こなた×かがみSS保管庫

今日の小なた19(こなかがBBS)

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匿名ユーザー

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ニコニコかがみん

こな「ほぅ・・かがみんもノーパソ買ったんだ?」
かが「最近安いから奮発してみたのよ。 まあコレは大学の生協で売れ残ってた型落ちだけどねー」
こな「型落ちねぇ・・
   今流行してる持ち歩き用のヤツよりでっかいね。 重そうじゃない?」
かが「まあ、確かにちょっとコレを持ち歩く気にはなれないわね・・その代わり性能は良いらしいわよ」
こな「ふーん・・ついにかがみんも個人のパソコンを手に入れたワケか・・」
かが「言っとくけど、エロゲーをインストールするスペースは無いからな」
こな「なぁ!? こ、心を読まれた!? これは・・ま、まさか既に敵のスタンド攻撃を受けているのか!?」
かが「そして次にアンタは『ネトゲーはダメ?』って聞くんでしょ?」
こな「ネト・・はっ!?」
かが「相変わらずわかりやすいわね・・」
こな「ううー、せっかくかがみんを私色に染めるチャンスなのにナー・・」
かが「そんな事を狙ってたのか・・」
こな「かがみんの素敵なDドライブの、ほんのわずかなスペースだけで良いのに!」
かが「素敵なDドライブって何よ?」
こな「Dドライブと言えばデータ保存用じゃないですか! かがみの興味津々な画像やらナニやらが目一杯・・」
かが「買ったばっかなのに趣味全開でPCを使ってるみたいに言うな! そんなの保存されてねーよ!」
こな「そんな事言っちゃってー! 実は既に保存フォルダーはどんどん膨らんでるんでしょ? でしょ?」
かが「う・・まあ・・・・いやいやいや! デジカメ写真とか携帯のデータぐらいしか入ってないって!」
こな「普段はどんなクールな人でも、デスクトップは趣味まみれなんだぜ!」
かが「そうかも知れんが、アンタみたいにPCを自分の趣味のカタマリにする気は無い!」

こな「んー、じゃあさ、ゲームがダメならアニメとかは? そのPCなら動画も見れるっしょ?」
かが「アニメって・・PC買ったからお金も無いし、パスさせてもらうわ・・」
こな「心配御無用! かがみん用に私がチョイスした珠玉のアレコレをコピーしてですね・・」
かが「ストーップ!! さらりとコピーとか言うな!」
こな「し、私的な複製ですよー・・バックアップと言いますか・・」
かが「コラーッ! アニメファンならなおさらルール違反は止めなさいって!」
こな「じゃ、じゃあ・・動画サイトを見たりはー? 最近はネット専門のアニメなんてのがあるんだよ!」
かが「ネット専門? へえ・・そんなのが・・」
こな「もはやアニメ文化はテレビの野球中継なんかに束縛されるものでは無いのだよー!
   この21世紀に遂に始まったパラダイムシフトに、歴史的価値を感じて頂きたい!」
かが「なんでそこまでしてPCで遊ばせようとするかなー・・?」
こな「だってー・・かがみんとメッセしたり、ネトゲでチャットとかしたいよぅ・・」
かが「くっ・・子犬みたいな目は止めなさい・・しかしどーも、そういうのって自堕落な大学生一直線って感じなんだけど」
こな「せめて動画サイトのアニメだけでもー!」
かが「・・しょうがないわねー、そこまで言うなら・・」
こな「ヤター! 私のアカウントで見れるからさ!」
かが「ハイハイ・・」

~『CandyBoy視聴中』~

かが「おいぃっ!?」
こな「ここのチョコを指先につけて『アーン?』ってシーンが良いねぇ!」
かが「こ、こ、この百合まみれのどこが歴史的アニメなのよ!」
こな「でも良かったっしょー? ネコの子が照れ照れで気に入っててさー!」
かが「おま・・!? ネコとか言うなっ!」

つか「(パタパタパタ・・ガチャ) ネコがどうしたのー、お姉ちゃん?
    って・・こなちゃん!? いつの間に・・」
こな「うーい、お邪魔してましたよー!」
かが「きゃー!(カチカチカチッ!)」
こな「かがみん! そう言う時はだねぇ、最小化の方が早くウインドウが隠れるんだよ」
かが「うっさいわ!」
つか「な、何!? 今、マズいタイミングだった・・?」
こな「かがみんもパソコンを手に入れたからね、コソコソ見たい動画とかもあるってことさ!」
つか「・・そっかぁ、それであんなにチラシとか調べてマイパソコンを・・」
かが「オイ、違うって! コレはこなたが・・!」
こな「私が言えるアドバイスとしてはだね、イヤホンを片耳にだけすることかなー?
   音を隠す場合、両耳にイヤホンを装着してると背後に妹が接近しても気付けないからね」
つか「うーん・・それよりも、ドアを開けないでほしい場合のサインとか決めとくのはどうかな?」
こな「あ、それは結構助かるかも!」
かが「何で私が趣味の動画見るのが暗黙の了解になってんのよ!」

