突然のこなた留学

このページを編集する    
「あのね、私‥留学することになったから。」

いつもの昼食時間。
こなたが何気なく放った一言は、まるで鉛のような重みが有った。


☆突然のこなた留学☆


…。
一瞬、コイツが何を言っているのか私には分からなかった。
留学って、あの外国に行っちゃう留学の事…?

「こ、こなちゃん、留学しちゃうの?!」
「これはまた突然な話ですね…」

みゆきやつかさが驚いて声を出す。
だけど私には声を出せる余力すら無かった。

――こなたが外国に行ってしまう‥?

そんなバカな!
みゆきとかならまだしも、こんな成績も生活習慣も悪いオタクが、なんで留学なの?

「いやー、パティに是非向こうの学校でオタクについて語って欲しいと頼まれてね~」

…。

あ の 金 髪 外 人 か !

あの野郎!よくも私の可愛いこなたを唆しやがって!
後で剥いてやる!ちくしょう!

「・・それでね、明日出発するから、当分会えなくなるから」

「「「え…?」」」


明日…?
ちょっと待て。明日って言ったのかコイツ‥?

「‥説明してください、泉さん。一体、明日ってのはどういう事ですか?!」
「こなちゃん、もしかしてずっと私達に黙ってたの!?」

「…ごめんね。本当はずっと前から留学の事は決まってたんだ。
 でも私は…言い出せなくて。
 それに、みんなとこうして最後の日までいつも通りにいたかったんだ‥。」

こなたが座っていた椅子から立ち上がる。
眼には涙のようなものが光っていた・・



――みんな、ゴメン!!
――それと、ありがとう…!!
――私は、みんなと過ごせて本当に楽しかった!!



深い、お辞儀をしていた。
蒼い髪が垂れ下がって床に接触していた。
‥何だというのだ、コレは!

「こなちゃん!いつ帰って来るの!?」
「学校はどうするんですか、泉さん!!」

二人が寄ってたかって尋問をする。
私にはそれが現実ではない、何かの間違いにしか見えなかった。

「帰れるのが何時になるかはわからない。学校には休学として扱ってもらってる」

‥なによ。
‥なによなによなによ!!
…こんなの‥信じないっ!!

私はとうとう閉ざしていた口を開ける。

「あんた‥!本当にその留学を行かなくちゃいけないの?
 ‥そんなの、行かなくてもいいじゃない!!」

自分勝手な気持ちを言っている事はわかっていた。
だけど、もう言葉を抑える事が出来なかった。
だって、私はこなたの事が好きだから。

「…かがみ。この留学は私にとってチャンスなんだ。
 向こうでいっぱいアメリカの文化を勉強してくる。
 勉強だけじゃない、私自身を変えるための良い機会だと思ってる。
 だから、私は行く事に決めたんだ!‥」

「あんたは・・」

――何も知らない。私の気持ちにも気付かないで…

「あんたは‥!何も変わる必要なんて無いのよ!!
 いつも通りこの学校に来て、いつも通りにみんなとくだらない話で盛り上がってればいいのよ!!
 どこにも行く必要なんて無いんだから‥ッ!!」

