二度あることは…

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 午後八時。私はこなたと二人っきりでマッタリとした時間を過ごしていた。
 今日は、前回とは違って、おじさんは九州へ泊り込みの取材旅行に行っているので絶対に帰っては来ないし、ゆたかちゃんは私達に気を使ったのか、またみなみちゃんの家に泊まる事になった。
 つまり、今日は好きなだけこなたとイチャイチャしても大丈夫って事ね。
 早速、私は背後から覆いかぶさるようにしてこなたに抱き付いてみた。
 そのついでに、そのありそうでない胸をペタペタと触ってやる。

「こ~にゃ~たぁ~」
「ふにゃっ!?」

 さすがのこなたもこの不意打ちには驚いたのか、声を上げて軽く飛び上がった。
 その仕草がやけに小動物を彷彿とさせて、私は居た堪れなくなって、更にこなたに密着する。
 そんな事をやっている内に私の意図をようやく汲み取ったのか、こなたが苦笑混じりの意地悪そうな微笑みを見せて振り返った。

「んふふ、かがみ~ん。したいなら『【禁則事項】した~い』って大声で言ったら、してあげるよ~?」
「んなっ!?」

 使える物は早速使うのが、こなたらしいというか、なんというか…。
 ちなみに、【禁則事項】の中身は自由にカスタマイズして良いらしい。
 私には全くもって、その意味が分からないけど…。
 そうしてる間にも、こなたのニヤニヤ度合いはどんどん増していく。

「どうする、言うの? 言わないの?」
「あー、もう分かったわよっ! 言えばいいんでしょう!?」

 と啖呵を切ってみたのは良いものの、そんな恥ずかしい台詞は、素面の状態ではなかなか言い辛くて、しばらく躊躇していると痺れを切らしたこなたが、私への最後通告を宣告する。

「あと30秒以内に言わないなら、部屋に戻ってネトゲ始めるからね」
「ああっ! 待って、今言うからっ!」

 半ば強引に覚悟を決めさせられた私は、一拍置いて大きく深呼吸をすると――

「(ガタンッ!)やっほー! 二人を心配してゆい姉さんが駆けつけ(ry『こなたと【禁則事項】したーいっ!!』…」

 例によって余りにも絶妙過ぎるタイミングで、成実さんが豪快にやってきた。

「……」
「……」
「……」

 三者三様に絶句する。
 …誰か、お客様の中に「∩(┃▽┃)∩ぽっぽぽぽぽぽ」と場の空気をギャクに変えられる方はいらっしゃいませんか!?
 いや、ここ居たら余計に困るけど…。

「……ううっ、きよたかさぁ~ん」

 意外にもこの沈黙を破ったのは成実さんの方からだった。
 確かに、旦那が単身赴任中の新妻にこの桃色空間は酷だったかもしれない。
 私はこなたとそう反省しつつ、部屋の片隅で三角座りしながら涙を流す成実さんを一晩掛けて慰めた。


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コメント:
  • パティの禁則事項 -- かがみんラブ (2012-09-23 21:04:13)
  • 「こ〜にゃ〜た〜」で意識が飛んだ。 -- 名無しさん (2010-07-24 20:51:53)
  • GJ!面白いw
    さっそくOVAをネタにするとは… -- 名無しさん (2008-11-18 04:14:14)

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