らき☆すた OVA こなかがEdition ~スポ根の舞台裏~

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らき☆すた OVA こなかがEdition ~スポ根の舞台裏~



「ねえ、こなた。」
「なに?」

ここは私の部屋。私の話しかけてきた人物、柊かがみは私の後ろにいる。
まあ、早い話が抱きしめられてる。

「今日のバレーボール、こなた手加減してたでしょ。」
「そんなことないよ。なんでそんなこというかね?」
「だって、こなたのサーブもアタックも、ほとんど私の方にこなかったし。」
「一度だけアタックしたよ。」
「でも手加減してたでしょ。それに、私の方にボールが行かないようにしてたでしょ。」
「むむっ…」

かがみはそういったところがやけに鋭い。
配慮とか遠慮なんてしてると、すぐに気がつかれてしまう。

「ブロックだって、どこか遠慮してるみたいだったわよ。」
「ああ、私って小さいからね。」

これは嘘。本当はもっと高く飛べた。
事実、相手がかがみ以外のときはもっと高く飛んでいる。

「嘘。こなただったら、もっと高く飛べたはずよ。」

ああ、やっぱり気がついていた。ここまで気づかれているのなら、もう観念しよう。

「だって…」
「だって、なによ。」
「私のボールでかがみが怪我したら嫌だなって思って、つい違う方向に…」

かがみのサーブが、つかさに直撃した事を思い出す。
それがサーブをしたのが私で、直撃したのがかがみだったとしたら?
今の私が冷静でいられるだろうか?

うん、きっと無理だろう。かがみが好きで好きでたまらない自分には。

けど、そういったことをかがみに言うのは、悔しいから黙ってる。
変わりに言うのは、お返しの言葉。

「そういうかがみだって、私の方に全然ボールこなかったよ!それはどうして?」
「そ、それはこなたが怪我したらいやだなって思って、別の方向を狙ってただけよ。」

かがみが顔を真っ赤にしながら答えた。
お返し成功。これでおあいこだね。

「だから、最後にこなたが私のアタックをブロックしたときはびっくりしたわ。」
「私の努力を無駄にしやがって~!!」

かがみがそういって、私の腰にまわしている腕に力を入れる。

「おおっ、かがみ様、ギブギブ!!」
「まったく、反省しろ。」

そう言って、かがみは力を緩めてくれた。

ちなみに、反省ってなにを反省すればいいのだろう?
敵の攻撃なのだから普通では?
でもそれを言うと、また抱きしめ地獄が待っていそうなので言わない。

「でも、私の代わりに、かがみ様の犠牲になったのがつかさという訳か…つかさ、不憫な子!」

「こなたがコートの端にいたから思いっきり出来ると思ってつい…」
「勝負には負けちゃったしね。」
「でも、最後はともかく、こなたが最初から私に対しても本気を出してたら、勝っていたかもね。」

今日のかがみは、どうしたんだろう?
やけに強気だ。いつも私がからかってるから、その反動?

「いや~、そうしたらかがみも本気出すだろうから、変わらないよ。
けどね、かがみと勝負ができて楽しかったよ。こんなこと滅多にないから。」

私たちは違うクラスなので、同じ授業を受けるというのはほとんどない。
そしてどういうわけか、一緒になった場合はたいてい同じチームなのだ。
だから一緒に運動をする事があっても、チームに分かれて勝敗を決めるっていうことはなかった。

「それもそうね。うん、楽しかったわ。」
かがみもそう言ってくれた。

けどね、私は思うんだ。
対戦も楽しかったけれど、もし一緒にバレーボールをするのなら、今度は一緒のチームがいいなって。

だって…

夫と嫁は一緒にいるものでしょ。





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