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出張女房こなた

こな「かがみー! お鍋の残りはコンロの上に置くよ、明日のお昼とかに食べてねー」
かが「はいはい」
こな「かがみー! 食後のお蜜柑をコタツに運んでおくれー」
かが「はいはい、分かった分かった・・」
こな「これで良し・・っと、お片付け終わりましたよー! 好評を頂き光栄です! ニラとモヤシの鶏団子鍋でしたー!」
まつ「お疲れー! ありがとうね、こなたん!」
いの「美味しかったわー! かがみが夕飯作るって言い出した時には本当どうなることかと・・母さん達もつかさもお出掛けだし」
かが「・・自分たちの事を棚にあげて何言ってんのよー・・それに私だって手伝ったのに」
まつ「はぁ・・かがみも何かしてたの?」
かが「それは・・まあ、もやしのヒゲを取ったりとか・・」
こな「ニラとモヤシはスタミナ回復にいいんですよー! お仕事で忙しいお姉様にもよろしいかと!」
いの「あら嬉しい」
かが「・・えぇ、スルー・・?」
まつ「それにしても、かがみのヘルプなんて断っちゃっても良かったのに・・悪いねぇこなたん」
こな「そんなそんな! 電話で『今日はつかさも母さん達もいないの・・』なんて言われたら、放っておくワケには!」
まつ「へぇ・・ずっるいなぁ、かがみ! ちゃんと責任取ってあげなさいよー!」
かが「そんな事言ってないわよ!」

こな「本当はもっと手の込んだ料理でも良かったんですけどね・・ちょい台所が高くて、奥まで手が・・」
いの「あらら・・かがみ、ちゃんと手伝ってあげなきゃ・・」
かが「え!? あ、いや・・その・・」
こな「良いんですよー! かがみんはご飯炊いたりしてくれたので!」
まつ「ちゃんと相手の顔も立ててあげるんだ・・スゴイわ・・それにしても、かがみはー・・!」
かが「ぐ・・す、すいません・・」
こな「まあまあ! かがみもオコタに入って!」
かが「うーむ・・家事では完敗だわね・・私ももっと料理しないとなぁ・・」
こな「ゆっくり練習してけばいいじゃーん!」
まつ「優しいねぇ」
いの「しかし・・二人とももうちょい普段からベタベタしてるのかと思ったけど・・」
こな「かがみんは照れ屋さんですからねー!」
いの「・・本当情けないわねー、かがみ・・期待外れじゃないの、こなたちゃん?」
こな「それだけ真剣に思ってくれてるって事ですよー! ねー? かがみー?」
かが「う、うん・・

    って、格好良いこと言いながら、コタツの中で動いてるこの手は何? おい、何?」
こな「(ヒソヒソ・・)水仕事で手が冷えちゃったよ。 かがみんのモチ肌を堪能させてー!(グワシッ!)」
かが「な、何を言っとるかコノ! ちょ、離れろって!」
こな「コタツの中なので離れられません! お、そうだ、太ももかお尻にミカン乗せてかがみ餅ってネタどう?」
かが「アホか!」
いの「どうしたの、こなたちゃん? ゴソゴソしちゃって?」
かが「何でもないから!」
いの「かがみには聞いてないんだけど・・」
こな「えっと・・掘りゴタツっていいですねぇ! 人数多くてもゆったりしてて!」
まつ「だよねー! 美味しい料理も食べたし、この時期はコタツ最高だわー!(ゴロッ!)」
いの「そんな風に寝っ転がってると風邪引くわよー、まつり・・」
かが「姉さん、こなたの前で恥ずかしいんだけど・・」
まつ「あーもう動けない・・」
かが「本当、この姉はー・・!」
こな「かがみんお正月なのに痩せたー? あんまり食べないのも心配だよ・・(ペタペタ・・)」
かが「(ボソボソ・・)おいおいおい、アンタもどこ触ってんだ!? 自重しなさい!」

まつ「はぁ、こたつで寝ると肩が寒いー・・(グイッ・・ズルズル・・)」
いの「まつりー、引っ張っちゃダメよー」
こな「ありゃりゃりゃ・・こたつの布団が向こう岸へと・・」
かが「おいぃ!? 布団がズレて・・ ちょっ! 今はヤバイって! おおりゃぁーっ!!」
 (グワシッ! ズリリリ!!)
まつ「寒ーっ!? 急に布団が無くなったぞ!?」
こな「かがみん、引っ張りすぎだよー・・」
かが「全体的にアンタのせいでしょーが! ・・・・はぁはぁ・・危なかったわ・・」

まつ「まあ、こっちの布団が無くなったせいで、こたつの中は丸見えなんだけどね・・」
かが「げっ!?」
こな「やや!? ええーと・・た、堪能させてもらっております・・」
いの「やっぱ若いって良いわねー・・ちょっといちゃついてみてくれる?」
こな「かがみん、ミカン美味しいよー! アーン?」
かが「アーン・・って、コラ! 自然な感じで何やってんだ!?」
いの「そうそう、そう言うのナイス! 今日はごちそうさまー!」
まつ「あっついねぇ!」
かが「止めんかー!」

