スバラシキセカイ

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キーンコーン・・・カーンコーン・・・

5時間目の余鈴が校内に鳴り響く。あと10分。
なのに、あのツインテールが見つからない。おいおい・・・貴女がいないと私は怒られる。
珍しく昼休みも私達のクラスに来なかった。あの寂しんぼめ。どこに行きよった?




「おーい、みさきち!」
「よぉ、チビッ子。どしたぁー?」
「あのさー、かがみん知らない?」

隣のクラスを見渡しても綺麗なパープルがない。
私はあの髪が好き。つかさのショートもいいけど、ツインテールは、冗談抜きで、欲しい。
さらさらと風になびいたり、光に映えたりするあの長い髪が私のお気に入り。

「昼休み、そっちに行かなかったか?柊のやつ、すぐにどっか行ったぜ?」
「んー、そっか。ありがとーみさきち。」

みさきちも俺の嫁の居場所を知らない。どこへ消えたんだよ。
あと5分。でもあの真面目なかがみが、5分前に席に座っていないのも珍しい。

「あ、泉ちゃん。」
「何?峰岸さん?」

峰岸さんが私に、私にはできないような微笑みをくれる。
でも、あのうさちゃんの微笑みは、もっと萌え・・・もとい、可愛らしい。
今日はまだ見ていないような気がする。私にとっての太陽を。

「柊ちゃん、探してるんだよね?もしかしたらね・・・」

キーンコーン・・・カーンコーン・・・

2度目の鐘。あー、もういいや。完璧に授業には遅刻する。それよりも、私には気になることがある。
コツ、コツ、コツ。
リズムよく昇る階段の先。そこには一枚の壁。異世界への扉ではない。でも、その先にあるのは大事な、なくせないモノ。

「あー、いたいた。」

屋上はいつ来ても綺麗だ。広がる青空。流れる雲。走る風。気持ちがいい。
そして中央に寝っころがり、寝息を立てる寂しんぼツインテールうさぎを発見。

「かがみ。」
「・・・ん」

声を掛けるとめんどくさそうに目をあけるかがみ。
よっぽど、無理して勉強してるんだろうな。顔には疲労が浮かんでいる。

「ぱんつ見えちゃうぞ。」

冗談でも言えば起きてくれるかな?でも、寝起きのかがみには意味がなかった。

「・・・ん・・・別にいい・・・」

・・・今なんと?

「・・・起きないと・・・キスしちゃうぞ。」
「・・・いいよ、別に。」

・・はい?貴女、そんなにデレキャラでしたっけ?いつもは9割拒否するのに。

「・・・かがみ?起きないと授業が・・・」
「・・・こなたも一緒に寝よ?」

プツン。切れました。
黒井先生授業さぼります。あとかがみもさぼります。
だってさ、こんな猫なで声を出されたら、理性なんて壊れちゃう。
受験生、授業中、公共の場、女同士。
今はそんな楔や柵から抜け出そう。少しでも、貴女の傍で、貴女の望みを叶えたい。

「じゃ6時間目は授業に出ましょーね、かがみんや。」
「・・・うん。早く寝よ?こなた。」

きっと6時間目の前に起こして、かがみの脳が起きたら、今の事なんて覚えてないかも。
それでもいい。私しか知らない、かがみ、時間。

「かがみおやすみ。」
「こなた、おやしゅみ。」

誰も知らない昼下がり。私だけの秘密。神様も見ないでね。太陽も向こうを向いていて。
今だけはこの世界は私と甘えん坊かがみの世界。たまには良いよね?

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コメント:
  • たまにはいいと思います! -- チョココロネ (2014-03-29 02:59:52)
  • 起こられますよ? -- かがみんラブ (2012-09-17 20:36:08)
  • 楽しそうですね〜♪ -- かがみんラブ (2012-09-17 06:22:47)
  • 微笑みが止まらないw -- 名無しさん (2009-09-22 04:49:06)
  • 萌 え 尽 き た ! ! -- 名無しさん (2008-08-30 19:37:16)

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