こなた×かがみSS保管庫

ばれた

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匿名ユーザー

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だれでも歓迎! 編集

屋上・例の場所

こなた「やっふー、かがみん」
かがみ「おっす、こなた」
こなた「すっかりここにも慣れたねえ」
かがみ「そうねえ」
こなた「最近はなんかつかさもみゆきさんと仲良くやってるみたいだし気兼ねなく断れるようになったよー」
かがみ「私も流石にもうそろそろ私たちのこと教えてもいいかなーって思ってきてるわ」
こなた「じゃあ機会を見てやっちゃいますか」
かがみ「そうね」
こなた「ところで……ここはウチの学校で一番高いところだよねえ?」
かがみ「そう言われてみればそうねえ」
こなた「むふふ……じゃあアレやってみようかー恋人たちの定番」
かがみ「何よ?」

ガシッ!

かがみ「……で、何コレ?」
こなた「えーわかんない?“タイタニック”だよー」
かがみ「あー……言われてみれば……ってなんかあんたの手の位置おかしくないか?」
こなた「……実は私も微妙に忘れていたり」
かがみ「おいおい。まああの映画ももう10年以上前だしねー」
こなた「私たち小学生だったんだよねえ」
かがみ「このポーズもなんか流行ってたのは覚えてるけどね」
こなた「ところでかがみんや」
かがみ「何?」
こなた「首筋に香水つけてるの?なんかオレンジみたいな匂いするー」
かがみ「あ……いや、うん。そうなんだけど……オレンジつーかシトラスね」
こなた「あるぇー?こないだ高校生が香水なんかつけるなんてけしからん!とか言ってなかったっけー?」
かがみ「う、うん。そうなんだけどさ……なんで女の子が香水つけたがるか私もわかってきたっていうか……///」
こなた「ナニナニ?おねーさんに行ってごらん?」
かがみ「ホ、ホラ!アンタがペタペタくっついてくるから!汗とか変な匂いしてないか気になるのよ、それで……///」
こなた「ぐあ……///(くそう……かがみんのくせに可愛いじゃないか……素で萌えてしまった……)まあでもかがみんの匂いだったら私は気になんないけどねー」
かがみ「私が気になるの!」
こなた「そう言われると私も気になってきたなあ。クンクン……私も香水つけてみよっかなー」
かがみ「ダメよ!」
こなた「え?」
かがみ「アンタはおこちゃまなんだからいいの!」
こなた「うわ!ひどっ!」
かがみ「……そ、それにアンタはつけなくてもいい匂いするしね///」
こなた「……そ、そかな?」
かがみ「そうよ?なんかアンタの匂い嗅ぐとドキドキするっていうか幸せな気分になれるのよね……」
こなた「……なんか変態ちっくだよかがみん?」
かがみ「う、うるさい!とにかくアンタは香水禁止!」
こなた「むうう……」

モミモミ

かがみ「ひ、ひゃああ~!な、何すんのよ!」
こなた「むうう……なんかさっきからかがみんが女の子っぽくて可愛くてむかつくというか」
かがみ「だからって胸揉むなあ~!」
こなた「むほほ、たわわに実ってますなあ♪」モミモミ
かがみ「……やっぱアンタはオヤジだよ……」
こなた「むー……」モミモミ
かがみ「……」
こなた「むー……」モミモミ
かがみ「……」
こなた「むー……」モミモミ
かがみ「……なあ?いい加減揉むのを止めないか?っていうか何唸ってるのよ?」
こなた「……かがみんは胸があっていいなーって思ってサ」
かがみ「別に普通の大きさだと思うけど。って、アンタ『貧乳はステータスだ!』とか言ってたじゃない」
こなた「うん。別に負け惜しみじゃなく私自身はそれで満足しているのだよ」
かがみ「じゃあ何よ?」
こなた「いやあ……今揉んでみて思ったんだけど、かがみんのは私的にはジャストサイズで文句なしなんだけどさ……」
かがみ「そ、そう。あ、ありがと……」
こなた「かがみ的には私のはどうなのかなあって。なんせ私のはこんなんだから、かがみんも物足りないかなあって思っちゃってサ……」
かがみ「……つまり私のために悩んでるってこと?」
こなた「うん……」ショボーン
かがみ「ぐはあ!(かわええ!私のために悩んでしょんぼりしてるこなたかわええ!!)」
こなた「ど、どったのかがみん?」
かがみ「こなたぁ♪」
こなた「な、何カナ?」
かがみ「大丈夫!全然おっけーよ!胸なんかなくて全然おっけー!」
こなた「そ、そう?」
かがみ「うん!今からそれを証明するわ!」ガバッ!(タイタニックポーズのこなたを振りほどく)
こなた「ちょ!かがみ!」

バタン!ドタバタドタバタ!