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かがみんの主張

こな「もしもしーかがみん? どーだったかねスキーは? 白馬だっけ?」
かが「ん、ちょっと遅れたけどそろそろ帰るところよ。 今は板を返却に行った先輩達を待ってる」
こな「やっぱこの時期は混んでた?」
かが「かなりね。 いやはや相当疲れたわ・・行きは5時間近く車で缶詰だったし。 帰りも遅くなるな・・」
こな「大学生っぽいねー!」
かが「遊んでばっかって気もするけど・・」
こな「でもさ、学校の先輩とスキーなんて、奥手のかがみんも付き合い良くなったよね!」
かが「うーむ・・ま、高校時代にアンタに振り回されたお陰でしょ。 お土産どうする? 野沢菜おっとっとで良い?」
こな「それよりかがみんの楽しいお土産話に期待!」
かが「雪だるまみたいなの想像してる? 失礼ね・・」
こな「スキー話じゃなくて、ナンパされたりとかですよー!」
かが「されないって」
こな「・・むぅ・・」
かが「どうしたの? 実はさ、前にこなたに貰ったネックレス付けてみたのよ。
   そしたらナンパどころか先輩達も一目で私が紐付きだって気付いたわよ」
こな「ほぇ? ま、まさか・・あの♀型のシルバーが二つ括ってあるネックレスですか!? マジでアレ付ける人いたんだ・・」
かが「何よー? ネタだった訳? 悪いけどずっと付けるからね。 周囲にも好評だったし」
こな「いや、まあかがみんが付けてる分には格好良いと思うけど・・理解ある友人達だね・・
   しかし・・なんか、いつもよりキレが悪いよ・・? 元気無いの、かがみん?」
かが「え・・何が?」
こな「普段はもっとビックリハテナマーク連発で、派手に突っ込んでくれるのに・・」
かが「そりゃー・・大学の先輩や同級生が近くにいるし、いつものノリはね・・」
こな「えー? かがみん、大学だと大人しいキャラなの? ネコ被っちゃって!」
かが「何故か今のところクール系のキャラに思われてて。 まあ、コレはコレで・・」
こな「はぁ・・? かがみんが? クール?」
かが「何が言いたいのかしら・・!」
こな「かがみんの長所はノリノリ突っ込みなのになー・・ちと残念」
かが「勝手にキャラ付けすん・・しないでほしいわね!」
こな「ところで、かがみん」
かが「何よ?」
こな「今、私がドコにいるか分かる?」
かが「・・・・んー、さあ?」

こな「実は私、今かがみの部屋に来ております!」
かが「へ・・!? う、嘘ですよね!? こなたさん!?」
こな「ふっ・・素に戻ってしまったようだね! そして言っておこう! かがみと私との間に・・嘘なんて無いのさ・・」
かが「何その格好良いセリフ!? いや、待て待て待て! 何やってんのアンタ!」
こな「かがみがいない内に探検してみようかと!」
かが「コイツはー・・! いーわよ別に! こなたに見られて恥ずかしいものなんて無いし!」
こな「ふーん・・で、さっきタンスの中で見つけたんだけど、コレ何の道具? こんな太くて大きいの・・」
かが「ドサッ!!・・・・ガサササッ! ガシッ!(携帯を落として拾いなおした)
    おいィッ! ちょ、待て!」
こな「電話越しにも分かる激しいリアクションだねー! でもさすがに私、こんな大きいのは無理かな?」
かが「マッサージの機械だろ! 振動する先端を当てて使うの!」
こな「そ、そんな具体的に・・やらしい!」
かが「やらしくない! とにかく家捜しは中止!」
こな「おやおや? 見られて恥ずかしいモノなんて何も無いハズでは?」
かが「うるさーい!」
こな「まあ、このアイテムについては私も良く知ってますけどね」
かが「なぁ・・/// も、もう出てけアンタはーっ!!」

こな「そう言えばさ、かがみんは挿入する系とか装着する系とか持ってないの?」
かが「おま・・!? 顔が見えないと思ってすごいセクハラだな!」
こな「ここまで探して無いとなると・・今持ってるとか?」
かが「旅行先にそんなもん持っていくか!」
こな「興味無いのかなー?」
かが「・・はぁ・・こなた、いい? 前提としてさ、私やっぱり女として女の子のこなたの事が好きなのよ。
    だからそういう擬似男系グッズはちょっとねぇ・・遠慮しとくわ・・」
こな「なーる! 確かにねぇ! やっぱかがみって真面目さんだよ! うん、私もテク磨くから!」
かが「声がでけえよ! テクとか言うな!」
こな「よしよし、私もかがみが帰ってくるまでに勉強しとくよ! ばいにー!(ピッ)」
かが「・・・・ふー」
先輩「柊さん、そろそろ帰りますよー?」
かが「ふぉっ!? せ、先輩!? 今のは、そのっ!」
先輩「まあ帰り道も長いし、柊さんの主張については車中でゆっくりとね!」
かが「ああぁ・・・・」

