飲んだくれの肝臓移植

Heavy drinkers should be denied liver transplants.




飲んだくれへの肝臓移植を認めないべきだ。


1問題点・現状分析



肝臓移植・・・脳死移植と生体部位肝移植とに分けられる
脳死移植(living liver transplantation):脳死と判定された人から肝臓を取り出す.海外はこちらが多かった
日本では、脳死に関する考えがまとまっておらず、あまりなされていなかった
生体肝移植(brain-dead liver transplanation):レピシエントと血縁関係または婚姻関係のあるドナーから、肝臓の2/3を取り出して移植されている
日本で行われる肝臓移植はこちらが主、99%
欧米でも増えている
主な対象疾患は、 劇症肝炎、先天性肝・胆道疾患、先天性代謝異常症、原発性胆汁性肝硬変、原発性硬化性胆管炎、肝硬変(肝炎ウイルス性、二次性胆汁性、アルコール性、その他)、肝細胞癌

広島大学のレピシエントの適応基準
      http://home.hiroshima-u.ac.jp/home2ge/Livertransplantation/huh_LT03_02.html
      ほかに京都大学などでも、適応基準に『移植前6ヶ月以上禁酒していて、かつ移植後も禁酒できること』





  ***現状の問題点


    ・ ドナーに対する負担 大
       肝臓の2/3を提供すること
       合併症の危険 大
       移植後6ヶ月外来受診や、重労働が難しいこと
       健康な人を傷つけることから、倫理的な問題も有り

神戸新聞2004/06/07より
「提供者の負担大きく
 生体肝移植は当初、親から重い肝臓病の子どもへの移植だけだったが、症例が増えるにつれて肝臓の半分以上を提供できることがわかり、九八年以降、成人間の移植が急増する。
 親から子どもへの移植は、せいぜい肝臓の三分の一を切り取るだけだが、成人同士になると切り取るのは全体の約三分の二になり、ドナーの負担はうんと重くなる
 しかし、そうした問題に医師が関心を向けたのは、最近のことである。
 肝移植に携わる医師らでつくる「日本肝移植研究会」は昨年、臓器提供後のドナーの様子を調査した。対象になった1841例のうち、228人(12.3%)に合併症が確認された
 胆汁漏(ろう)や胃のよじれなど、比較的症状の軽いものが多いが、肺動脈が詰まる肺塞栓(そくせん)や悪性過高熱など、生命の危険につながるケースが6例含まれていた。」
「切り取られたドナーの肝臓は、元の数値に近い状態に再生したとしても、ドナーの体と心の傷あとは残る。
 そうした傷をどう和らげ、癒やしていくのか。移植医療に携わる医師ら医療従事者は患者を治すことだけに注意を奪われていてはならない。」
http://www.kobe-np.co.jp/shasetsu04/0607ja26280.html

生体肝ドナーの死亡に関しては、European Liver Transplant Registryへの問い合わせでは、欧州における2000年末までの全生体肝移植登録例430人中、ドナー4人 (0.9%) の死亡が確認されている。また米国では生体肝ドナーの死亡は約1,000人中3人 (0.3%) で、また生体右葉肝ドナー2人が残肝の容量不足で肝移植を必要としたとの報告がある。
http://jlts.umin.ac.jp/donor.html#risk

    ・ 待機中の患者
       生体肝移植を受けられず、脳死体からの臓器を待つが、供給が足りていない。
       年間2,300人が肝臓移植の適応でありながら死亡していると推定される。
         (アルコールによる肝硬変はのぞく)
        http://www.asas.or.jp/jst/factbook/2000/fact00_03.html
       また、血縁者からの移植をうけられず、脳死肝移植を待つ患者は約230人
         (日本移植学会より)
       その他、海外に渡航して肝移植している→お金かかる

97年10月〜平成21年8月31日における肝臓移植希望累計登録者数
登録者:270
死体移植済み:63
取り消し:81
死亡:348
生体肝移植済み:154
海外渡航:25
ーーーーーーー
登録者累計:941

これに対し、平成21年2月9日までの脳死肝移植件数は63件

日本臓器移植ネットワークhttp://www.jotnw.or.jp/datafile/index.html


2planだします!

planっていうかdefinition?
3パターンにしてみました
(A)liver transplants=生体肝移植のみとする場合

(B)liver transplants=死体肝移植のみとする場合

(C)liver transplants=生体肝移植+死体肝移植の場合


3メリット・デメリット


うえで挙げた3つの場合でそれぞれちがいます

メリット


    ・Heavy drinkersの減少←(A)(B)(C)に言えるかな
    生活習慣が悪いんだから自業自得だ!
    ・先天性、薬害による患者の優先←(B)で強い
    ・ドナーへの負担←(A)(C)でいえる

デメリット


    ・助かる可能性が有るのに助けない→倫理問題、医療の役割は?←(A)(B)(C)に言える


→アルコール依存症で、やめたいのにやめれない、肝臓がもうやばい!って人を助けれなくなる・・・とか。うーん。by tacchi


4メリデメリについての情報



   京都大の冊子。
     www.kuhp.kyoto-u.ac.jp/~transplant/Guide.pdf
   日本移植学会
     http://www.asas.or.jp/jst/factbook/2008/fact06_02.html


5他国の例


アメリカ
米国での肝臓移植待ちの方は2000年実績で16,874名。
一方で生体移植を受けた方361名。
死後移植を受けた方は4,996名。 
http://www.jotnw.or.jp/ibelieve/bbs/bbs.asp?m_id=110

肥満の人はドナーになれないため、肥満者の多いアメリカでは
家族の血液型があっていても移植できないのでは?



09/10/02 nagata

●デメリット追加で
―余計なお世話だ。「子供を助けたい」みたいな親の気持ちを呑んだくれだから、という理由で一括禁止なんておかしいんじゃない?

●プランに関して
ドナー(提供者側)は身内なのかな?
身内だとしたら↑のデメリットが確実に出てくるし、ドナーがいいって言ってるんだからいいじゃないといいたくなる。
生体肝移植で家族以外に提供する例がどのくらいあるかだなぁ。


(追記)ごめん、具体的な数字は出せなかった。ただ日本では近親者がドナーになることが一般的なのは決定項だね。
となると余計によくわからんモーションになってくるわけですが…

matsubayashi
永田先輩ありがとうございます

わたしも見てみましたがやはり日本は家族からですね。
そしたらあんまり変わりないし・・・
生体肝移植ではなく、脳死肝移植に限定する!っていうのでメリットデメリット出してみます

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2009年10月02日 12:28
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。