- ねった (2006-07-06 02:39:08)
  • +4dBuって電圧が約1Vrms(実効値)の信号。つまり±1.4V位の電圧信号ですね。 -- ねった (2006-07-06 02:42:44)
  • プロ用機器で一般的なのは15V両電源の回路。これで出力できる電圧は±14V程度。なのでマージン(ヘッドルームと呼ばれます)を20dbとったら丁度±1.4V程度が規定電圧に! -- ねった (2006-07-06 02:46:20)
  • なるほど。そう考えると都合が良いですね。 -- Q (2006-07-07 16:00:22)
  • 調べてたら0dBu=0.774Vって実効値表示っぽい感じでした・・・まぁそれでも、+26dBuで17V(p-p)なので18Vの両電源なら事足りますけど。DN360は18V両電源でした。 -- Q (2006-07-27 01:26:20)
  • 計算してみたら15V両電源でも22dBuまではいけますね。 -- Q (2006-07-27 01:27:47)
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最終更新:2006年09月26日 15:11