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みさおも食べない

大学の学食で
みさ「・・おーい、ちびっ子ー」
こな「・・・ぅー・・」
みさ「何だ? やる気出せよ、もうお昼だぜ」
こな「だってさー・・あー、ヤバイよ・・」
みさ「どうした、ちびっ子? らしくねーぞー」
こな「・・その・・昨日さ、ちょっとかがみと・・」
みさ「ん? また柊とケンカかよ・・何か柊の逆鱗に触れちまったのか?」
こな「・・うん・・別にそんなにバカにしたつもりは無かったんだよー・・? いつものノリでからかっただけなのになぁ・・」
みさ「何だよ原因は? 体重? 歌? それとも、料理辺りか?」
こな「・・料理」
みさ「本当、変わんねえなぁ・・」
こな「くそーっ・・ご飯食べたら作戦練ろ! かがみんの機嫌を良くするために必殺のネタを考えとかないと!」
みさ「まあ、頑張れよー」
こな「ふーむ、やっぱりコスプレで攻めるかねぇ・・(弁当箱を開けながら)」

こな「・・アレ? ええっ!?」
みさ「ぷっ・・! お、おい、ちびっ子! それ弁当かよ!?」
こな「えーと、きょ、今日はかがみがお弁当の当番だったんだけど・・」
みさ「美味そうなおにぎりじゃん!」
こな「おにぎりって・・キャベツぐらいあるよコレ!? ・・うわ、どうしよ・・当て付けかな・・?」
みさ「料理の話で怒りを買っちまったからだろうなー! ははは! 諦めて食うしかねえな!」
こな「笑いゴトじゃないってー! これじゃー日本昔話だよ・・
   はぁーあ・・(がぶっ!)・・ぶほぉっ!?」
みさ「おわぁっ!? 何だ!? どうした?」
こな「コ、コレは・・!? かがみが開発したミニコロネ!
   コロネの先端部分に、チョコを再度詰めたオリジナル菓子パンだよ!」
みさ「あー・・ちびっ子ってコロネ好きだしな・・で、ご飯と合うのか?」
こな「合いません・・甘い・・」
みさ「もしかして、おかずもデザートも全部ご飯の中なんじゃね?」
こな「ぽいねー・・食べ始める位置をミスったかなー? おかずは鮭とかならいいんだけど・・」
みさ「意外と余裕だな・・」
こな「(むぐむぐ)・・うぐっ!?」
みさ「どうしたー?」
こな「野菜サラダ出てきた・・」
みさ「それキツいなー!」
こな「・・あー、おかずはミートボールと卵焼きだ。 コレもすごい甘いよ・・
   似たような形なんだから梅干しでも入れといてくれればいいのに・・」
みさ「柊じゃねえケド、ちびっ子もしっかり食べて的確に突っ込み入れてるのが偉いと思うぜ! さすがだな!」
こな「かがみも私も女同士だからね。 突っ込みはリバなのだよ!」
みさ「・・何だその得意気な顔? 今ので一つオチたのか・・?」
こな「ところでみさきち。トマトの部分食べる? キレイに切ってある上にかがみ特製のドレッシング付きだけど」
みさ「食べねえ」

こな「やっぱりさぁ・・かなり怒ってるよねぇ・・?」
みさ「だろーなー」
こな「うー・・」
みさ「ちびっ子は料理上手えもんな。 柊も気にしてるんだろ・・もう少し手加減してやりゃー良かったんじゃね?」
こな「いや、そんな事無いよ! かがみは料理すごい上手になってきてるもん・・
   でもさ・・だからつい、ネタにしちゃったんだ・・あーあ、完璧に私が悪いよなぁ・・」
みさ「へへぇー!」
こな「な、何笑ってんのさ!」
みさ「いや、別にー? 柊の事になるといつもの脳天気が嘘みてえだなぁ、と・・(ニヤニヤ・・)」
こな「・・むぅ・・!」
みさ「二人だけの時は、いつもそんななのかー?」
こな「う、うるさいなあっ! あーもう! 何とか早めに謝んないと・・」
(パサッ・・ヒラヒラ・・)
こな「おや?」
みさ「んー? おい、ちびっ子、弁当箱の裏に何か紙みたいなのくっついてたぞ」
こな「あれ・・? 何だろ?」

『こなたへ
 昨日は言いたいこと言ってくれたわねー!
 でもまあ、今朝このお弁当作ってたらどうでもよくなってきちゃったわ
 もう怒ってないから今日は早く帰ってきてね』

こな「ふ、ふぉおおっ!? 見て見て見てよー、みさきち! かがみ萌えーっ!!」
みさ「声デカっ!? 食堂で絶叫すんな!」
こな「こうしちゃいられん! 今日は速攻で帰って・・フフ~!(ニマニマ!)」
みさ「本当、変わんねえなぁ・・」
こな「あ、そう言えばトマト入りのヤツが残って・・えーと、みさきち、半分こしよっか?」
みさ「食べねえよ」