あやの「柊ちゃん!はやまらないで!」
ふゆき「柊さん!ダメですよ!」
かがみ「ちょ!ちょ!何?何なのよ~?」
ふゆき「(携帯電話で)ひかるさん!確保しました!」
こなた「ど、どんだけ……?」


(ちょっと遡って)
職員室
ななこ「いやあ二人がいて助かったわー!まさか社会科準備室があないなカオスになってるとは思わんかったから途方に暮れとったんよ」
みゆき「いえクラス委員ですから……片付け終わってよかったです」
ななこ「柊もありがとな」
つかさ「いえいえ。どうせ終わるまでゆきちゃんを待ってるつもりだったし、いいですよー」
みゆき「つかささん、委員の仕事手伝わせてしまってすいません」
つかさ「いいってば。さ、あとはこのゴミを焼却炉に持ってけばいいんですよね」
ななこ「そやな。ほな行こか」

校庭
ななこ「そういえば最近泉とか柊姉とかとはつるんどらんのか?」
みゆき「いえ……そういう訳ではないのですが」
つかさ「お姉ちゃんは最近悩み事があるみたいで……」
ななこ「まあ受験とかもあるしなあ」
つかさ「最近はよくこなちゃんに相談してるみたいです」
ななこ「ふうん……まああの二人の事やし大丈夫やと思うけど」
みゆき「……(先生、つかささん……微妙に間違ってます……)」

焼却炉前
こう「ひかるちゃんさー。なんでこうなる前に掃除しないかなー」
ひかる「流石にふゆきも生物実験室まで掃除してくれんからなー」
こう「いや……自宅も普通はやってくれないですけどね」
ひより「こうちゃん先輩ー。こっち分別終わったッスよ」
こう「おっけー。じゃあ次こっちねー。てゆうか幼馴染が掃除してくれんからってアニ研の部員にやらせるのもどうかと思うんだがブツブツ」
ひかる「なんか言ったか?」
こう「いえ別に……」
ひかる「こんな時間まで学校残ってるんだからどうせヒマだったんだろ」
こう「年末の原稿のために残ってたの!!」
ひより「あ”あ”あ”あ”~!終わるのかああああああああ……」
パティ「H-I!ミナさんナニやってるんデスカ?」
ひより「あーパティ。生物実験室の片付けやってたんだけど、桜庭先生が適当にあるモノ全部ゴミ袋につっこんじゃったせいでここで燃えるものと燃えないもの分別してるとこ」
パティ「OH!ひかるセンセ、オモシロイもの持ってますネ」
こう「あー……昔あったエロゲ会社のカレンダーだねえ。何年前のだコレ?」
ひかる「あー、コミケのたびにもらったりするんだが私はカレンダー使わんからなあ」
こう「いやカレンダーは使おうよ……」
パティ「コレはなんデスカ?」
ひかる「あー、なんかのライブイベントの時に買ったオペラグラスだな」
こう「だから、こういう明らかに燃えそうにないものを突っ込まないでいただきたい!」
パティ「OH!ダレか屋上で絶望してマース」
こう「いつのまにかオペラグラスで遊んでるし」
ひより「絶望って?ちょっと貸して……あー、たしかに屋上に誰かいるっつーかアレは泉先輩とかがみ先輩!?」
こう「ちょっと借りるよ……あ!ア、アイツ、ゲーセンのチビか!ってひよりん知り合い?って“先輩”?」
パティ「ヒヨリ、アレはカガミが飛び降りようとしてるのを、コナタが抑えてるように見えませんカ?」
ひより「ああ……たしかに……ど、どうしよ?」
ひかる「落ち着け。ちょい貸せ……ああたしかに。アレはウチのクラスの柊だな。あのバカ、立ち入り禁止のとこに入ってやがるな」

(ななこ達が合流)

