演劇:らき☆すた美女と野獣

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「演劇:らき☆すた美女と野獣」
 美女(ベル):かがみ
 野獣(王子):こなた
 ベルの父:つかさ
 魔女  :ゆたか

魔女の呪いで、姿を変えられた城の者たち
 ポットのメイド:みゆき
 ろうそくの給仕係:みなみ
 時計の執事:みさお
 洋服ダンスの家来:あやの
 羽根ばたきの家来:ななこ
 コップの家来:ゆい

監督:パティ
助監督:ひより


ある町のある家のある一家。二人の中の良い〈父親〉と〈娘〉が住んでいました。

「それじゃあ、お姉ちゃん。出かけてくるね!」
「うん。いってらっしゃい。そろそろ、いいかげん劇を演じてるということを自覚してよね、『お父さん』」
「うん!分かったよ!お姉ちゃん!」
「家のことは私に任せといてね、だからさっさと行ってこい」
「夕方までには戻ってくるからね、お姉ちゃん!」
「逝ってらっしゃい」
「行ってきま~す!」


つかさの『お父さん』が家から出ていった後、私は壁に力いっぱい拳を打ち付けた。



『ハ~イ☆それじゃあ、次のシーン行くネ!』
『次はお城のシーンっすよ!』
耳もとから、編集室にいる監督&助監督のパティとひよりの声が聞こえる。

今回は、役者はイヤホンを付けて、そこから指示を受けながら演技することになっている。
それに加え、イヤホンに内臓されたマイクで、監督側にも声が届くようなハイテク装備が整っている。

よくここまでやるわね。こんな三文芝居で。 …いやいやいや!!主役は私、私っ!!



森の奥にある城。そこには、傲慢な王子が住んでるという…
その城には、王子こなたと、メイドのみゆき、給仕係のみなみ、執事のみさお、家来のあやの、ななこ、ゆいが住んでいた。

「お食事の用意ができました」メイドのみゆきが言った。

「メイド姿のみゆきさん萌え~☆」この城の王子こなたが言った。

「…」給仕係のみなみが料理を並べている。

「なぁ、ちびっ子ぉ~、今日のうちらの予定どうする~?」執事のみさおが言った。

「みさちゃん。執事、執事…」あやのが言う。

「そだねぇ~…今日一日皆でまったりネトゲでもしますか~」
「賛成や~!!」家来の一人のななこが言った。

「んう?私はこの前みたいにまたカーもので熱くなりたいんだけどねぇ~」家来のゆいが言った。

「むふ~、いっそのこと、全員にメイド服装着させよっかな~♪」王子が言った。

舞台袖から見ていたかがみは思った。
(…まあ…確かにある意味傲慢な王子よね)

「こんにちは。魔女です。この城に一泊泊めてもらえないでしょうか?」
(のっけから魔女名乗りかよ!しかも登場いきなり過ぎ!)

「いいよいいよ~。自分の家だと思って気楽に過ごしたまえ~」
(ちょっ!!こなた!傲慢な王子が魔女を追い出さないとストーリーは成立しないのよ!!)

「む、そんな優しい心を持たない王子には魔法をかけちゃいます!」
(それは、脚本通りの台詞…)

「あ~れ~…私の体が子供に戻ってゆく~(違)」
(元々よ。 『体は大人、頭脳は子供』その名は名探偵こなたん! ←冗談よ)

「うふふ…王子様。その野獣の姿の呪いを解くには、『真実の愛』を見つけなくてはなりません!こんな王子様に教育した家来さんたちにも呪いをかけちゃいます!」
「「「「あ~れ~!」」」」
(すごいわ。話がかみあってないのに、劇が進んでゆく…)


メイドのみゆきは、ポットの姿になった(頭にポットを付ける)
給仕係のみなみちゃんは、ろうそくの姿になった。
執事の日下部は、時計になった。
家来の峰岸は、洋服ダンスになった。タンスて。
同じく家来の黒井ななこ先生は羽根ばたきになった。羽根ばたきって何よ。
同じくゆいさんは、コップになった。…コップね。

魔女のゆたかちゃんが言った。
「皆さんは、『真実の愛』を見つけなければ元の姿に戻れないのですよ!」


その時。

魔女はある一人の女性と目が合った。

二人は熱い眼差しで見つめ合った。

その瞬間、
 み な み ち ゃ ん は 元 の 姿 に 戻 っ た 。

早くも真実の愛を見つけたらしい。こうしていきなり二人だけハッピーエンドとなった。


『ふおおおお…キタっすよぉぉぉぉ…あの二人の百合はガチっすよ!ガチ!』
『ウ~ン、いつも通りあの二人の恋は萌え萌えネ☆』
イヤホンから奇っ怪な言葉が聞こえてくる。