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年賀状こなた

こな「かがみーん! 年賀状見たよ! ありがとね!」
かが「ハイハイ・・今年もよろしく。
    それよりさ、頻繁に会ってるとはいえアンタも年賀状ぐらいは出しなさいよね?」
こな「へ? ・・あ、あれ!? 年賀メールを元旦の0:00に出したんだけどナー・・」
かが「んー? いや、こっちには何も来てないけど?」
こな「アレー?
    ・・・・うぉっ!? は、配信されずに戻ってきちゃってる・・!? うわ、ゴメーン!」
かが「まーた、コイツは・・一番メールが集中する時間に出すからでしょー、全く・・
    何かのお知らせで緊急用の通信が止まっちゃうから、元旦直後のメールは禁止ですって言われなかった?」
こな「・・むぅ・・そんな罠があったのか・・」
かが「つかさ達にも同時に送信してるんじゃないでしょーね? ちゃんと出しとくこと!」
こな「うぃー・・折角キリ番の時間を狙ったんだけどなぁ・・再送信するよ・・」
   (ヴー!ヴー! ピッ!)
かが「お、来たわね・・って、コラ!! 何だこのコスプレ写真!?」
こな「丑をイメージした白黒水玉ビキニなんだぜ!」
かが「・・見た感じコンセプトがアンタに向いてないんじゃない? みゆきとかならわかるけど・・」
こな「おおっ! かがみがそんなディープな反応をしてくれるとは!
    痒いところに手が届く、まさに狙い通りの突っ込みだよ!」
かが「褒めんな! 新年早々、年賀状をネタ振りに使ってんじゃないわよ!」
こな「今度実物を見せるから、後でもう一度絶妙な突っ込みをお願いします!」
かが「しないって!」

こな「ふーむ・・しかし、かがみんの年賀状は手書きで手が込んでるねぇ」
かが「普通に書いただけよ、手が込んでるって程じゃないでしょ」
こな「この丸文字が可愛いと思うんだけど?」
かが「うっさいわねー・・クセなのよ」
こな「本当、ツンデレの基本をマスターしてるよね! 見た目はとんがってるのに、趣味は可愛い系だもん!」
かが「か、可愛い系とか言うな! やけに私の文字にこだわるわねー!」
こな「何かさ、久し振りにかがみの書いた字を見た気がするんで」
かが「そう? まあいいけど、アンタも手書きで年賀状書けばいいのに。
   一年の初めのご挨拶なんだから失礼無いようにしなきゃダメよ? メールってのもどうかと思うし」
こな「・・だってさー、手書きってメンドイじゃん! 資源の無駄だよー?」
かが「まあ、郵便局に一杯喰わされてる気はしないでもないけど・・
    ウチは母さんと姉さんが葉書を用意してみんなで一斉に出すから、面倒に思ったことはないわね」
こな「でも手書きでしょ?」
かが「作法だし」
こな「うー・・女ってのはどうしてこうイベントに細かいかなあ・・」
かが「私の記憶だとアンタも女だった気がするが・・って、何かこんな事前も言った気がするな・・」
こな「だねー!」
かが「何だその嬉しそうな声は! お互い成長の無さにあきれるわ・・」

こな「あー・・(そっか・・高校の時は毎日かがみんのノート見せてもらってたから・・)」
かが「どしたー?」
こな「いや・・(本当に久し振りにかがみの文字見たんだ、私・・)」
かが「どしたのよ?」
こな「何でも無い・・(高校の時は毎日会えてたのにナー・・)」
かが「・・・・ふーん、ならいいけど」
こな「うん・・そだねー、私も手書きで年賀状書くかね。 ちょい待ってて、イラストを推敲するから!」
かが「イラストはいいわよ・・その代わり今すぐ書きなさい」
こな「ありゃ? ずいぶん急かすねえ、かがみんや。 どったのさ?」
かが「ん? 寂しがりやさんが会いたいみたいだから、今から直接年賀状の返信を取りに行くのよ。 いいでしょ?」
こな「ぐっ・・!? べ、別に寂しがってなんか・・!」
かが「分かった分かった・・じゃー、アンタの丑コスを見に行くって事にしとくわ。 すぐ行くから」
こな「・・むぅ・・さ、寂しいなんて言ってないからね!」
かが「よしよし、嬉しいのはわかるけど大人しく待ってなさいよー?」
こな「う・・・・そ、そんなに・・そんなにかがみが丑コス見たかったとは驚きだよ!」
かが「ハイハイ、それでいいって・・そんなに照れなくてもさー」
こな「うう゛ー!! 白黒ビキニ好きかがみんめ! 丑コス年賀状100枚送っちゃうからね!」
かが「おい!? さすがにコスプレ写真が印刷された葉書を送るのは勘弁してくれ・・」
こな「つかさ達の年賀状には丑コスの私とかがみとのツーショット載せるから!」
かが「それも止めなさい!」

