強制投票

THW introduce compulsory voting.
強制投票を導入する。

また加筆・修正する予定です。テストお疲れ様でした!


①現状分析・基礎知識

強制(義務)投票とは?

有権者 voter/elector に対して、選挙において投票すること(or投票所へ行くこと)を法律上義務付ける制度。(⇔任意投票制)
違反者に対する罰則およびその適用は、国によりまちまちである。罰則の種類は、罰金 fine、入獄 imprisonment、選挙人名簿からの抹消 remove from the voting register など多様だが、罰則の定めが全くない国もある。また、罰則の適用レベルもまちまちであり、厳格に適用する国もあれば、全く適用しない国 もある。従って、義務投票制が投票率に与える効果も、国によってまちまちである。しかし、罰金のように有意性のある罰則を定め、これを厳格に適用している国においては、投票率がとても高い傾向にある。

たとえば、オーストラリアでは、正当な理由なく投票しなかった有権者に対する罰金は20豪ドル(2,000円程度)であり、選挙管理当局が各選挙後に不投票者に対する調査と罰金支払い要求とを体系的に実施している。不投票者が罰金の支払い要求に応じずに起訴されて裁判で有罪となると、50豪ドル(5,000円程度)以下の罰金が課せられるが、さらに裁判所から裁判費用の負担も要求される。オーストラリアでは、 1924年の義務投票制採用以来、投票率は選挙人名簿登録者数の95%程度という高い水準で安定している。


投票率 voting rate とは?

有権者総数に対する投票者の割合。投票率はその地域における投票参加の意識の度合いを表すものとして使用されている。投票率が低いほど、組織票の割合が大きくなり、浮動票の割合が少なくなる。
独裁国家では形式的な選挙で自らの政権を正当化するために、国民を動員した上で強制的に自政権に投票させて高い投票率となる事例がしばしば見られる。かつて北朝鮮が100%に近い投票率であることがギネスブックに載ったことがある。


日本の現状は?

2009年度衆議院小選挙区選出議員選挙 年代別投票率
20代前半 44.52% 20代後半 52.11%
30代前半 64.66% 30代後半 66.55%
40代前半 72.04% 40代後半 76.86%
50代前半 77.74% 50代後半 80.66%
60代前半 83.33% 60代後半 84.14%
70代前半 83.47% 70代後半 78.48%
80代以上 54.51%
全体 73.44%



②Argument

Gov.
  • 高い投票率による、民主主義の実現
  • 投票は国民の権利かつ義務である
  • 選挙費用の削減が可能
  • 政治的無関心層の政治への関心up

Opp.
  • 自由権侵害、「投票の自由」は「投票しない自由」も含む
  • 政治に無知・無関心な人々の投票増加は有用でない
  • 投票に行っても、白紙での投票など無効票が増えるおそれ
  • 不投票者の調査・処罰に財政的・人的コストがかかる

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最終更新:2010年02月12日 23:50
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