ななこ「おー。桜庭先生も掃除ですか?ウチらも今焼却炉使おうと思って……」
ひかる「黒井先生。ちょうどいいところに。コイツを見ていただきたい」
ななこ「な、なんですか?」
ひかる「屋上の貯水塔の方です。ウチのクラスの柊とB組の泉らしいんですが……」
ななこ「た、確かにウチの泉と柊姉ですね」
ひかる「どうも自殺を図る柊を泉が抑えているようですな」
ななこ「な、なんやて!?」
つかさ「ええ!!お、おねえちゃあーん!!」
みゆき「つかささん!落ち着いて!違います!自殺じゃ……」
ななこ「柊ー!!やめんかー!!くそう……悩んでんやったらもっとはよう気付いてやればよかった……ウチは教師失格や!」
みゆき「先生も!違うんです!多分そんなんじゃなくて……」
ひかる「ここからじゃ距離がありすぎて声が届かないようですな」
ななこ「ど、どないしたら……ここからだと走ってもあそこまで5,6分はかかるし……」
ひかる「考えがあります。屋上のすぐ下の五階には茶室があるんですが、今ならふゆき……天原先生が茶道部の指導をしてるハズ。携帯で連絡をとってみます」
ななこ「お願いします!ウチはとにかく校舎へ向かってみます!」
つかさ「おねえちゃあん!おねえちゃあん!」
みゆき「つかささんも皆さんも落ち着いてください!アレはそんなんじゃなくてですね……」

(校庭で部活中のみさおが合流)

みさお「おーう、妹じゃねえか。みんな揃って何やってんだー?」
つかさ「日下部さん!おねえちゃんが!おねえちゃんが!」
みさお「おおっと!何だよー?」
ひより「日下部先輩!屋上みて下さい!かがみ先輩が自殺しようとしてるんです!」
みさお「な、何だって!?……あ!あの馬鹿野郎!くそっ!」
ひより「どこ行くんスか!?」
みさお「体育倉庫だってヴぁ!下でマット広げてアイツ受け止めんだよ!」
つかさ「あ!日下部さん待って!私も手伝う!」
ひより「自分も行くッスよ!」
こう「私も行くよ!」
パティ「ワタシもデェス!」
みゆき「みなさん!みなさーん!あのー!あの……ああ……行ってしまいました……」

茶室
ふゆき「……使ってない風呂釜は後で洗うのでそこに並べて置いてくださいね。」
あやの「こっちの空の棗も片付けちゃいますか?」
ふゆき「ええ。お願いします。年に一度のお片付けですからしっかりやりましょうね」

ブー!ブー!ブー!

ふゆき「もしもし、ひかるさん?」
ひかる「ふゆき、緊急事態だ。すぐに屋上に向かってくれ」
ふゆき「何があったんですか?」
ひかる「ウチのクラスの柊が飛び降りようとしてるみたいなんだ」
ふゆき「まさか……」
ひかる「とにかく急いでくれ。私は校庭の端の焼却炉にいて遠すぎる。そこからが一番近い。頼む」
ふゆき「わかりました。電話はつないだままにしておきます」
あやの「先生、何かあったんですか?」
ふゆき「そういえば、峰岸さんは3-Cでしたね?」
あやの「はい。そうですけど……」
ふゆき「ついてきて下さい。柊さんが屋上から飛び降りようとしてるらしいんです」
あやの「ええ!そんな……柊ちゃんが……」

昇降口
ふゆき「……ひかるさん、屋上に着きました」
ひかる「よし、いいぞ。アイツは貯水タンクのとこにいる。そっと近づいてくれ」
ふゆき「わかりました。峰岸さん、いいですね?」
あやの「は、はい……」

屋上
かがみ「うん!今からそれを証明するわ!」ガバッ!(タイタニックポーズのこなたを振りほどく)
こなた「ちょ!かがみ!」

ななこ「あ!」
こう「あ!」
みさお「あ!」
つかさ「あ!」
ひより「あ!」
パティ「Oh,shit!」
みゆき「あ……」

ひかる「ふゆき!確保だ!」

バタン!ドタバタドタバタ!

あやの「柊ちゃん!はやまらないで!」
ふゆき「柊さん!ダメですよ!」
かがみ「ちょ!ちょ!何?何なのよ~?」
ふゆき「(携帯電話で)ひかるさん!確保しました!」
こなた「ど、どんだけ……?」
生徒指導室
こなた「……」ポリポリ
かがみ「……///」カァッ
ななこ「……で。二人だけでイチャイチャするために立ち入り禁止の貯水タンクの上に入ったと」ピクピク
こなた「ハイ。そうです」
かがみ「……その通りです///」
ななこ「……んで飛び降りようってのは“タイタニック”のポーズやったと」ピクピク
こなた「ハイ。そうです」
かがみ「……その通りです///」
ななこ「アホかー!!」プッツン
こなた「ごめんなさい」
かがみ「す、すみませんでしたあ///」
ひかる「まあまあ黒井先生。進入禁止の場所に入ったことはともかく自殺云々の騒動はこちらの誤解も多分にありますしな」
ななこ「まったくこっちも恥ずかしいわ……」
ふゆき「まあでも大事じゃなくて本当によかったです」
ひかる「まあ警察沙汰でもないですし、知ってるのは我々と何人かの生徒だけですから、我々で処分決めちゃってもいいんじゃないですかね」
ななこ「そうやなあ……よし!つーわけでお前らにはありがたい罰を与える!かみしめえやあ!」
こなた「ハイ」
かがみ「ハイ///」
ななこ「そやな……んじゃ今後一週間、ウチらの片付け手伝うこと!ええか?」
こなた「わかりました」
かがみ「わかりました///」
ひかる「おお。そりゃいいですな。生物実験室はともかくアニ研の部室の方もお願いしたいと思ってたんで」
ふゆき「ひかるさんは少しは自分でもやってください……」