―――――――――――――――――――――――

お風呂でこなかが

(カポーン・・)
こな「ううー、さぶかったねー!」
かが「・・はーぁ・・こんな日に傘忘れるとは・・酷い目にあったわ・・」
ゆた「お姉ちゃーん! バスタオルここに置いとくねー!」
こな「ういー! ゆーちゃん、ありあとー!」
かが「ゴメンなさいねぇ、手間かけちゃって・・」
ゆた「いえいえいえ! それよりお湯加減はいかがでしょう、かがみ先輩?」
かが「うん、ありがとー。 良いお湯だわ」
こな「ホント、急に雨が降ってくるんだもんねぇ・・」
かが「うーむ・・大体さー、アンタ足早いんだからさっさと走って先に帰っちゃえば良かったんじゃない?
   仲良く濡れてる場合じゃないでしょ・・」
こな「だって、かがみんを見捨てるワケにはー・・」
かが「二人揃ってゆたかちゃんに迷惑なんだから、もー」
ゆた「迷惑だなんてとんでもないです、先輩! そうそう、濡れちゃった上着はエアコンで既に乾かしてありま・・
    はっ・・!?(そ、そうか・・コレはお姉ちゃんの策略・・?) いえっ、多分30分ぐらいで乾くと思います!
    あの・・その・・これから私、大音量でゴアトランスを聞きますから、どうぞごゆっくりと! それでは失礼します!」
かが「・・なんか微妙に気を遣われたんだけど・・」
こな「えーと・・今のは私の仕込みじゃないよ・・」
かが「・・日頃の行いが悪いのかなー・・?」

こな「うーむ、しかしゆーちゃんて、我が親戚ながら本当に良くできた子だよねー」
かが「確かにアンタと違って家庭的だわ・・非常識な親戚連中に染まらないか、どうにも心配だけどね」
こな「むぅ・・ひっどいナー! かがみんよりは私の方が家庭的だもん!」
かが「そっかぁ・・?」
こな「そーだよー! 家庭的な知識とか常識度チェックとか私の方が100倍は勝ってるってー!」
かが「ほーぅ、言うじゃない・・
    でもさぁ、今気付いたんだけど例えばアンタって髪をまとめないで湯船に入るでしょ?」
こな「ほぇ?」
かが「ほらほら・・(バシャバシャ・・) 髪の毛がお湯に浸っちゃってるじゃない。
    旅館とか銭湯のお風呂だと、それってマナー違反よ? 前に海行ったときにやってたけど」
こな「ええー!? ・・で、でも・・だって! 長過ぎて無理だし!」
かが「長いから抜け毛が迷惑なんでしょーが・・それにちょっと良い? こうやってクルクル巻いてー・・」
こな「お? お・・おおー! なるほど、かがみはいつもこうやって髪の毛を・・こんな裏技があったんだ!」
かが「常識でしょ・・ついでに言っとくけど、こなたみたいにタオルを身体に巻いてお湯につかっちゃうのもマナー違反だからね」
こな「な!? そーなの・・? だ、だって、テレビの旅番組とかで・・」
かが「アレは撮影したあとは掃除してるらしいわよ?」
こな「へー・・そうなんだ・・」
かが「勉強になったでしょー? もうちょい常識を身に付けなさいよー」
こな「ふーむ・・」
かが「おーい、分かったかー?」
こな「・・なるほど・・だから、かがみはさっきから全然隠さないのか・・」
かが「なぁ・・!? な、何言ってんのよ! 女同士でしょーが!」
こな「マナーとか知らなかったからさ・・私に見せ付けて興奮してるんだとばかり・・」
かが「違うわっ! 人を露出狂みたいに思ってたのかよ!」
こな「いやー、たまにはかがみんと裸の付き合いもいいもんだねー」
かが「おいおいおい、話を終わらせんなって! 私は女の家族が多いから気にしないだけで・・別に性癖的な意味は・・」
こな「(ニマニマ!) エー、本当かなぁ? かがみんむっちゃ嬉しそうだったじゃーん!」

かが「・・・・・・あ、そっか・・(馬鹿だ・・何言ってんだ、私・・)」
こな「ん? どったのー? やっぱり性癖的な意味があるのカナー?」
かが「こなた・・(・・こなたは・・・・お母さんとも、お姉さんとも・・一緒にお風呂に入ったこと無いんだわ・・)」
こな「んー?」
かが「・・ううっ・・こなたぁー・・!!(むぎゅー!)」
こな「うにゃーっ!? な、何ですかー!?」
かが「大丈夫よ! もう大丈夫! これからは私がいつでも裸の付き合いをしてあげるからね!!」
こな「なぁ!? ふ、ふぉおぉ・・!?」
かが「どうしたの、お姉ちゃん!? さすがに隣の家に聞こえちゃうよ!」
こな「か、かがみが・・裸を見てあげただけで大興奮しちゃって・・!!」
ゆた「あわわ・・わ、私は今、音楽を聴いているので何も聞こえませーん!」
かが「不思議な発言ねー・・それよりゆたかちゃんも一緒にお風呂入らない? こなた! もう寂しい思いはさせないわ!」
ゆた「ひ、ひぇぇー!?」
こな「かがみ様、ご勘弁をー!」

