作法どおり全裸待機

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そして目の前にはベビードール一枚のこなたがいた
わたしもベビードール一枚で、しかも二人っきりでこなたの部屋にいた
なにをいってるのかわからないと思うけど私もどうしてこうなったのか今でもわからない
とりあえず聞いてほしい

それは朝こなたがいつもどおり皆と通学するために現れたときのことだったのよ
ああ…今思い返しても、なぜそんなことに気づいたのか分からない
「おはようかがみん、つかさー」
「(こなた…何か悩んでる)おっすこなた…?」
「(おねえちゃんの様子がおかしい)?こなちゃんおはようー」
どうせいつものようにとりとめないことで悩んでいるのだと
この時はスルーしたのよ?
でもこなたに感じた”悩み”(主にわずかにアンテナが下がる)が気になった私は
こなたがもし昼休みになっても悩みを解決できないでいるのだったら力になりたいと思ったのだ
でもこの事をこなたに直接伝えることは無いと思った
昼休み、いつものようにお弁当をもって席を立つ
不定期に一緒にご飯をしようというみさおは今日は昼休みを部活の後輩と取っている
峰岸は私を見つめるなり、がんばってねと一声残して席をたって別の友達の所へいった
いつもの後ろ髪ひかれるような思いはない
風向きは私に向いている!と言い聞かせ場合によっては酷い状況を共に頑張って行くことになるかも知れない
こなたたちの下へ足早に向かった
「おーっす!!」
よお柊とかこんにちわ柊ちゃんなどと声がかかる
もう一つの故郷みたいな感じかもしれない
そんなことをかんがえた瞬間、いつものように席にいる人間を確かめなかったことを後悔した
「かがみぃーん♪」
後ろから腰に腕をまわして抱きついてきた生徒がいた
「うひゃあああっ」
弁当を取り落とさなかったのは奇跡だ
「こっこっこなたぁあ!」
「油断大敵だよかがみん。私がその気ならかがみの(ブラジャーの)ホックを外してみせる」
「外すな!もうー…外にいたのね。本当に油断してたわ」
ため息をつきながらこなたの手をとって机へと向かった
ここで怒ったところで私の目的は達成できないのだから
みゆきさんとつかさがにこにこと迎えてくれた
「戻ってきたらかがみがクラスの人の声に気をとられている感じがしたからさぁ
ちょっとおどかしてみたのだよー」
「弁当おとしたらどうするんだ」
「そのときは私とコロネを二人でポッキーゲームのようにだね」
「コロネゲームか、やりにくいぞそれ…」
「かがみとならチョコレートでどろどろになってもいい!むしろそんなかがみを」
「はいはい・・・」
「こなちゃんどんだけー、そういえばお姉ちゃん今朝様子おかしかったよね?どうしたのー?」
みゆきがこなたにチョコレートについて逸話を披露している間につかさが話しかけて来た
「あ、気づいた?さすが(双子の妹)というか(つかさなのに)意外というか」
「えへへぇ」
頬を赤らめるつかさ
それを見たみゆきがつかさを褒めている間に、このチャンスを有効活用することにした