生徒指導室前廊下
みゆき「……(やはり思った通りの結果でしたね……)」
ひより「ホンモノの百合カップルがこんな身近にいたなんて……」
パティ「三次元には興味ナイデース」
こう「今日の事も合わせて当分ネタには困らなそうだね。それにしてもあのチビが先輩だったとは……」
みさお「ったくぅ。それならそうと言ってくれりゃあいいのによう」
あやの「まあまあ。私も彼との事知られるのはちょっと恥ずかしいなとは思うし」
つかさ「はうう……お姉ちゃんがこなちゃんとなんて全然気付かなかったよ~><」
みゆき「つかささん……皆さんも友人として暖かく見守ってあげましょう」
つかさ「うん!もちろんだよ!」
みさお「おう!あったりまえだぜ!」
あやの「柊ちゃんはお友達だもの」
ひより「自分的には当然ッス!」
パティ「国にカエればレズカップルはいまスし、ワタシは全く違和感ありまセーン!」
こう「まあこれも何かの縁だしね……(これからやまとのとこにでも行こっかな)」

再び・生徒指導室
こなた「つかさやみゆきさんどころか知り合いのほとんどに知られちゃったネ……」
かがみ「いずれ言うつもりだったとはいえこういうカタチになるとは……一生の不覚になりそうだわ……」
こなた「コソコソやってたバチが当たったかもね」
かがみ「今回ばかりは神様の存在をちょっと信じたわ。ありえなすぎ……」
こなた「むふふ……」
かがみ「……何よ?ていうかアンタさっきから落ち着いてるけど恥ずかしくないの?」
こなた「いやあ、そりゃあ恥ずかしかったけれどもさあ。それ以上にこのドタバタが楽しかったかなあなんて」
かがみ「アンタには敵わないね……」
こなた「そゆわけで、これからもよろしくねかがみ様♪」
かがみ「……バカ///」


(さて今回蚊帳の外のお二人は……)
みなみ家
ゆたか「お邪魔しまーす」
みなみ「ただいま……」
チェリー「わふっ!」
ゆたか「わあ!チェリーちゃんこんにちわ!」
みなみ「ゆたか……チェリーと遊んでてあげて。私は飲み物を入れてくるから……」
ゆたか「うん!ありがとうみなみちゃん」
チェリー「わふっ!わふっ!」
ゆたか「ひゃあ!くすぐったいようチェリーちゃん♪」
みなみ「……(かがみ先輩が言うには……チェリーは犬……法律的には飼い主の所有物……所有権……占有……ペット……ゆたか……)」
ゆたか「みなみちゃん?どうしたの?」
みなみ「いや……なんでもない。お砂糖は一つ?」
ゆたか「うん。ありがとう♪」
みなみ「……(もう一度、かがみ先輩と話してみる必要あり、か……)」


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コメント:
  • バレた……! -- かがみんラブ (2012-09-18 06:45:27)
  • マリア様がみてるwwww俺も好きです! -- 名無しさん (2010-07-11 17:52:04)
  • 萌えた、作者GJ!! -- 名無しさん (2008-11-03 16:14:44)
  • このシリーズ面白すぎ。みんなイイ味出してる! -- 名無しさん (2008-10-31 13:26:14)
  • 一番上の写真の後ろ側の本がまりみてで吹いたww
    続ききになるぅ~ -- 名無しさん (2008-10-25 13:55:51)
  • とりあえず、俺もフィグマが欲しくなりました…
    さて、ついに関係が公になったバカップル。これからはさらに暴走するのでしょうねw
    今夜も元気に「続き作って〜…」と枕元で囁いてきます(ニヤリ
    今回もGJな作品ごちそうさまでした -- にゃあ (2008-10-23 04:30:49)

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