イニK

こな「うーむ、探し出すとナカナカ無いねぇ」
かが「やっぱこの時期にはスキー? スキー場のホテルって今からでも空いてるのかな?」
こな「あー、スキーとか疲れるのは勘弁ね!」
かが「・・若さの欠片も無いな・・」
ゆた「かがみ先輩お久しぶりでーす!」
かが「久し振りー、ゆたかちゃん」
ゆた「あっと、そのパンフは・・? もしかして旅行ですか?」
こな「うむ! かがみんとデートに行くのだよ!」
ゆた「あー・・」
かが「ちょっ!? いや・・コイツが私に車を運転させようと躍起なのよ! そうなの! でしょ? こなた!」
こな「んー、そゆことにしちゃうの? まあ目的の一つではあるけどねー!
   匿名を条件にある人物が教えてくれたのサ! 『お姉ちゃんが車庫入れする時は庭の物全部片付けるんだよー』とね!」
かが「な、なぁ!? 一体誰がそんな事を・・!?」
ゆた「・・・はぁ・・(ワザとらしい・・)・・先輩は運転苦手なんですか?」
かが「別にそんな事もないけどさ・・ただ、実技では若干、余計に時間がかかったぐらいだけど」
こな「ムフフー! かがみんの坂道+駐車に期待!」
かが「くそっ・・できるだけ楽に行ける場所は無いかなー・・(パラパラ・・)」

こな「(パンフを眺めつつ) うーん、やっぱり温泉とかがいいね! 雪を見ながら一日まったりゆったりしっぽりして・・」
かが「相変わらずのオッサン振りだわね・・まあ、私も良いと思うけど・・」
ゆた「こっちのパンフのレディスプランの写真、とってもキレイですねー! 雪が見える外湯かぁ・・
   うらやましいなぁ、私もみなみちゃんと一緒に温泉に行きたい・・」
かが「レディー『ス』!? ま、まさか・・!
   ダメよ、ゆたかちゃん! 二人で温泉だなんて! 高校も卒業しないウチにそんな・・!」
ゆた「ええーっ!? な、何かマズイですか・・?」
こな「いや、かがみん・・レディスプランはかがみんの思ってるような布団一つにまくら二つみたいなのじゃないよ・・」
かが「え? そうなの?」
こな「まあかがみんの妄想は良いとして、現実にこういう山の中のお宿は車でいかないと時間がタイトになっちゃうね」
かが「ぐぅ、確かに・・でもさ、期待してる所悪いけどやっぱりちょっと山の中は無理かも・・
   行くとしたら姉さんのワンボックスだし・・」
こな「やれやれ、経験しないと上手くなれませんよー?
   それに、助手席に座ってかがみの運転するままにどこかへ連れて行かれちゃうってシチュを体験してみたいんだけどなぁ」
ゆた「いいですねぇ・・憧れます、そういうの!」
かが「そんな事を考えていたのか・・」
こな「私は免許持ってかないので、そのつもりでー!」

かが「う・・いや、でもこっちは事故とかが心配なのよ・・こなたを連れて万が一みたいなのがあったら怖いし」
こな「ふむ・・運転なんて誰でもやってる事なんだし、気を抜かなきゃそんなに危険でも無いでしょ?」
かが「今の所、最高でも一時間ぐらいしか乗ってないからなぁ・・長時間だと集中力切れるかも・・」
こな「そういう時には黒井先生式の集中法が効果的かもね!」
かが「黒井先生式って・・かなり信用ならないんだけど?」
こな「それは偏見でしょー? アレだけ無茶な運転してても事故らないんだし」
かが「なるほど。 どうするの?」
こな「恥ずかしアイテムを持っとくことらしいよ! 事故って警察やら救急車やら来たら捕まる感じで。 これで事故れません!」
かが「・・かなりのタイトロープだわね・・」
こな「寝癖を直すためにストッキング被って学校まで運転してくることは良くあるって!」
かが「・・・・(ちょっと尊敬した)」
こな「バイク便のお兄さんや、ピザ屋の宅配のお姉さんなどに伝わる伝統技術なのさ!
   かがみんもコレで名ドライバーだ!」
かが「・・まあ、練習はしないといけないと思ってるけどさー・・控え目でお願いするわよ・・マジで・・」
こな「よしよし! 大船に乗った気持ちでいたまへー!」
ゆた「(いいなぁ・・二人でドライブ・・)」

-旅行当日-

こな「やー、旅立ちには良い朝ですなぁ!」
かが「おいっ、何でハルヒの格好してんのよ!?」
こな「フッ・・未成年を山のホテルに連れ込むいけないお姉さんのかがみん、と言うシチュなんだよ!」
かが「いや、アンタ大学生でしょーが!」
こな「免許が無いので証明不能だもんね! お巡りさんに言い訳もできまい!」
かが「なっ・・! そ、そんな罠が・・!?」
こな「これで万が一にも事故れませんヨ! 周囲の白い目があるので!」
かが「・・目的地に着く前に捕まりそうなんだけど・・」