「こなたが悩んでいるように見えたのよ」
もう高校三年のこの時期受験生に悩みは絶えないはずだ
こなたにかぎってずっとそれは無いとも思っていたけれど
こなただって受験勉強になにか悩み事ができることもあるかもしれない
実は進路希望にいい加減なことを出した後に私と同じ学校にいきたいと口頭で先生に言ったのは既にわかっているのだ
散々冷やかされたから
もう…こなたったら…(赤)
「全裸待機について悩んでいたのだよ」
「ブハッ」
「「ゼンラタイキ?」ですか?」
「ゆきちゃんゼンラ・タイキって有名な人の名前?」
「…うーん、私もしりませんねぇ」
「あんた全裸待機って」
わかる人とわからない人、この差が一般人とおたくを分けるというのなら私は分からない人でいたかった
さっきまでの蕩けた感情がどこにいったのかわからない
うぅ、蕩けてないわよ!くっ
「そのまんま、ネット用語でさ、ヲタが待ちに待ったものを待つときにする作法のことだよ」
「まぁ、じゃあ全裸で待つんですか?風邪を召されたりしないのでしょうか」
「え、ええ?ゼンラ・タイキって全裸待機??どういうことぉ」
「なんでそんな事で悩んでいるんだ」
心配です等とみゆきとつかさが顔を見合わせているのを尻目に私はこなたと向き合った
「いやね、お父さんは昔やった事があるみたいだけど、わたしはないのだよ
これでもヲタを極める一人として全裸待機したいのだけど
家にはお父さんやゆーちゃんがいるからね
さすがに一人じゃ違和感ありまくりだからさぁ」
「つまり全裸待機できなくて悩んでいたのか。ば・か・も・のおおお!」
こなたの肩を掴んでがくがくとゆする
「あぁぁあぁ…だからかがみを誘いたいんだよ。」
「やるかぁああ!」
「お父さんが今日いなくてチャンスなんだよ!ゆーちゃんなら見られても…
よくないけれど二人ならなんとかごまか…うわああ」
そして、二人だけのパジャマパーティになった
意外に強情なこなたは下着だけ、下着とぶらだけ、とハードルを徐々に下げて食い下がったのだ
結果はぱじゃまで新番組を待ち、そして鑑賞する会である
さらにそのぱじゃまは新たに購入する
正装だからとはこなたの弁
「なるべくおそろいにしようよぅ」
お母さんと連絡をとった後、途中でみゆきとつかさと別れデパートへと向かった
こなたは私の右腕をぎゅっと抱きしめながら甘えてくる
「せっかくだから一緒でもいいけれど、おい、なにえらんでんだ。それはちょっと大胆すぎないか?」
微妙に透けるベビードールを手にこなたは私を見つめていた
「やっぱりかがみはスタイルいいからね、なんだかんだいってダイエット成功したんだね」
「してないわよぅ」
先日成功で油断してもどった
「だ、だいじょうぶだって!今日のこと恩にきってかがみのお母さんとつかさにダイエットメニュー教えるからさー」
「我が家の台所がもはや主に二人だけになっているのも問題よ」
本当に私はなんで料理するとことごとくだめなのか我ながら本気で将来を心配している
「かがみには私とつかさがついてるから心配いらないよ」
「つかさにはいろいろ教えてもらったんだけれどいまだにあのお弁当よ?」
交代制でつくる弁当の中身は既に知られつくしている悲しいことだ
「かがみを嫁にするのはこの私だからだよ
かがみに足りないものは私が全部もってるから
心配しなくていいんだよー」
会計をすませたこなたとデパートを出てこなたの家へ向かう
私は唐突なこなたの告白に熱をもったような頬と暴走したような心臓を抱えて
こんどはむしろこなたに手を引かれるようにエスコートされてしまった


「ハッ」
「お、かがみ正気にもどったね」
泉家の玄関前で正気にもどった
「あれ…?買い物は??」
「もうおわったよー♪かがみってば真っ赤になって上の空で私にきがえさせられてるんだもの
ずいぶん取り乱していたよねー」
かわいかったよ♪などといいながら心を荒らす小悪魔はいつもそばにいた
「ただいまー」
「お、おじゃまします」
「あ、お姉ちゃんおかえりー」
泉家でいつものようにお泊り会そして…冒頭の内容である
「どうかな?似合う?」
「うん、かわいいわよ…」
恥ずかしくて虚勢を張ることもできない
こなたの部屋でわたしとこなたは…
「かがみもよくにあってるよ、とても綺麗だよ」
新番組みるのもったいないよね録画しているしといいながら私をベッドへ導く
「あ、ちょ…ま!」
いつもより弱弱しい私をひょいと抱えあげるとべっどにのせて座って見詰め合う
「一緒にねよう、いつかきっとかがみが自慢できる私になって見せるから
全裸じゃないけど、いつか一緒になれるときを全裸待機だね」
こなたは私のために受験勉強をがんばっていた
目頭があつくなる、今はまだ恋人未満だからいつものお泊り会のように一緒に眠るだけ
でも薄手の寝巻きの分だけ近寄れた気がしてこなたを抱きしめて眠る
意識が落ちるときに感じた唇の柔らかさが大切な思い出になった


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  • ベビードールww全裸より本気待機www -- 名無しさん (2009-07-27 12:29:12)

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