「かがみ‥
 ‥ごめんね」


こなたの意志は変わらない。
私の気持ちなんて届かない・・・・・。

「宿題なら‥見せてあげるからぁ‥」

「かがみ、ごめんね。
 ――私、行ってくるね...」


――――こなたぁ!!……………



‐‐‐‐‐‐‐


「お姉ちゃん、そろそろ学校行かないと」
「うん、わかってる‥」

昨日、泣きすぎたせいで眼が痛い。
なんだか頭も痛い。。

「こなちゃん、ちゃんと家出られたかなぁ?」
「ふん‥。いつものように遅刻して飛行機にも乗り遅れちゃえばいいのよ!」

もう空港に向かってるだろうか。
アイツが一人で旅行鞄持ってそういう所を歩いてる姿なんて想像したくもない。

朝の通学路は憎たらしい程に快晴で、飛行機も飛びやすそうだ。
いっその事、台風でも来て運航中止とかにでもなればいいのに。。

「もうこの場所で、遅れてくるこなちゃんを待つ事も無いんだね」
「ふん、アイツは毎回ここで私達を待たせてたわね‥」

駅のホームでアイツの姿がいない。
いつもの待ち合わせ場所に、アイツはいない。
もう、待っていてもアイツは此処に現れない‥。

私は、本当はアイツを待っているのが好きだった。
遅れてやって来るアイツに文句を言い始めるのが楽しみだった。
そうやって私達の一日はスタートを切っていたんだ。

…アイツがいなければ私はスタートを切ることが出来ない。
そんな事、わかっていた。
私には、アイツが…‥


「つかさ‥私、今日は学校休むわ」
「うん、頑張ってね‥お姉ちゃん!」


――アイツの所へ。
――最後にもう一度‥‥


‐‐‐‐

私は空港へ向かった。
自分の気持ちが赴くままに。
このままだと、私は後悔する。

しかし急いで来たものの、空港内は広すぎて途方に暮れそうだった。
それでも私は探し回る。アイツに会いたくて、アイツを求めて‥。
人々がめぐるましく行き交う中で、小さなアイツを探し出すのは容易ではない。
だけど・・それでも・・・・

――声が聞こえた…。

「かーがみん♪何やってんのかナ~?」

バッと振り返る。
そこには‥猫口でニマニマしたこなたがいた。
腰が抜けたかと思った。

良かった・・間に合ったんだ・・・

「ふふ~♪やっぱり来たね、かがみん♪♪」

旅行鞄に、少し大人っぽい服を着ていて、いつもと少し違う感じ。
でも妙に嬉しそうなコイツは私を見て微笑んでいる。
まるで私が来るのをわかってたみたいに。。

「言っておくけど、私はあと15分程で飛行機乗らなくちゃいけないから、話は手短にね♪」

…15分?
そんな、もう時間があまり残されてない‥

私は・・・私は・・・・



1.気持ちを押し込んで見送る。でも涙は抑え切れない・・

2.「行かないで!」と叫ぶ。強引にでも行かせはしない!

3.私も一緒に行く!こなたの所になら何処にだって!!


選択式です。
好きなのを選んで下さい。

(管理人注:作者さんは後日続きを投下なさるご予定だそうです。)

コメントフォーム

名前:
コメント:
  • この後どうなるの!? -- かがみんラブ (2012-09-15 02:33:15)
  • 3ですかね、個人的には見てみたいです。 -- なお丸 (2012-07-09 01:41:46)
  • あえて1 -- 名無しさん (2010-11-15 18:57:00)
  • 3・・・かな? -- タバサ (2010-11-15 15:39:01)
  • 迷うけど……ん、2だな                               それが、良い -- 名無しさん (2010-11-14 23:24:09)
  • 迷うなぁw 3で。 -- 名無しさん (2010-04-01 13:25:30)
  • 3!!悲しいのはイヤだもん -- 名無しさん (2010-04-01 01:35:19)
  • ぜっっっったい3!!これしかない!!! -- 名無しさん (2010-01-07 21:54:30)
  • デレだもん、3でしょう! -- 名無しさん (2010-01-07 21:22:32)
  • 2番希望!! -- 名無しさん (2009-05-24 00:01:15)
  • 1番かな?

    -- あみ (2009-05-23 21:15:42)
  • 1番かな -- こうもんずりゃー (2009-05-21 23:08:28)
  • んなもん「3」以外選択肢はないですよ -- こなかがは正義ッ! (2009-05-21 00:15:53)
  • 断然3番 -- 名無しさん (2009-05-20 21:17:26)
  • 3番キボン。 -- 名無しさん (2009-01-18 02:45:53)
  • 一味変わったような感覚で面白かった~
    個人的には3ですかね。
    -- 柊ただお (2008-10-27 22:39:26)
  • やべ、泣いた…2をキボン!!!!

    -- 名無しさん (2008-10-20 09:06:54)
  • もう最高のネタですね♪♪
    最後の選択肢は、どれも捨てがたいのですがι選ぶなら3番ですかね☆

    かがみの予想外の言葉に、こなたが嬉しくも呆れてしまう姿を見てみたいです(笑) -- チハヤ (2008-09-26 05:45:41)

|新しいページ|検索|ページ一覧|RSS|@ウィキご利用ガイド | 管理者にお問合せ
|ログイン|
  



★Counter

TOTAL: -
TODAY: -
YESTERDAY: -

★更新履歴

取得中です。