こなたとかがみは、互いの子供たちを結婚させることを約束した。
それは、高校時代に叶えられなかった想いの代償、
あるいは、それを強いた運命への復讐だったのかもしれません。
あるいは、それを強いた運命への復讐だったのかもしれません。
そうは云っても、想いを託される方にも想いはある。
そんなこんな、いろいろ煮詰まった、ある夜のこと。
・・・・・・・・・・・・
「最近、オレは本当に こなみ が好きなのか、
それとも、それが仕組まれたものなのか、わからなくなる時がある」
それとも、それが仕組まれたものなのか、わからなくなる時がある」
「そうね。でも、かのとくんと私が結婚して、お母さんやかがみさんの想いが少しでも叶うなら、
それはそれで、素敵なことだと思うヨ」
それはそれで、素敵なことだと思うヨ」
「悔しいけど、オレもそう思う」
「それでも、私たちも来年は高校卒業だし、自分たちの将来は自分たちの意志で決めるべきだと思うの」
「そうだ。結婚も、あくまで自分の意志でするんだ。
だから自分の、自立した意思を確認するためにも、オレたち、試練をひとつ乗り越える必要が
あると思うんだ」
だから自分の、自立した意思を確認するためにも、オレたち、試練をひとつ乗り越える必要が
あると思うんだ」
「試練?」
「試練を課されても、お互いをお互いが、本当に好きなのかどうか、試してみるんだ」
「何をすればいいの?」
「それは・・・・・・・・・ その・・・・ 一緒に、フロ入るの・・・ そろそろ・・・ 止めに・・・ しないか?」
「ええぇ~ それじゃ今みたいに、同じおフトンで抱っこしながら寝るのもナシだよ?」
- 二つの結婚宣言へ続く
コメントフォーム
- この2人可愛いのなw
普通、こなたやかがみにそれぞれ旦那や子供が居ることは
それだけで否定したくなるのに、
何故かこの2人は受け入れてしまう。 -- 名無しさん (2010-04-28 00:03:10) - 本編では書き忘れましたが、前作『家出』から十数年後のお話です。 -- 5-107 (2008-11-23 01:40:09)