氷のように…

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暗い、クライ、クライ…

ここには何も無い。

私には、何も手にする物がナイ。

『かがみ…』それが、私の光。私の希望。
だけど、ここには何も無い…


ずっと、旅をしていた...
かがみを、探す旅。
見付けた時に、喜びと絶望を同時に味わった。
私の希望を、光を、小さく砕く物…

始まりと、終焉の時だった。
『もう、昔には戻れないんだね』

小さく呟く…。
私の過去は消え去っていた。


傍のチョコを見る。
幾度となく作り、渡しそびれてきたチョコ...
去年も、その前の年でさえ作っていた。
かがみと会う前の年でさえ..
私はきっとバカなのだろう。
こんな事しても何の意味も無いと解っているのに。
今年も、また渡せずに終わるだけ...


私は一人ぼっちだ。
夜が来る度に、何もない空っぽの世界に放り込まれる。
寂しさを紛らわすためにゲームの世界に入り浸り、
昼間の幸せな一時がまた再びやって来る事をひたすらに待ち侘びる。


肌寒い、この暗闇の中‥‥
今日もまた、一人。
私は何をやっているのだろう‥?

『かがみ…‥』

幾度となく、この場所で待ち続けていた。
あなたがこの場所に、来るわけなどないのに。

――……

何も、無い。
私には、何も無い。
私の全てが虚無に喰われていく――……


『こなた…』

声が聞こえる先に、あるはずのない幻が姿を成していた。
また、、夢を見ているのだと思った。

私は、何度もこの場所でかがみが現れる夢を見ていた...
だから、夢だと呟いた。


『夢じゃないわよ』

だったら、幻でも見ているのカナ…?


『幻なんかじゃ、ないわよ!!』

光が、近付いてくる…
私がずっと待っていた、光……
待ち続けていた、光が……


『かがみ…かがみぃ!!』

私は…私は――…‥

『私は…かがみに凄く会いたかった!!そしたら、かがみが現れてくれた…』


‥‥奇跡でも起きたのカナ‥?

……ばかっ、何が奇跡よ.....



~~



『かがみ…』


『踊ろうか?』

優しい、その手を握り締める。
かがみ…私は…‥


『あんた踊れるのか?』

『私はバイト先でいっつも踊ってるんだよ~?』


あなたを、恋人のように、思っていてもいいのだろうか…?
ずっとずっと、一緒に、傍に居てくれる約束を、守ってくれるのだろうか‥?


『くるーり、くるーり…』
『ちょっと、こなたぁ!』

廻るフリをして、そっと彼女の身体を抱き寄せる。
バレないように、こっそりとキスのまね事をする。


ねぇ、かがみ…。

あなたは、気付かないだろうね。
私が、どれだけあなたを想っているか。

私にとって、あなたがどれだけ特別な存在か……...


『かがみ…』
『なに?』


曲の終わりに、ぎゅう、と身体を抱き締める。
これが、このダンスの最後の括り...
彼女の温もりを、力いっぱい抱き締める。


『覚えておいて。
 私にとって、今ここでかがみと逢えた事。
 かがみと手を取り合えた事は、奇跡みたいな事、だから…』

小さな粒だった...


彼女は……
頷いて、私を優しく包んでくれていた――。



………

遠い、懐かしい記憶・・・


『かがみ、ねえ』

『なに…?』

『どうして私と一緒に遊んでくれるの?』

『あんたが、一人で寂しそうにしてたからじゃない?』

『かがみ…』
『ほら、おいで? こなた……』


      ・・・・・





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