「…ゆたかに会ったおかげで…私は元に戻れた…」
「みなみちゃん…真実の愛を見つけられたんだね…」
「ゆたか…」
「みなみちゃん…」
二人は抱き合って、お互いの愛を確かめあっている。主役はどこへ行ったのかしら。

『きゃあ~☆ナンテ純粋なLOVE!萌えるですネ~!』
『いいっす!これはいいっす!同人の参考になるっす!!』
またも奇怪な言葉が聞こえてくる。私のイヤホンの調子が悪い。


「ごめんくださ~い!」
つかさが入ってきた。もう訳わからん。

ストーリーを復習しておくと…確かつかさ演じる私の『お父さん』が野獣のいる城に迷いこんでしまい、
野獣に捕まってしまい、私は父を探しにいく…という話だったわね。


忘れてた。


「おお~、柊妹やないか~、この前のテストよく出来てたで!」
「本当ですか~?わあ、嬉しい!」
「つかささん、頑張ってましたからね」
「えへへ…ゆきちゃんがしっかり教えてくれたおかげだよぉ」
「良かったねえ~、つかさちゃん!」
「あ、ゆたかちゃんのお姉ちゃん!この前言った海は楽しかったです!」
「あ~、そんなことあったねえ!今度また行っちゃおうかぁ~!」

「劇の最中に内輪話をするなあああああ!!!!!」と、私は激をとばした。


それと同じ頃、背景では…
時計の執事のみさおと、洋服ダンスで家来のあやのが話していた。
「私ら…時計と洋服タンスかぁ~…背景もベテランって感じだな!」
「うふふ、みさちゃんたら…」
「私は、もうメインじゃなくても構わねーぜ!☆」
「構わないんだ…」
「あやのぉ、私は背景だけでこの劇を多いに盛り上げてやるんだぜぇ~!!!」
その時、
「劇の最中に内輪話をするなあああああ!!!!!」というかがみの声が聞こえてきた。

「みゅ~~~~~~、ひいらぎに怒られた~…」
「よしよし…」

さて。
私は、父が城の野獣の捕まったと聞いて、急いで城へやってきた。
そこの城で待っていた恐ろしき野獣…
「ふっふっふ。ようこそ野獣の城へ、かがみん」

「…こなた」

あんた…ぬいぐるみみたいよ。

こなたは、野獣の着ぐるみを着ていた。
しかし、この小柄なコイツが着ても恐怖を感じることは全く、ない。むしろ可愛いくらい。可愛い。

「着ぐるみねぇ…」
「着ぐるみ好きの女の子ってばミントみたいだね。青い髪だし」
「何の話だ」

私の『父』のつかさが言った。
「わあ、こなちゃんの衣装カワイイ~!」
「ありがと~。つかさの衣装も良いよ~」
「えへへ…ありがと、こなちゃん!」
捕われの身とは思えん父。


しかし、私は劇を進めるべく、指示された台詞を言う。
「ど、どうか、父だけでも町に帰して下さい!私が城に残ってもいいので、どうか…!」
「え?わたし、この城にいてもいいよ。楽しいし。いいでしょお姉ちゃん?」
演劇の自覚のないつかさ。一瞬、この妹に殺意が沸いたのは秘密だ。
その後、私は「目」でつかさを脅して、しぶしぶ町に帰らせた。


そして、私は父の変わりに仕方なく、

仕 方 な く 、この城に住むことになってしまった。

メイドのみゆきが言った。
「かがみさん、お茶をどうぞ」
あ、どうも…
いや。人質を接待すな。

ここでの暮らしは大変だ。
野獣の王子様や、家具の姿になってしまった家来たちのお世話をしなくてはいけないのだから。
掃除、洗濯、料理…
…料理は、まあ、給仕係の人だけ(なぜか)元の姿に戻っていたので、やってくれたけど。
ちょ、魔女と給仕係、イチャつくな。
あと、深夜までネトゲに付き合わされたり。
かなたさん、お鍋かぶって出てこないで下さい。
…ここでの暮らしは大変だ。


しかし、しばらくの間、この城で暮らしているうちに、美女と野獣は仲良しになった。
そして、二人は恋に落ちていった…

私と野獣のこなたは、ダンスホールでダンスをしていた。
こなたは、どこで覚えたのか、かがみをリードしながらステップを踏んでいく。
「楽しいね、かがみ!」
「うん…」
「こないだのシンデレラの時もさ、こうやって二人で踊ったよね~」
「ふふっ、そうよね…わ!わっ!」
ステップをはずして転びそうになった私を、こなたは受け止めて、元の態勢に戻してくれる。
「あ…ありがと…」
「くふ、かがみんて料理とダンスに関してはドジっ子なんだね☆」
「う…うるさいわねっ!
 …でもさ。こなた、野獣なのにちっこいから全然怖くないわよね~」
私はいたずらっぽく言ってやった。
「むぅ…」
「でも、その姿のあんたも…結構可愛いわよ!」
「ふぇ?」