―――――――――――――――――――――――
こなたアドレッセンス

こな「見て見て、ひよりんー! 噂の『ご覧の有様だよ』ゲームがあったよー!」
ひよ「おお! へぇー、こういう一見普通のお店にも入荷されてるもんなんスね・・」
こな「うむ、穴場ショップと言うか、自分のテリトリーは足で探さんといかんよね!」
ひよ「はぁ・・自分はいつも通販頼みッス・・」
こな「フフ~、実は私もエロゲを現地で購入するようになったのは、最近になってからなんだけどさ!」
ひよ「え・・意外ッスね・・平然と購入して電車の中で目立ってる物だとばかり・・」
こな「学生証で年齢確認じゃー、さすがにエロゲは売ってくれなくてネ・・
   でも見たまえ、この運転免許でそれが可能になったのだよ! 計画通り!」
ひよ「・・・・うわぁ・・」
こな「な、何だね、その顔は・・? ひよりんも18禁の漫画は通販かお兄さん頼みでしょ?
   私はお父さん経由だったけど、さすがに・・ねえ?」
ひよ「自分は兄に頼んだことは無いッスけど・・そ、それに今のトコ18禁漫画は買ったことないッスよ・・」
こな「・・へ? アレ? 私はひよりんのパワーを過大評価してたのかな? それともキャラ人気のテコ入れかなんか?」
ひよ「ちょっ・・!? いや、嘘ついてるワケじゃ無いッスよ!?」
こな「そんなバカな! 他に何買うって言うのさー? エロ抜きじゃ田村君はキャラが立たなくない?」
ひよ「田村君って・・!? いや、ちゃんと一般的なグッズを買ってるんスよ!? スポーツ漫画とか!」

こな「まあ、今回は許してやるか」
ひよ「ヒドい言い草ッス・・そんなに私、エロキャラ・・?」
こな「あー、そこまで悩まなくて良いよ! 今のはかがみんレベルの普段の掛け合いだから!」
ひよ「こんなイジリを日常的に!? 先輩、なんてMさだ・・」
こな「ふーむ、スポーツ漫画かぁ・・私は結構、色んなスポーツ経験しちゃってるからなー
   どうにも楽しめない事が多いね、格闘技系とかは特に」
ひよ「やっぱり、リアリティとかの問題ッスか?」
こな「それもあるけど、自分で体験しちゃった話が出るとさ、
   漫画だと格好良く描かれ過ぎてて気恥ずかしくなっちゃうってのが大きいかなー?」
ひよ「ほー・・ナルホド」
こな「警察とかの職業系のドラマでも、あんまり主人公が格好良く活躍すると
   無いわ~って気分になるらしいよ! 警察の人の証言だと!」
ひよ「まあ、部外者だから楽しめるって部分が大きいのかも知れないッスねー」

ひよ「お、これは・・! 忘れてた、発売日だ!」
こな「どったの?」
ひよ「百合姫コミックの新作ッス! コレ系が普通に買えるなんて、良い時代になりました!」
こな「へぇー・・」
ひよ「チェックしている作家さんがおりまして! 忘れない内に確保しておかないと・・」
こな「熱心だねぇ・・ひより乙!」
ひよ「資料用ですんで!」
こな「どういった内容が多いの? あんまり読んだことないんだけど」
ひよ「んー、切ない系とバカ系が半々ッスね。 百合で自分が今注目してるのは切ない系ッスよ」
こな「ほほぅ・・切ない系ねぇ・・」
ひよ「この本はものすごいッスよー!
   クールな態度でカノに『真剣になっちゃダメよ』と諭すお姉さんキャラ・・
   しかし、本当はお姉さんの方がこの恋に夢中だったのだ!
   オチは年下の彼女が子供的純真さでお姉さんをヘタレさせて完全勝利ッス!」
こな「・・あー・・なるほどねぇ・・」
ひよ「名言とかも良い感じで『本気過ぎて口に出せない』とか! まあ、ラストは泣き落としで一発なんスけどね!
   さっきまでのシリアスは何だよ!? と読んでると1人突っ込みが止まらないッスよ! とにかく、超オススメッス!」
こな「・・むぅ・・」
ひよ「アレ? どうしました、難しい顔しちゃって・・」
こな「いや、まあ・・」
ひよ「過去にしでかした中二的行為を不意に思い出してしまったような顔してたッスよ? かめはめ波の練習したりとか」
こな「さすがにそんな阿呆な事はしてないよ!? ・・しかし、そうだねぇ・・ひよりんが言うなら百合も開拓してみるか・・」
ひよ「おっしゃ! 泉先輩に布教できるなんて光栄ッス! 是非、感想を聞かせて下さい!」

―その後―

こな「ぐ、ぐおぉぉ・・(バタバタバタ!)」
ゆた「どしたのー、お姉ちゃん・・?」
こな「・・ダメだ・・と、とても読めない・・! 過去の思い出がフラッシュバックして・・痛ぁー!」
ゆた「おねっ!? 大丈夫ー!?」
こな「ゆーちゃん、タイムマシン持ってる知り合いっていない? 高校生の頃の自分をひっぱたきたい・・」
ゆた「さ、さすがのみなみちゃんも時間移動はできないよー!?」



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  • 面白かった -- 落とし神 (2013-07-08 17:58:32)

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