森林破壊に対するサンクション

試作品です。お気づきの点がありましたらご指摘ください。赤木

↑miyamoto
気づいた点をいくつか書いておきます。

①バックにある話題を見つける
まず、このモーションはどんな話題に基づくものかを見つけないといけません。モーションのほとんどにはその出題のきっかけとなった最近の事件やニュース(古典などでは古いものですが)があります。その話題を見つけ出してください。具体的には最近の又は昔からおおきな話題で実際にある国の活動によって熱帯雨林が破壊されているというニュースを見つけ出してください。以下の現状分析ではどこの国が熱帯雨林をどのように破壊しているという話が抜けています。例えば、谷口さんの課題の飛行機の客に課税するというモーションは先月ぐらいにアメリカのユナイッテド航空あたりが発表した政策です。こういった実際にモーションの元になったニュースを発見しましょう。

②プランの提示
ある程度の提示はひつようだあると思います。今回のもので言えば、国連はどのような機関であるかを知っていないとプランの提示自体が出来ないので国連の構造と権限くらいは知っておきましょう。
その上で国連が行うことができる制裁としてなにがあるのかのような点まで書き込んでください。蛇足ですが、制裁方法は経済制裁、軍事制裁、補助金カット、その国の予算の負担率を増加する、国際的な規約を作成する等様々です。

国連の日本版HP→
http://unic.or.jp/index.php
難しければ国連KIDSというところをみるといいかもしれません。

③メリット・デメリットに関するデータが重要
メリットデメリットに関するデータが不足しています。これは他の人のリサーチにも言えますが、現在のような一行のメリットだけでは不十分です。重要なのはそのメリット又はデメリットが実際に発生するという証拠です。具体的にその政策をある国でおこなったらどうなったということを数値を交えてあげてください。例えば、デメリットの1つ目の経済的なダメージであれば、熱帯雨林を伐採する国がどれだけその熱帯雨林業に依拠しているのかといった数値を提示しましよう。

④他国の例は重要
この題材自体が国際的なものなので今回のモーションでは調べる必要はないかもしれませんが、他のモーションでは他国の例は重要です。すでに政策を行っている国で実際にその政策によってどのような結果がもたされたのかといったデータを持っておかないと今回のような国際的なセミナーにおいてはかなり本番でくるしみます。

初めてのリサーチで難しいと思いますが、これからディベートをする上でリサーチは大前提です。ここでしっかり基礎を覚えましょう。補足ですが、ちょくちょくキーワードなんかを英語で書き込んでおくといいかもしれませんね。大変だろうと思いますが、よろしくお願いします。

8. The UN should impose sanctions on countries which destroy their rainforest.
国連は熱帯雨林を破壊している国家に対して制裁を科すべきだ。


1 問題点、現状分析
 ●熱帯雨林の破壊がもたらす問題(アマゾンの例)
【引用先】http://www.rainforestjp.com/precondition.htm
アマゾンの熱帯雨林の樹木層は高さが70メートルもあるのに 対し、土壌は数センチ~数十センチしかありません。木が切られたり、焼かれると薄い表土が雨水で流され、回復不能な荒地と化してしまいます。自然下においては、森林自体の生態系(密集した樹林自体が風雨を防ぎ、土壌は微生物によって葉や枝、虫などが分解され栄養素の循環が行われる。)の見事なバランスによって表土の流出が行われない仕組みになっているのですが、このような閉鎖系のシステムは一度、その鎖が壊れると、急速なスピードで表土が流され病気にかかり、死んでしまうのです。
 植物はCO2を吸収し酸素を排出しており、アマゾンは地球の酸素の収支の3分の1を担っていると言われています。(CO2は昨今の地球の温室効果の半分に影響を与えています。)CO2増加の大きな原因は先進国の排気ガスなどのエネルギー消費が主ですが、森林破壊自体によっても17億トンのCO2が排出されているのです。その上、伐採された樹木も最終的に木材や紙の形で燃やされ、土壌中の有機物もCO2を発生するようになります。
 また、アマゾンにおいて、多くの生物種(毎日100種以上の動植物)が絶滅に頻しています。(あと40年で地球上の種の4分の1が絶滅するスピード)西洋医学で使う医薬品の原料である薬草の一部はアマゾンの熱帯林から発見されます。わたしたちの支援対象地域であるシングーインディオ国立公園は氷河期にも緑が残ったので、種の避難場所となり、地球上の生物遺伝子資源の2分の1が眠っているという世界でもたぐいまれな所であります。動植物のうち薬効が徹底調査されたのはわずか2%にすぎず、調査前に猛スピードで動植物が絶滅しているのが現状です。
 その中でも「インディオ」という人の種も絶滅の危機に瀕しています。500年ほど前に白人がこの地にやってきてから、虐殺、奴隷化、白人の持ち込んだ病気によって当時約1000万人近く存在していたであろうというインディオが現在32万人(FUNAI調査、96年)に減少しました。実に 96%が死滅しているのです。日本の消費経済を支えている原料は、インディオのジェノサイド(殺戮)を礎として、確立していったともいえます。
 今のまま人類が自然破壊を続ければ、この先30年間、1日に平均100の生物種が絶滅してしまうでしょう。絶滅は進化の一部という考え方はあるものの、現在の絶滅率は先史時代の1,000倍にも及んでいるのです。
(まとめ)
 ・生態系への影響
 ・気候への影響
 ・先住民への影響

 ●メリット
 ・制裁→伐採量が減る→生態系の保護→人間に有用な(動)植物の発見
 ・(同上)     →森林保護→光合成→二酸化炭素削減→温暖化の抑制
 ・(同上)     →環境の維持→先住民の文化・生活の保護
 ●デメリット
 ・経済的なダメージ(森林資源が生かせない)
 ・先進国のエゴ(森林資源を輸入する国は制裁を科せられないのか。)

3 2で出したメリット・デメリットに関する情報

4 他国の例
 なし

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2009年09月26日 19:14
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。