『見よパティ、これがツンデレというやつだ!!』
『カガミの萌え要素の一つネ♪』
監督ら、ちょっと黙れ。

私とこなたは、バルコニーに移動する。城の高いところから舞台全体が見える。
『さあ~~!!こっからは美女と野獣の愛のシーンっすよ!!かがみ先輩、思う存分泉先輩に気持ちをぶつけてやって下さいっス!!』
…弱冠イラッときた。

「でも…真実の愛を伝え合うって…どうしたらいいのかしら?」
「そりゃ告白するんでしょ?『私…こなたのことが大好きなのぉ!!』って萌え声で言って!」
「い、いやよ!!そんなの!!なんで私があんたなんかにっ…!!」
「むふふ~、劇でやってることなのに、私を意識するかがみん萌え」

『それも可愛いネ、カガミ♪』
イヤホンぶっ壊したくなった。

「でも、告白…か。なんて言えばいいのかしらね…」
私は困ったように笑う。

「じゃ、かがみ。聞いて」
「え?」
こなたは、イヤホンマイクをはずした。
「こなた…」
私はこなたの気持ちを察して、マイクをはずした。こっから先は人に聞かれたくない。
なんだか私の胸がドキドキしてくる。


「な、なんでマイクをはずしちゃったんすか!?声が聞こえないっすぅ~~!」
「う~ん、残念ネ…ココから先ハ二人だけの秘密のようネ」


「かがみ」
「…何?」
「かがみ…、私かがみにしょっちゅう怒られてるけどさ、それは私のためにいろいろ気にしてくれるからなんだよね…?
いざとなったらちゃんと助けてくれるし… こんなだらしない私のことでもちゃんと面倒見てくれるよね?
かがみってホントはすごい優しい人なんだなってのが分かるヨ…そ、それにツンデレだから…萌えるしさ…」
こなたは頬をかきながら照れ笑いをしながら話す。

そ…それは、美女と野獣じゃなくて…あんたの気持ちでしょ。

でも…

「ふふっ…
私はね…こなたにはいっつもからかわれて、よく怒ったり、呆れたりするけどさ…そういうの嫌いじゃないのよね…
むしろ、毎日楽しくて仕方ないくらいよ…
それに、こなたは… 人の気持ちをちゃんと考えてくれるところがあるのも…知ってるんだからねっ。
だから…ね、これからも、えと、その…よろしく…ってね…」
…は、恥ずかしい…聞いてるのがこなただけとは言え…

「かがみ」
こなたはとっても嬉しそうに笑ってくれた。頬が少し赤い。

「ちょっとだけ目ぇつぶって」
「何で?」
「いいから!劇を進めなきゃいけないでしょ?」
「う、うん…な、なに…するの?」

私は目をつぶった。ああもぅ、この後されることは大体わかってるのに…

こなたは、顔を真っ赤にした私の顔に近づいた。
「んっ…」

ちゅ。

私の頬にキスしてきた。やっぱり恥ずかしいわよ…

「あ…」
私が目を開けると、こなたは王子様の衣装に包まれていた。いつの間に着替えたのか分からなかったけど、
…格好良かった。

「真実の愛を見つけられて、元の姿にもどれたヨ!私」
「…うん。 うふふ…こなたぁ…」
「…なあに?」
「こなた… …私の…王子様っ!!」

私はこなたに抱きついた。なんだかよく分からないけど、すごく嬉しくて…

「ちょっと、かがみぃ~…どうしたのさ~?」
「えへへ…こ~な~た☆」
「今日はデレ成分高めだよ、かがみぃ…」
今はこなたの方が恥ずかしがってるみたいだ。たまにはこういうときがあってもいいよね!

「王子様っ!」
「もう、かがみん甘えすぎ…」
「こなた様~!」
「くぅぅ…なんだか恥ずかしくなってきたよぉ~、そろそろ離してよかがみん…」
「…やだ」


「絶対離してあげないんだからねっ!!」

きっと今の私の顔はとても嬉しそうに笑ってるんだろうなあ…


…しかし、皆の前でまたもこんな恥ずかしい姿を見せてしまっていたことに気付くのはまだ先だった…



こうしてこの劇はハッピーエンドを向かえた。

他の家来の魔法は溶けてないけど。


あ、ちなみにつかさとみゆきはその後、溶けたという。









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コメント:
  • かがみこなた。つかさみゆき。ゆたかみなみ。と来ればみさおあやのかね? -- かがみんラブ (2012-09-23 18:45:43)
  • ゆたかとみなみが自由すぎるwww
    腹筋が崩壊したww

    作者GJ! -- 名無しさん (2009-11-26 08:09:44)

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