かがみとわたし

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「かがみとわたし」


ちゃんと告白したっていうわけじゃないんだけど、私とかがみは『恋人』だった。



それは先週、かがみと二人だけで教室で話していた時。ついかがみのことをからかい過ぎて怒らせてしまった。
その後、私はいくらかがみに話し掛けても、振り向いてくれなくて、しまいにはかがみが教室から出て行ってしまって。

私はあまりに悲しくて、胸が潰れそうになって泣いちゃったんだ。

いくら今「ごめんね」って言っても、かがみの耳には届かないのに。



だけど、かがみは教室に戻ってきてくれた。

泣いてる私を見て、「ごめんね」って言ってくれた。

悪いのは私なのに。泣かせてしまったことをここまで心配してくれるなんて。


私は、いても立ってもいられなくて、かがみに抱きついた。

わんわん泣きながら謝った。

なのに、かがみの方まで「ごめんね」って言ってくれた。

悪いのは私なのに。



しばらく教室で抱き合ったままでいた。

かがみの体はあったかくて、やわらかくて、私より大きくて、どきどきした。

ふと気付くと、教室内はきれいな夕日に照らされて…

とてもロマンチックな気分になってしまって。


それが、私の中の何かを壊してしまったのか、

キスをしてしまった。


唇を付けてから「しまった」と思い、慌てて離れたけど、

かがみは顔を赤くしてびっくりしていたけど、

その後かがみは、「もう」と言いながら困ったように笑って、

私のほほをなでてくれた。


帰り道、私とかがみは手をつないで一緒に帰った。
私は手をつなぐのは恥ずかしかったんだけど、かがみは嬉しそうだった。

その時、私は「ああ、かがみと恋人になったのかな」って思ったんだけど、

何も聞けなかった。



ある日、かがみの家で、私と、かがみと、つかさと、みゆきさんの4人でお泊まり会をすることになった時。

私は、夜中に目を覚ました。

起きていたかがみが「眠れないの?」って聞いた。

私は「うん」と答えた。

「ちょっと話しよっか」と言ったので、私たちは下の階のキッチンへ向かった。


かがみが、麦茶を冷蔵庫から取り出している時、私は言った。

「かがみ、私のこと、好き、だよね?」


するとかがみは、恥ずかしがる様子も見せず、

「そうよ」

と言ってくれた。


私の中で、夕焼けの教室の光景が甦った。


「かがみ…」
小さな声で聞いた。

「なあに?」
優しい顔で、優しい声でかがみが答えた。

「キスしていい?」

「…いいわよ」
かがみが、ふっと笑い直して、言った。

私は背伸びしてかがみの顔に近づこうとすると、かがみの両手が、私の肩に触れて制止させた。

私が一端離れて、足のかかとを床に付かせると、かがみは膝を曲げ、自分の両手を膝の上に乗せて、私の背と同じ高さに合わせてくれた。

なんだか、親が子供に話を聞かせる時の姿勢みたいなんだけど、それでもかがみの顔は優しくて、
私より大きい姿に母性を感じて、だけど恋人なんだって思って、どきどきしちゃった。    

私が、心臓を高ぶらせながら、気持ちを落ち着かせながら、顔を近づけ、かがみの唇に自分の唇を重ねる。

…ちゅっ。

一瞬のことだけど、確かに感じた。
かがみのあったかい唇。熱を持った体。

私はどきどきが止まらなくて、でも嬉しくて嬉しくて、困った表情をしながらも笑ってみせた。

息がうまく吸えないよ。こんなに緊張したことないよ。もう。



だけど、かがみは言った。

「…一回だけ?」

…かがみはずるい。


一回なら思いきってできるけど、二回目となるとキスの味を知ってしまった私には恥ずかしくてたまらなかった。

でも、かがみとキスはしたい。
かがみも私にもっとキスしてほしいと言ってるみたいだし。

私は顔を近づける。
さっきの倍以上、緊張してしまう。

呼吸がうまくできず、えらく熱を持った息が出てしまい、はあはあ、と息が漏れてしまう。
心臓がばくばくして、手や顔が震えてしまう。

表情まで作る余裕もなくて、それこそ切なくて悲しそうな顔になってしまってる。
だってしょうがないもん。恥ずかしいんだから。

もう一度、かがみにキスを



…したいんだけど。なぜか、かがみのすぐ目の前で顔が止まってしまった。

どうして。どうして?
恥ずかしさのあまり頭がショートした?

なんとかもう少し前に出て、かがみとキスをしなくちゃ。
かがみの唇はすぐ目の前だ。

だからすぐに




ちゅ。




かがみの方からキスされた。

私はびっくりして目を見開いてしまった。

かがみの顔が…目を閉じたかがみの顔がこんな間近に…!?

全く予期せぬことに私の頭がパンクしそうになる。


顔を離して、ちょっといたずらっぽく笑ったかがみ。

私は、それがちょっぴり悔しくて、頭がかあっとなって、かがみの胸元をぽかぽか叩いた。

するとかがみは、スネた私をなだめるように、優しい顔で頭をなでてくれた。

子供扱いされてるみたいでちょっと悔しいんだけど、でも私はかがみにこういうことをしてもらうのが好きだった。





その時。
私は、気付いてしまった。

つかさが、赤い顔でにこにこしながら私たちのことを見ていたことを。



なのに

かがみは

「もっと」

って言った。



ばれちゃうよ。

みんなに私たちのこと、ばれちゃうよ。




でも、私はうなずいてしまうんだ。


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コメント:
  • 母性全開のかがみ。
    まるで幼子のこなた。
    最強コンビだな! -- 名無しさん (2013-02-02 14:53:02)
  • つかさがいるけど続ける2人萌え♪ -- かがみんラブ (2012-09-23 15:24:00)
  • うぁぁぁぁぁ…/// -- 名無しさん (2010-09-07 22:21:45)
  • 凄い…甘い…//// 
    何か私もドキドキするw
    こなた可愛い…/// -- 猫 (2010-05-23 03:00:13)
  • なんか こっちまでドキドキしました -- 名無しさん (2010-05-09 16:22:06)
  • 行間の取り方うめぇwこなたらしい女の子らしさが全開だw -- 名無しさん (2009-03-18 09:21:26)
  • もう この甘さで俺は萌え死にそうですww -- 名無しさん (2009-03-16 02:31:08)
  • こなたが可愛い… -- 名無しさん (2008-11-14 13:56:52)
  • 流石ですGJ!
    これからもいっぱいいっぱいやりたい放題やっちゃってくださいw
    とりあえず文章力ぷりーず^^; -- naniw (2008-11-01 16:33:57)
  • デレで大人な雰囲気な、かがみに悶えた!!! -- チハヤ (2008-10-31 07:07:24)
  • すっっっっごく良かったです! -- 名無しさん (2008-10-28 23:13:10)
  • おかえり&GJ!またあなたのSSが読めて嬉しいです。
    これからも甘々な2人をいっぱい書いてくださいね! -- H1-52 (2008-10-28 14:17:17)
  • 甘いよ〜…甘すぎるよ〜…
    とりあえず、GJ!を連呼しながら、畳の上をごろごろ転がっておきます -- にゃあ (2008-10-28 03:14:14)
  • 完敗だぁ…orz -- 名無しさん (2008-10-28 02:51:40)
  • 強力すぎてニヤニヤとまらねぇ!GJ! -- 名無しさん (2008-10-28 01:47:58)
  • くっはぁー!! 甘い、甘すぎるぜ旦那!w -- 名無しさん (2008-10-28 01:28:10)

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